クロアチア旅行の目玉といえば、クロアチアの美しい島々やドブロブニクがあがり、首都であるザグレブはあがってこないかもしれません。でも、クロアチアの国を知るには、ザグレブが一番。
なぜなら、目玉の場所は、観光地化されてしすぎているから。ザグレブこそ、多くのクロアチア人が働き、生活している場所で、クロアチアという国を垣間見するのには一番だな、と実際に訪問して思いました。
街自体はこじんまりとしているから、短時間でも観光は可能。今回は、1日で見てまわれるザグレブ観光モデルコースを紹介していきます!
1日観光のモデルコース
ザグレブは、クロアチアの首都ですが、見所が集中しているので、観光にはそれほど時間を要しません。ザグレブの空港到着もしくは出発の方は、半日から1日の時間を捻出できれば、十分に観光できます。
ウォーキングツアー
ザグレブの観光で一番良かったのが、ウォーキングツアー。見所が歩いて回れる距離にあるからこそ、案内付きで色々と見て回れました。
クロアチアを訪問するに当たって知っておきたいのが、歴史。クロアチアという国は、建国してからまだ日が浅く、数十年前までは、ユーゴスラビア連邦の一部でした。90年代の戦争を経て、今は独立国家になっています。
ウォーキングツアーでは、まだまだ板につききっていない民主主義についてや、戦争について一部学ぶことができました。事前に本で予習して置くと、さらに頭に入ってきやすいと思います。
聖マルコ教会
クロアチアでは、国旗に使われている赤色と白色のダイス状のモチーフを街中でよく見かけます。パッと見可愛い組み合わせでもあります。このダイス状は、チェス盤からきているそう。
その可愛い柄が、屋根にふんだんに使われているのが、教会。ザグレブといえば、この教会の写真を目にしたことがある人も多いのでは?
Trg Sv. Marka 5, 10000, Zagreb
失恋博物館
ザグレブには、一風変わった博物館があります。その名も「失恋博物館」。失恋した相手からのプレゼントや思い出の品を展示されています。
クロアチアだけではなく、イギリスやインド、中国など、世界中の失恋者から集まった思い出の品々。失恋に至るまでのラブストーリーが添えられています。
胸がキュッと締め付けられるような失恋もあれば、戦争で儚くも離れ離れとなってしまった悲しい失恋もありました。
この博物館は、元々カップルだったアーティストが始めた者。最初は、期間限定の展示だったそうですが、想定以上に人気が出て、常設博物館になったとか。創設者のカップルは、既にお別れしてしまっているそうですが、今もビジネスパートナーとして博物館を運営しているそうです。
Ćirilometodska ul. 2, 10000, Zagreb
何を食べる?
ここでは、ザグレブで食べた美味しいものを紹介していきます。図らずもB級グルメになってしまいましたが、どちらもお値段お手頃で美味しかったですよ!
Cevapcici
クロアチア旅行で必ず一度は食べることになるであろう、このケバブ。クリームチーズを追加でつけるのが、ローカル流とのこと。
Draškovićeva ul. 57, 10000, Zagreb
Strukli
チーズ味のグラタンのお店。甘味と塩味があるので、食事としてもおやつとしても利用可能です。調理方法も選べて、蒸したものと焼いたものから選べます。私たちは、焼いた甘味バージョンを試してみました。見た目よりもボリュームがあるので、二人で分けてちょうど良いくらい。
気持ちの良いテラス席があるので、歩き疲れた後の休憩スポットとしてもおすすめ。
Skalinska ul. 5, 10000, Zagreb
どこに泊まる?
ザグレブは、クロアチアの首都ですが、旅行者が他に行くような街や島に比べると、宿泊費は安くつきます。私たちは、繁華街にあるレンタルアパートメントに泊まりましたが、部屋は広く、値段もお手頃でした。
ザグレブ空港から中心部までの移動方法
ザグレブ空港から、市内中心部までは、バスで30分。空港を出たところにバス停があります。運行は、約30分おき。時刻表はこちらから確認を。
片道30クーナ、往復40クーナですが、現金で購入する必要あり。空港内に両替所がありますが、レートは良くないので、必要最低限のお金だけ両替しておくと良いと思います。
終わりに
クロアチア旅行で、ザグレブは飛ばして他の街に行こうと考えている人も多いかもしれません。私も最初そうしようかと思っていました。
でも、最終的にはザグレブに行ってよかったです。スプリットやドブロブニクといった観光客が多い街だけ行っていたら、クロアチアという国の本当の顔が見えてこなかったと思うので。
是非ザグレブ観光にも時間を割いてみて下さいね!
ではでは。