ストリートアートって落書きじゃん、なんて思っていませんか。
はい、落書きだと思っていたのは、言うにも漏れずこの私です。ストリートアートってごちゃごちゃしていて汚く見えることが多いので、不快な落書きだと思っていました。ベルリンに来るまでは。
ベルリンは、世界の都市の中でもストリートアートで有名な都市。街の至る所にストリートアートを目にします。そして、私のストリートアートの概念を変えたのが、そのレベルの高さ。
正直汚い落書きみたいなものもたくさんありますが、それ以上に、「よく壁一面にこれほど巨大な絵を描いたねえ!」と思わずうならせられるビルの壁一面に書かれたストリートアートや、「ここまで繊細に表情を描き出すなんて・・」と心を鷲掴みするような高レベルな絵画に出会う事がザラにあるのです。
そこで、今回はベルリンのストリートアートを見るにはおすすめの場所、Urban Spreeについてご紹介します。
ベルリンでストリートアートが発達した理由とは
ベルリンでストリートアートが発達したのは、東西ベルリンの壁崩壊後のことです。東ベルリンでは芸術活動が厳しく制限されていたため、東ベルリンが消滅すると、東ベルリンエリアで、芸術活動を制限されていた人々が自由に表現活動を始めたのが始まりと言われています。そのため、東ベルリンのFriedrichshainやKreuzberg、Mitteエリアに秀逸なストリートアートが集まっています。
Urban Spreeはストリートアートの天国!
散らばったストリートアートを地図を片手に発掘していくのも楽しいですが、ストリートアートを一気に楽しめる場所があったら良いですよね。そんな時には、FriedrichshainにあるUrban Spreeへ行きましょう!
Urban Spreeは、アート関連のエキシビジョンやDIYワークショップが開かれるスペースやアートショップそしてビアガーデンを兼ね備えた総合アートプレイスです。1700㎡の巨大な土地に、廃れた赤レンガの倉庫が立ち並んでいます。この中に、セカンドハンド家具店やアートスペースが設けられています。
そして、この巨大なスペースのあちこちにストリートアートが施されているのです。
どれもこれも、落書きのレベルを遥かに超えたアート作品ですね。これらが、スペース内の至る所で見ることができるんです。間近で見るとその繊細な色使いに驚きます。ベルリンを初め、イギリス・ロンドンやブラジル・サンパウロなど他にもストリートアートが有名な都市があるので是非足を運んでみてみてほしいです。
終わりに
ストリートアートのイメージが変わったのではないでしょうか。世界には、様々なアートがあります。街をよく観察してみれば、面白いアートに出会えるかも、なんて素敵ですよね。ぜひ旅行先でも目を凝らして街の風景を楽しんでみてください。
[Information]
Urban Spree
住所: Revaler strasse 99 – 10245 Berlin – Germany
電話番号:+49 (0)30 74078597
営業時間:12:00 (noon) – 03:00.(月曜定休)
ギャラリー、本屋:12:00 (noon) – 19:00 (月曜定休)