マドリードの3大美術館をご存知ですか。プラド美術館、ソフィア王立美術センター、ティッセン=ボルネミッサ美術館です。それぞれ、違った特徴を持つ美術館は、マドリード観光の目玉でもあります。
そして、マドリードの美術館の素晴らしいところは、特定の曜日と時間帯で、「無料」入館することが出来ることです。無料入館日は、ローカルも旅行者も関係なく、「無料」なのです。通常の入館料を考えると、本当に有難い制度です。
「無料」という言葉が大好きな私は、この制度を大いに活用し、マドリードの3大美術館を「無料」で見てきました。今回は、そのまとめを書いていきます。
プラド美術館
マドリードの3大美術館のひとつ、プラド美術館は、月曜日から土曜日までの18時から20時まで、日曜日の17時から19時までが「無料」です。(ちなみに、プラド美術館創立記念日の11月19日、国際博物館の日5月18日も無料!)
プラド美術館は、展示数が8、000点にも及びます。エル・グレコ、ゴヤ、ベラスケスの絵画が多数展示されています。
プラド美術館は、広大なので、2時間で全ては到底見切れません。そのため、無料入館は、有名な絵画をピックアップして見たい人や数日に分けて見たい人向けです。私も時間がなかったので、有名なゴヤの「裸のマハ」とベラスケスの「ラス・メニーナス」に目的を定めて行きました。無料入館時間帯は、入館者も多いので、ある程度見たい絵画を事前に定めておくと、効率良く見て回れるはずです。
Information
住所 Paseo del Prado s/n, 28014 Madrid
最寄駅 アトーチャ(Atocha)駅(1号線)、バンコデエスパーニャ(Banco de España)駅(2号線)
開館時間 月曜~土曜 10:00~20:00 / 日曜・祝日 10:00~19:00
休館日 1月1日、5月1日、12月25日
入館料 一般入場券:14 € 更に詳しい情報は、プラド美術館HPまで
ソフィア王立芸術センター
ソフィア王立芸術センターは、19世紀後半以降の近代絵画を中心に構成されている美術館です。スペインにゆかりのある、サルバドール・ダリやピカソの絵画が有名です。ピカソの「ゲルニカ」は見逃せません!
「無料」入館は、月曜日から金曜日までの19時から21時まで、土曜日の14時半から21時まで、日曜日の10時から14時半までと、幅広く無料入館時間が設定されています。特に、土日は設定時間が長めなので、こちらは是非利用したいところですね。(こちらも、プラド美術館と同様、国際博物館のひ5月18日、その他4月18日、10月12日、12月6日も無料です。)
ソフィア王立芸術センターは、二つの建物から成り立っています。病院を改築したサバティーニ館と2005年に新築された新館です。私が、平日19時前にソフィア王立美術館に訪れたとき、サバティーニ館の入り口には沢山の行列が出来ていました。
一方で、美術館内で待ち合わせたハビによると、新館の入り口には行列が全くなかったとのことです。日によって状況は違うかもしれませんが、新館の入り口からの方が、スムーズに入館できる可能性が高いと思われます。
Information
住所 サバティーニ館 52 Santa Isabel Street 28012, Madrid / 新館 Ronda de Atocha Street 28012, Madrid
最寄駅 アトーチャ(Atocha)駅(1号線)、バンコデエスパーニャ(Banco de España)駅(2号線)
開館時間 月曜〜土曜 10:00〜21:00 / 日曜 10:00〜14:30
休館日 火曜日、1月1日と6日、5月1日と15日、11月9日、12月24日、25日、31日
入館料 常設展+企画展 8ユーロ 企画展 4ユーロ 更に詳しい情報は、 ソフィア王立芸術センターHPまで
ティッセン=ボルネミッサ美術館
13世紀から20世紀までの幅広い時代の芸術作品が展示されているティッセン=ボルネミッサ美術館。全て、ティッセン=ボルネミッサ男爵家の個人コレクションなのですが、その総数は、英国エリザベス女王のコレクションに次いで世界第2位と言われているそうです。
気になる「無料」入館は、月曜日の12時から16時まで。プラド美術館や王立ソフィア芸術センターと違い、月曜日限定ですので、要注意です。
個人的には、ティッセン=ボルネミッサ美術館の風景画の展示が一番好きでした。プラド美術館は宗教画が多く、ソフィア王立美術センターは近代アートの展示が多いので、風景画や油彩画が好きな人にはティッセン=ボルネミッサ美術館がオススメです。
Information
住所 Paseo del Prado, 8, 28014 Madrid
最寄駅 バンコデエスパーニャ(Banco de España)駅(2号線)、アトーチャ(Atocha)駅(1号線)
開館時間 月曜 12:00〜16:00 火曜〜日曜 10:00〜19:00
休館日 1月1日、5月1日、12月25日
入館料 常設展 10ユーロ 更に詳しい情報はティッセン=ボルネミッサ美術館まで
【まとめ】無料入館を上手く活用して、マドリードの美術館へ!
上記のプラド美術館、ソフィア王立芸術センター、ティッセン=ボルネミッサ美術館は近接しており、徒歩で移動可能です。
月曜日にマドリード観光する場合は、ティッセン=ボルネミッサ美術館の月曜日の無料入館に行き、プラド美術館もしくはソフィア王立芸術センターの閉館前の無料入館に行くこともできます。
また、学生の方、65歳以上の方は割引や無料で入場できる場合があるので、そちらも要チェック!
無料入館を有効活用して、マドリード観光を楽しんでくださいね。
ではでは。