ベルリンには、本場のタイ気分が味わえる場所があるのです!
その場所は、「タイマーケット」。西ベルリンWilmersdorfにある公園にて週末に開催されています。
この度ドイツ人の友達に誘ってもらい、「タイマーケット」に行ってきました。販売されている料理だけではなく、その雰囲気や何でもアリ感がいかにも「タイ」だったので、その状況についてレポートしていきたいと思います。
タイマーケットとは?
実は、このタイマーケット、正式にはマーケットではないのです。
その理由は、このタイマーケットの始まりにあります。
タイマーケットはそもそも、近くにあるタイコミュニティの人々が、週末に集まり、フライパンや調理器具を持ち出して、その場でタイ料理を作り、ご飯を食べてワイワイお話していたものが、進化したもの。
最初は、コミュニティの人々だけのものだったそうですが、作った料理を販売するようになり、そして、そのことが話題になり、次第に「タイマーケット」と認知されるようになったそうです。
友人によると、「正直、警察の許可とか取ってないと思うから合法かどうか怪しいんだけどね。まあ、警察も存在は知っているけれど、目をつむっているって感じかな。ハハハハ」とのこと。
実は、タイマーケットは、ゲリラマーケットらしいのでした・・!
実際に公園に行くと、本当にタイ人のおばちゃん達が、ビニールシートの上で調理器具を広げてその場で調理をしています。この何でもあり感は、まさしく、タイです!
お味の方はいかが?
早速、私たちもゲリラ・タイ料理を試してみました。
友人は、カラフルな餃子を購入。緑色のものがベジタリアン餃子。赤色のものがチキン入り餃子です。1皿4ユーロ。
あれ、餃子ってタイ料理じゃないんじゃ・・・?という疑問を頭をよぎりますが、友人からおすそわけしてもらったタイ製餃子は、手作り感が出ていて美味しかったです。
スペイン人ハビは、マンゴーライスを購入。5ユーロなり。これは、タイに行ったら必ず試してほしい、個人的にはお気に入りのタイ料理のスイーツです。
ライスはもち米でできており、ココナッツミルクをかけて食べるのですが、これが絶品なのですよ〜!
私は、タイ風春巻きを購入しました。3本で2ユーロ。中にチキンが入っているかと思いきや、春雨っぽい惣菜が入っていました。一言で表すと不思議な味・・。
他にも、パパイヤサラダや、グリーンカレー、ゴマ団子が売られていました。価格帯も、ものによりますが、比較的にお手頃のものが多い印象です。
夏、ベルリンで過ごす週末にはタイマーケットへ!
何でもありのタイマーケットは、ベルリンの夏の風物詩。週末にベルリンにいるのであれば、是非とも行ってほしい場所のひとつです。
ヨーロッパにいながら、タイのカオス感が味わえるのですから!私たちが訪れた日には、タイのおばちゃんたちが足のアカスリをしていました。(笑)
夏になるとタイマッサージサービスも出現するらしいですよ。これはいいですね〜。
私達が訪れた日は、売店数が少なく食べ物のバリエーションが少なかったのですが、ベルリンが暖かくなればなるほど、売店数が増え、もっと賑わいをみせるようです。このタイマーケットは、アジア外のタイマーケットの中で最も本場に近いと有名なのだとか。
料理の味に関しては、正直美味しいタイ料理レストランはもっとあるはず。タイマーケットの魅力は、タイっぽさがでている「何でもアリ感」にあると思います!
ベルリンでタイ気分を味わいに、タイマーケットへ行きましょう〜!
【Information】
Thai Park
住所:Fehrbelliner Platz, 10707 Berlin Wilmersdorf
最寄駅:Fehrbelliner Platz (U-Bahn)
開催日時:土・日 12時〜20時頃 (雨天時を除く)