新型コロナウィルスの影響で、現在飛行機に乗り移動するには通常よりも多くの準備が必要とされます。
観光目的の飛行機搭乗はどの出発地からでも控えるべきではあると思いますが、どうしても飛行機に乗って移動しなくてはならないこともありますよね。
ドイツ在住の私も同様でして、スペインに住む家族訪問のために飛行機乗りました。出発・目的地や利用航空会社によって、多少違いはあるとはありますが、大概の流れは同じと思うので、コロナ禍中での飛行機利用の必要な準備について紹介していきます。
当日までの準備
目的地の状況を随時確認する
新型コロナウィルスにおける移動制限は、日々変化が激しいです。特に、国外へ移動する場合は入国のために必要なことを随時確認する必要があります。
確認しておく点
- PCR検査・抗原検査による陰性証明
- 搭乗前、入国前何時間前からの陰性証明が必要なのか。(48時間から72時間が多い)
- 認められている検査方法(国によっては抗原検査は受け付けない。PCR検査でも、種類によっては受け入れてもらえないことも。要確認です。)
- 陰性証明に必要な情報(証明の言語は英語だと安心です。)
入国前登録フォームを準備する
スペイン入国前には、登録フォームの記入が必要でした。登録後はQRコードが生成され、入国時にスキャンする必要ありです。
到着地での隔離準備を
感染の指数によって、入国制限や入国後の隔離が科されます。例えば、ドイツからスペイン入国時には隔離義務はありませんでしたが、スペインからドイツ帰国時には10日間の隔離義務がありました。
新型コロナウィルス陰性証明を準備する
搭乗前72時間前にPCR検査を受けて、新型コロナウィルス陰性証明を準備します。PCR検査の場合、結果が出るまで24時間から48時間がかかるので、検査を受ける時間を見極めなくてはなりません。
私たちがPCR検査を受けた先のオンライン上レビューの中には、結果が出るまでに30時間以上かかり、飛行機に搭乗できなかったという声もあり、検査結果が出るまではヒヤヒヤしたものでした。
体調を整える
体調不良の場合、飛行機には当然登場できません。新型コロナウィルス感染予防対策はもちろん、移動当日までは特に気を付けて体調を整えるようにしましょう。
発熱や咳といった症状がある場合は、出発地の空港にも行かないように要請されています。
当日(空港にて)
マスク着用で
移動当日は、家を出た瞬間から、目的地の宿泊先に到着するまでは基本的にマスク着用です。予備のマスクも持っておくと安心ですね。
余裕を持って空港に到着するように
飛行機利用客は、普段と比べて少ないはずですが、検査の確認等、通常よりも時間がかかることもあるので、空港には余裕を持って到着した方が良いです。
陰性証明はすぐ取り出せるように
荷物を預けるためにチェックインカウンターを利用したのですが、そこで陰性証明の提出を求められました。
陰性証明は、スペイン入国時に必要と記載されており出発時にも質問されるとは思っていなかったのですが、スマートフォンの画面上にすぐに出せるようにしていたのが良かったです。
陰性証明はいつでも見せられるように準備しておきましょう。
飲食物は持参しよう
空港内のレストランや売店の営業は、縮小されています。搭乗の時間帯によっては、飲食物(飲み物はセキュリティーチェック前までになりますが。)を持参すると安心です。
ちなみに、赤ちゃんの離乳食やミルクは、液体ものでも、セキュリティーチェック時に確認してもらえば手荷物で持ち込みできます。
機内にて
アルコールおしぼりが配られる
機内搭乗時にアルコール消毒おしぼりが配られました。利用した航空会社の場合、おしぼりが紙のように硬くてあまり使い勝手は良くなかったのですが・・。でも、もらえないよりはありがたいです。
消毒用アルコールおしぼりやジェルは、必要な分持参した方が良いですね。
席に着いたら、アルコール消毒を
消毒用アルコールで、取手やトレイといった、他の乗客が手に触れる場所は、席についたらまず消毒しておきましょう。
現地に到着
入国時フォームを提出
ドイツからスペイン入国時の場合、荷物の受け取りの前に入国登録フォーム記入時にもらったQRコードをスキャンする場所がありました。
陰性証明を提出
その後、家族のうち一人代表で陰性証明を提出するように言われました。一人で搭乗した後ろの人は、陰性証明の確認はなかったので、全員ではなくランダムで確認をしているようです。
必ず確認されるわけではなくとも、陰性証明は必ず取っておきましょう。ちなみに、スペインの場合、入国時に陰性証明を提示できないと高額の罰金が課されるようです。
終わりに
今までは、身分証明証持参さえ忘れなければ、国外への飛行機移動もそこまで大変ではありませんでした。
新型コロナウィルスのために一気に変わってしまい、今では事前にしっかり準備しないといけません。また、しっかり準備したとしても、感染してしまったり、目的地や出発地の制限に変更があると、移動自体できないこともあります。
そのようなリスクを踏まえ、必要不可欠な移動時に、入念に準備した上で飛行機は利用する、というのがしばらく続きそうですね・・。