日本で購入するガイドブックには載っていない、ドイツの観光地ハルツ地方。ハルツ地方といえば、世界遺産に登録されている歴史ある街や、ゲーテの小説「ファウスト」に描かれた魔女の夜「ヴァルプルギスの夜」が開かれることで有名です。
今回は、ハルツ地方へ旅行するならどの街へ行けばいいのか、どうやってハルツ地方へ行けばいいのかを詳しく紹介していきます。
ハルツ地方の街たち
それでは、ハルツ地方にはどんな街があるのかみていきましょう。私が訪問した街は、別の記事も書いているので、そちらも参考にしてみてくださいね。
ヴェルニゲローデ(Wernigerode)
ハルツ地方の中心的な街。北ドイツで最も高い山ブロッケン山への蒸気機関車が走っています。また、ノイバイシュタイン城に次ぐ美しさと言われている
ヴェルニゲローデも必見です。
クヴェトリンブルグ(Quedlingburg)
クヴェトリンブルグは、ドイツ最古の街と言われており、ドイツらしい木組みの家々が立ち並んでいます。それも頷けるほど、情緒のある街並みが魅力。世界遺産にも登録されています。
ターレ(Thale)
ターレは、自然溢れる街。街自体は小さいですが、数々のハイキングルートの出発点。ハイキングルートの途中にあるヘクセンタンツプラッツは、魔女たちが宴会した場所と言われており、毎年4月30日に行われるヴァルプルギスの夜の際には、最大のイベントが開催されます。
ゴスラー(Goslar)
鉱山で栄えた街ゴスラーでは、木組みの家々だけではなく、鉱山博物館もあるそうです。クヴェトリンブルグと同様、世界遺産に登録されています。
ハルツ地方へのアクセス
ベルリンからハルツ地方へ旅行に行くなら、ハルツベルリンエクスプレスを利用するのが便利です。ベルリン西駅、アレクサンダー広場駅、ポツダム駅といった主要駅からハルツ地方へ向かうことができます。
ハルツベルリンエクスプレスは、ゴスラー行きとターレ行きがあります。ほぼ同じ時間に二つの列車がやってくるので、行きたい街の電車に乗るように気をつけてくださいね。上記の路線図と時刻表は、こちらのパンフレットで確認できます。
切符は、車内で購入可能。往復の切符を購入しておいた方がお得です。大人二人カップルの場合35ユーロでベルリンーハルツ地方の街を往復することができます。週末だとさらにお得です。
ハルツベルリンエクスプレスは基本的に週末と祝祭日のみの運行かつ、運行本数はかなり少ないので乗り過ごしや乗り遅れには超注意を。私が利用した日は、ベルリン西駅から乗ろうと思ったら、運行計画が変わり西駅には止まらないことになったので、Wannsee駅まで行かなければなりませんでした。
運行時間や路線の変更は、ドイツあるあるです・・。時間の余裕を持って駅に行き、もしお目当の電車が掲示板のスケジュールに見当たらない場合は、駅員さんに確認しましょう。
この週末切符を使えば、ハルツ地方の好きな街で降りることができます。帰りも、どの街から乗っても大丈夫。しかし、ハルツ地方の街間の移動はこの切符には含まれないので、別途切符を購入してくださいね。
例えば、ベルリンからターレ駅まで行って降りて、その後クヴェトリンブルグ駅に行きたい場合は、切符が必要です。この場合は、一人3ユーロでした。
最後に
魅力的な街が多いハルツ地方。一度に全ての街を訪問してみても良いし、気になる街だけを訪問しても良いと思います。私は、ヴェルニゲローデ、クヴェトリンブルグ、ターレの街に行きましたが、すっかりハルツ地方が気に入ってしまったので、ゴスラーにも行ってみたいなあと思っているところ。
是非穴場の観光スポットハルツ地方にも足を伸ばしてみてください!
ではでは。