ベルリンから癒しの旅行に出かけてみませんか?行き先は、ベルリンと同じブランデンブルク州にあるシュプレーヴァルドです。シュプレーとはシュプレー川のこと。ヴァルトはドイツ語で森。その名の通り、自然溢れる場所なのです。
ベルリンから電車に乗って約1時間で行けるシュプレーヴァルトは、ベルリンに住む人たちにとっては都会の生活から離れてホッと一息つける場所。今回はベルリンから日帰りでも訪れることができるシュプレーヴァルトについて詳しく紹介していきます!
シュプレーヴァルトってどんなところ?
シュプレーヴァルトには、1000キロを超える灌漑用の運河があり、その数は200に登ります。森林が生い茂り、様々な生物が繁殖しており、1991年にUNESCOに生物保護圏として認定されました。
また、ポーランドとの国境に近く、元々はスラブ系民族が住んでいたことから、残された文化を垣間見ることができます。
自然溢れるシュプレーヴァルトはドイツ人達の大好きな休日の行き先。しかし外国人観光客にはあまり知られておらず、私たちが訪れた時も外国人風の人はほとんどいませんでした。つまりは、「穴場」ということです!
シュプレーヴァルトでできること
運河があるということは、船もあるということです。シュプレーヴァルトの観光の目玉は、やはり運河のツアーでしょう。運河ツアーの楽しみ方は二つあります。
一つは、ガイドツアーに参加する方法。漕ぎ手兼ガイドが乗った船で、運河をゆっくりと遊覧するというスタイル。もう一つは、ペダルボートをレンタルして自分たちで運河を周るというもの。
これらの体験をできるレンタルボート会社はシュプレーヴァルトのLübbenauという街にたくさんあります。私たちは、Bootsverleih Richterという会社でペダルボートをレンタルしました。二人乗り、2時間で13ユーロです。(2018年時点)
みんな楽しそうにボートに乗っているので、「簡単だろう」と舐めていた私。しかし、ボートを漕ぐのは見かけよりもずっと難しかったです。あと、2時間漕ぎ続けるのは腕も結構疲れます。
しかし、それは報われる労力です。見てください、この景色!2時間、この景色が自分たちのものになるんですよ。
これだけ森林浴できたら、普段のストレスも吹っ飛んでしまいますね!体力があり冒険が好きなら、ペダルボートを借りて自分たちで運河ツアーしてみましょう。
でもドイツ人が悠々と乗っているボートは見た目以上に難しいので、労力は使わず森林浴を楽しみたいなら遊覧船の方に乗る方がいいかもしれません。私たちも、ボートに乗っている最中は大変すぎて「遊覧船にすればよかったねー」と弱音を吐いてましたので。
そして、休日のボートレンタルは混み合うので、事前予約をオススメします。私は予約せずに飛び込みで行ったために30分ほど待つことになりました。運が悪ければ、もっと待つ羽目になったかも。あと、運河には蚊が結構いたので虫除け対策も忘れずに。
シュプレーヴァルトへの行き方
ベルリンからシュプレーヴァルトへは、電車の利用が便利です。シュプレーヴァルドで運河ツアーを体験したいなら、Lübbenauという街へ行きましょう。他にもシュプレーヴァルトには、LübbenやBurgといった街もあります。
LübbenauやLübbenへは、ベルリンから電車REを乗って約1時間。OstkreuzやAlexanderplazといった駅に停車します。時刻表はこちらからチェック。
ベルリンからLübbenauへは片道約12ユーロです。しかし、二人以上ならブランデンブルクーベルリンチケットを利用するのがオススメ。このチケットを使えば、29ユーロでブランデンブルク州内の交通機関が乗り放題です。1枚のチケットで五人まで利用できるので、二人で利用すれば一人当たり約15ユーロでシュプレーヴァルトまで行くことができます。
シュプレーヴァルト名物料理は?
シュプレーヴァルトの名物料理は、ピクルス(Gurken)です。いたるところで売られており、試食もできます。お土産にも最適ですよ。
シュプレーヴァルトでどこに泊まる?
シュプレーヴァルトはベルリンから日帰り可能ですが、もちろん宿泊することも可能方法。シュプレーヴァルト周辺にある宿泊施設は、少々値段が高めですが、「ゆっくり滞在」に適した宿泊施設ばかりです。
Spreewald Pension Am Spreeschlößchen
旧市街にあり便利な立地。朝食付き!
Hotelanlage Starick
Lübbenauから2キロ先にあるLehde地区にあるホテル。美しい景色に囲まれてゆっくり滞在するのに最適です。
私も、次行くときは、宿泊して他の街を見て回りたいなあと思っています。冬は運河が凍ってスケートができるらしいので、次行くなら冬かな?!
皆さんも、ベルリンからの日帰り旅行にシュプレーヴァルトを検討してみてはいかが?
ではでは。