これからの時代、語学を伸ばすためには海外ボランティアという手が一番なのではないかと個人的に思っています。そして、今後語学留学は必要がなくなっていくと思います。
語学習得に必要な「読む」「書く」「聞く」能力は基本的に、参考書やオンライン学習サイトを使って独学で勉強できます。また、語学留学の一番の目的とされる「話す」能力を伸ばすためなら、語学学校で同じように語学を勉強中のクラスメイトと話すより、海外ボランティアで勉強中の言語のネイティブがいる国に行った方が、話す機会が多く得られるからです。
実際、私も学生時代、一年間休学し、様々な国で海外ボランティアに参加し、それなりに英語力を上げて、その後ドイツの専門商社で営業として働くチャンスをゲットしました。
この度、ポルトガルでも海外ボランティアに参加しましたが、普通の旅行では行かない場所に滞在し、現地の人と交流し、他のボランティアの人と親交を深め、語学力だけではなく、とても良い経験が出来ました。
今回は、海外ボランティアという手段をうまく使えば、語学力を向上することも可能であることを書いていきます!
語学力向上の視点から見た、海外ボランティアのメリット
①生の言語を勉強できる!
海外でボランティアをすると、基本的に共通語は外国語になります。仕事を一緒にしたり、生活しながら、参考書や学校では勉強できないような自然な言い回しを学ぶ事ができたりします。
実際に、外国語を使いながら、生の言語を勉強できるのです。
②語学だけではなく、現地の生の生活を体験することができる!
語学だけではありません。海外ボランティアでは、普通の旅行では体験できないような、現地の生の生活を体験することができるのです。
③費用が安価!
ボランティアは、自分の労働(お手伝い)を提供することで、対価(食事と宿)をいただくので、費用が安価に済みます。お金がなくても、海外ボランティアを利用すれば、安価に語学を学びながら、現地の生の生活を体験することが可能なのです!
海外ボランティアのオススメサイト3選をご紹介します
WOOF
WOOF(ウーフ)では、農業を中心としたボランティアを取り扱っています。世界に拠点があります。日本にもWOOFがあるので、知っている方も多いのではないでしょうか。
WOOFでは、ボランティアは、4−6時間働く代わりに、食事と宿が提供される仕組みとなっています。各国のWOOFでボランティア登録をすれば、気になるホストに連絡をとることができるようになります。
WOOFの場合は、ボランティアに行きたい国に登録する必要が有ります。スペインの場合は、1年20ユーロ(1ユーロ138円換算で、2,760円)。オーストラリアの場合は、1年70ドル(1豪ドル89円換算で、6,230円)。
参加費用は、国によって変わるので、よく検討して登録しましょう!私は、色々な国でボランティアを体験したいので、後述のボランティアサイトに登録しましたが、農業に興味がある方には、最適のボランティアサイトだと思います。
詳しくは、WOOFのHPへ。
Workaway
Workawayも、WOOFと同様に、4−5時間の労働(お手伝い)の対価に、食事と宿が提供される仕組みです。WOOFと違うのが、Workawayは、農業以外にも、家の片付けの手伝いから、ランゲージエクスチェンジまで、多岐にわたるボランティアがあることです。ホストには、家族単位で登録している人も多いので、ボランティアをする代わりに、ホームステイを体験できる場合もあります。
参加費用は、2年間有効で、23ユーロ(138円換算で、3,174円。登録すると、135カ国の1万以上のホストに連絡を取れるようになります。
Workawayのメリットのひとつは、2人ペア(カップルでも、友人でも構わない)でも登録することです。2人ペアで登録すると、2年間30ユーロ(138円換算で、4,140円)の参加費用で、workawayのサービスを利用することができるようになります。
私も、ポルトガルでボランティアをするにあたって、Workawayを利用しました。他のWorkawayerは、(Workawayでは、ボランティアのことをWorkawayerと呼びます。)Workawayを利用して、滞在費を安く済ませながらヨーロッパ国内を旅行している人、英語をより磨くためにボランティアに来た人がいました。ホストは、イギリス出身の方だったので、イギリス英語の言い回しや、ジョークを自然と学ぶことが出来ました。
詳しくは、WorkawayのHPへ。
Helpex
HelpexもWorkawayと同様のボランティアサイトです。Workawayと違うのが、参加費用がわずかに安いこと。2年間で、20ユーロ(138円換算 2,760円)です。
Helpexは、2001年イギリス出身のRob Princeが立ち上げました。彼は、ニュージーランドとオーストラリアを数年かけて旅行していおり、その際に農場やホステルを手伝ったことがきっかけだったそうです。そのため、Helpexは、ニュージーランド、オーストラリアを中心に、アメリカ合衆国やカナダ、ヨーロッパのホスト登録が充実しています。
詳しくは。HelpexのHPへ。
【まとめ】語学力の為の海外ボランティア、アリです!
上記のボランティアサイトを利用するには、いくばくか参加費用はかかりますが、語学学校に行く費用を考えたら、ほんのわずかの金額ではありませんか?語学を伸ばすためだけではなく、その国の文化を知ることができたり、普通では知り合えない人と出会えるチャンスもあるのが、海外ボランティアの魅力です。
少しでも、興味があれば、各ボランティアサイトのウェブサイトを覗いてみてください。自分の気になるホストが見つかるかもしれませんよ。
海外ボランティアも、皆さんの語学力向上のひとつの手段となりますように!
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なつ says
はじめまして。workaway を調べていたら、こちらにたどり着きました。そこで、質問なのですが、workaway を利用するにあたって、どのようなビザを取得したのですか?ワーホリのビザなどでしょうか?国によっても違うのでしょうが…。色々調べても中々分からなかったので、失礼ながらコメントさせていただきました。素敵なブログで、これからも楽しみにしてます。
Ayumi Saito says
初めまして。コメントありがとうございます。ビザは、観光ビザでした。なので、特にビザ申請はしていません。シェンゲン協定国内では、180日間のうち90日間はビザなしで滞在できます。もし長期でボランティアしたい場合は、ワーホリビザを利用するのもアリかと思います。
ハル says
こんにちは。昨日、返信しましたがミスで届いてない感じなので再度送ります。
とても参考になりました。
海外ボランティアを考えてます。目が不自由(はっきりは見えますが夜や暗い所は見えず視野が狭い)で、受け入れてくれるか心配です。毎日、家事、ガーデニング、自営の仕事は出来ています。アドバイスが欲しいです。よろしくお願いします!
Ayumi Saito says
ハルさんはじめまして。お返事が遅くなりごめんなさい。
ボランティアの前に、受け入れ先とやりとりをすることになりますので、その際にご状況をお伝えするのが良いかと思います。家事やガーデニングといったお仕事ができているのであれば、ボランティアも問題ないかと思いますが、受け入れ先にもよるところもあリますので、やはり事前のコミュニケーションをしっかり取られるのが良いかと思います。また連絡が返ってこないことも多々ありますが、めげずに色々な受け入れ先にコンタクトを取ってみることをお勧めします。^^ 良い受け入れ先が見つかるといいですね!