旅行中に旅に疲れてしまったことってありません?
この度、ベルリン在住の私に会いに家族が遊びに来てくれました。それに合わせて1週間ドイツ国内とチェコのプラハを旅行して回ったのですが、前半のドイツ国内旅行で既に息切れ。旅程を詰め込みすぎてしまって、疲れてしまったのでした。それが原因となり、
疲れる
↓
イライラしてくる
↓
楽しいはずの旅行が楽しめない
という悪循環に。
これじゃ元も子もない!ということで、滞在の後半の旅のスタイルを変えることにしました。それは、
プランを考えすぎず、なすがままに旅行しよう
というものでした。
これは、「スロートラベル」の考えに近いのかもしれません。
スロートラベルとは?
スロートラベルとは、2000年頃から定義されるようになった旅行スタイルの事。がっつり旅程をつめこんだ旅行ではなく、旅程を決めすぎずもっとゆっくり旅行しようよ〜というもの。
休みが短い日本ではなかなか実行しにくいのですが、休暇が長いヨーロッパでは、1ヶ月のバカンス休暇で1箇所に滞在しその場所でゆっくり時間を過ごす、といった旅行スタイルも多いのです。
日本ではそんなに休みは取れないよ〜というのが実情ですが、「スロートラベル」とは何も長い期間旅行することを指すわけではありません。むしろ、短い期間でも、観光名所をめぐって走り回る旅ではなく、その土地のローカルのごとく自然体でその場を楽しむ、感じる、ことを指しているのです。
スロートラベルして良かったこと
今回のチェコ・プラハ旅行ではせわしない旅程はやめよう!ということで、スロートラベルのごとく旅してみることに。すると、旅程を詰め込んだ旅行よりも、のびのびと旅行を楽しむことができたのでした。
スロートラベルという定義はあるものの、その取り入れ方は様々。今回私達が取り入れて良かったな、と思うものをご紹介。
1)airbnbの部屋で自宅のようにくつろいだ
プラハでは、airbnbで借りた2LDKの部屋に泊まりました。広々とした空間は、ホテルでは得られないもの。
お洒落なインテリアが素敵なお部屋。
ホテルの場合と違って、台所もついており、洗面所も広々。
そのおかげで、自宅にいるような気分でじっくりくつろぎました。
今回は家族3人で宿泊したので、フラット全体を貸しきれたのも良かった。ホテルだと、2室になってしまうかもしれないので。airbnbは、賢く使えば、本当にお得ですね。
2)外食しないで、部屋で食事をした
旅行中って外食が続いてしまいますよね。折角だから現地の美味しい料理を食べたいと思う反面、外食は料理の量が多く胃にも負担がかかります。
今回も、お昼にレストランで美味しいご飯を食べた後は、お腹が空かなかったこともあり、夕食はスキップすることに。その代わり、ビールやおつまみを買い込んでairbnbの部屋でくつろぎながら晩酌しました。
旅行中だからって全部外食する必要はないし、1日中外で過ごさなくちゃいけないってことはないんですよね。ホテルにしろ民泊先にしろ、その土地で過ごす時間まるごとが旅行の一部なのです。
3)観光名所にこだわらなかった
私は既に何回かプラハに訪れていますが、私の家族ははじめてのプラハ。もともと1泊2日の旅程で時間はなかったのですが、あえて観光名所を急いで周ることはせず、行ってみたいところのみをゆるりと見て回りました。
時間が限られる旅行でこそ、見たい場所をつめすぎると、折角の旅行先の時間が慌ただしくなってしまいます。それより、本当に行きたい場所をじっくり訪れ味わった方が、その場所の雰囲気を十分に味わえるはず。
スロートラベルのススメ
プラハでは多くの団体旅行客の姿を見ました。団体旅行は何回か旅行したことがありますが、旅程が決まっていて楽な分、旅程が詰まりすぎていてせかせかした旅行だったなあと今思います。
今回スロートラベル型で旅行をしてみて、旅程パンパンの旅行のときよりも会話が増えたし、ゆっくりその土地を楽しめました。
多くのことをしようとするより、少ないことをしたほうが実は多くのものを得られたりするのです。
色んなものを見て体験するがっつり型の旅行もいいですが、ときには詰め込みすぎずゆるりと旅行してみるのも良いのでは?
ではでは〜。