台南といえば、日本の京都に雰囲気が似ているとも言われる、台湾の古都。貴重な古跡が多く、台湾の歴史を知る上では外せない街です。
台北や高雄に比べるとこじんまりとしていて、懐かしい気持ちにさせてくれる街。
今回は、台南の観光モデルコースを紹介していきます。
台南観光モデルルート
台南は、台北や高雄と違い、メトロが通ってないので、移動手段は、バスやタクシーです。
きっと天井が開いた、開放的な二階建てバスを観光地で見たことがある人も多いはず。台南にも、同じ種類のバスが走っているんですよ。
二階建てなので、普通のバスよりも高い場所から景色を眺められるので、観光客としては嬉しいですよね。
今回は、この2階建て観光バス「臺南雙層巴士」に乗って観光してみました。
台南2階建観光バスとは?
台南駅を発着とし、台南の観光名所を巡るバス。普通のバスとは違って、一方向のみに走り、乗車中は観光のアナウンスが流れます。
台湾は、日本語に優しい国なので、日本語のオプションもちゃんとあります。私たちが乗車した日は、乗客が私たちだけの時があったので、日本語でアナウンスを流してくれました。通常は、中国語のアナウンスで、日本語は、別途通訳機を貸してくれるそうです。
ルートは3つ。
緑のルートが、安平を含めた主な観光地に行くもの。
紫のルートは、夜運行で、有名な「花園夜市」に行けます。
赤のルートは、台南の東側を回ります。
基本的には、緑と紫のルートを使えば、台南の主な観光名所はまわれるはず。私たちが訪問した日は、「花園夜市」が営業していない日だったので、緑のルートだけ利用しました。各ルート共に、バスの運行間隔が結構あるので、どこを周るか最初に計画をたててから乗車することをお勧めします。
途中下車せずに、1周ぐるっと周るのも良いかと。緑のコースで、1時間半で周れるそう。2階建てバスから眺める景色はいいですよ〜。
台南2階建て観光バスで周る台南観光名所
台南駅
始発は台南駅です。KKdayの台南2階建てバスのバウチャーをここで、バスチケットに交換しました。このバスチケットがあれば、2階建てバス以外にも、市内バスにも乗れるそうです。うまく組み合わせて観光したいですね!
赤崁楼(せきかんろう)
台湾を占領していたオランダ人から「プロバンディア(Provintia)と呼ばれていた、オランダ人が築城した旧跡。
鄭成功が台湾を占拠した後、ここが台湾の最高行政機関になりました。
神農街
お洒落なカフェや雑貨店が並んでいるらしいと知って、行ってみた神農街。
東京の谷根千のような下町の雰囲気なのかな?とイメージしていたのですが、まさにその通りでした。
規模はかなり小さいですが。台南の雰囲気にあった路地であることに違いはありません。
私たちが訪れた時は、結構お店が閉まっていて、あまりウィンドウショッピングやカフェは楽しめなかったのですが、雰囲気を味わうためにだけ行ってもいいと思いますよ!
安平古堡
神農街は、海沿いの安平地区へ向かいます。ここには、台南の古跡が集中しており、見所がたくさん。
2階建て観光バスの最寄りの駅は、「安平漁人碼頭」。ここから、安平古堡まで歩きました。
別名ゼーランディア城と呼ばれる安平古堡は、1624年に建設された台湾で最も古い城跡です。
オランダ統治時代には、オランダ東インド会社が利用し、鄭氏政権時代には王城として利用されていました。
城自体は残されていなく、城壁の一部を見ることができます。
安平樹屋
次に訪れたのが、安平樹屋。ここは、元々は赤レンガ倉庫だったのですが、長い年月をかけてガジュマルの木が浸食。不思議な空間が広がっています。
倉庫には、階段が設置されており、いろんな角度から、ガジュマルを鑑賞できました。
2階建てバスから見る夕焼け
安平から次の目的地に行くまでの間、丁度夕焼けの時間に。2階建てバスから、バッチリ夕焼け鑑賞することができました。
1月の台南は、日本の5月のように丁度良い温度で、バスで風を感じながらの移動はとても気持ち良かったです。
孔子廟
台湾だけではなく、至る所にある孔子廟。儒教の創始者である孔子を祀った霊廟です。
台湾で最も歴史ある孔子廟でもあります。
台南にある孔子廟は現在修復作業中でしたが、見学することができました。
ハヤシ百貨店
孔子廟から歩いて、ハヤシ百貨店へ。
日本統治時代に設立された百貨店で、今も営業中。一歩店内に足を踏み入れると、レトロな雰囲気を味わえます。
店内には、こだわりの雑貨や可愛い雑貨が並べられており、目移りする豊かさ。お土産購入にもピッタリですね。
可愛い雑貨が凝縮されたハヤシ百貨店。
元は日本の百貨店だったものが、改装されて今も残っています。
屋上まであり、そこには神社が。お参りしているお客さんもいました。
国立台湾文学館
私の台南人の友人が働く、国立台湾文学館に訪問。日本統治時代に日本の建築家によって建てられたこちらの建物は、台南州庁として使われていました。
今は、台湾の文学史料を収集、展示する施設になっています。
夜にはライトアップされて、素敵な雰囲気に。
どこで食べる?
台南滞在中に食べて美味しかったものを紹介していきます!
春水堂
元祖タピオカミルクティーのお店。飲み物だけではなく、食事も提供しています。
台湾の屋台や同等の場所でご飯を食べるのに疲れた時にここに行きました。店内は清潔感があり、落ち着けます。
タピオカミルクティーは、甘すぎず、タピオカも主張が強すぎず、「これが、元祖の味か・・!」と思いました。
春水堂
住所:台南市東區中華東路3段360號2樓
奉茶
台南人の友人が連れて行ってくれたお店。火鍋を食べました。様々な種類の中からスープを選べます。
全ての食事にドリンク付き!
奉茶
住所:台南市中西區公園路8號
豬腳飯
孔子廟のすぐ近くにある、豚足飯のお店。店先で食べているお客さんを見て、美味しそうだったので、迷わず入ってしまいました。
豚足飯以外に、豚の角煮のご飯もあって美味しかったです。
住所:台南市中西區南門路41號
大東夜市
台南の夜市といえば、「花園夜市」が有名ですが、営業日は「土・日・木」のみ。私たちが滞在した日にはやっていなかったので、「月・火・水・金・土」に営業している「大東夜市」に行ってみました。
金曜日の夜だったので、地元の人たちで賑わっており、台南の夜の熱気を存分に浴びてきましたよ。
どこに泊まる?
私たちは、国立台湾文学館の近くのレンタルアパートに宿泊しました。お洒落なインテリアと広々としたお部屋です。
レンタルアパートというと、チェックイン・アウト前後に荷物を預けられず不便な場合が多いのですが、ここは、遠隔で鍵の操作ができるようで、チェックアウト時にも荷物を置かせてもらえました。
目玉は、お風呂!
台湾のホテルは浴槽がないところが多かったので、お風呂付のお部屋は嬉しかったです。
終わりに
台南観光には、バスを利用するのが便利。観光には2階建て観光バスを使えば、景色を楽しみながら観光することができますよ。
台南は、1日だけ滞在の予定でしたが、結局は1日半滞在していました。時間が許せば、もっと滞在したかったなあ・・。
これから台南を観光する予定の方は、台南を甘く見ない方がいいです。良い街です♪
ではでは。