私たちは、マラケシュ発着で、メルズーガ砂丘まで行くプライベートツアーを手配しました。日本語の旅行ブログでは、多くの人は低価格のグループツアーでサハラ砂漠ツアーに行っている人が多いようです。
しかし、グループツアーは大人数で狭い車に長時間に揺られる為、かなりしんどいはず。そこで、私たちはプライベートなツアーをMorocco Exploration Tripsに頼みました。
かなり充実した体験をできたので、今回から数回に分けて、サハラ砂漠プライベートツアーの内容を詳しく紹介していきます!
【1日目】
1日目の見所は、世界遺産のアイット・ベン・ハドゥ。他にも、数々の砂漠らしい風景が広がる渓谷を訪れます。
リヤドにお迎え
朝8時に、私たちのツアーガイド、ヨゼフが、宿泊先のリヤドまで迎えに来てくれました。リヤドから移動して、車に乗り込みます。車には、運転手のモハメッドが。
多くのツアーでは、運転手がガイドも兼任しています。そういった人の中には、英語があんまり話せず、目的地まで連れて行くだけの人もいるそう。
私たちのツアーでは、ヨゼフがしっかり英語を話せたので、各停車場所でしっかりとガイドをしてくれました。プライベートツアーを手配する際には、ガイドがちゃんと英語を話すかを確認するといいでしょう。
アトラス山越え
マラケシュから砂丘があるメルズーガへ行くには、アトラス山を越える必要があります。ほとんどの道が舗装されているので、道路の質はそれほど悪くありません。
しかし、山道であることに変わりはなく、クネクネとした道をひたすら車で走ります。車酔いしやすい人は、酔い止めがあると安心です。
この山道は、モロッコがフランスに支配されている時にフランスの軍隊が作った道とのこと。もっとも高い標高の場所ティシュカ峠に記念碑も建てられていました。
山道の途中に、いくつか休憩所兼食堂があります。トイレを借りる場合、2ディルハム(約25円)かかります。トイレットペーパーはあったので、紙の心配をするよりは、小銭を用意しておいた方がいいです。
世界遺産アイット・ベン・ハドゥ
最初の主要観光スポットが、アイット・ベン・ハドゥです。ここは、数多くの映画の舞台として使用された世界遺産。
ハドゥとは、一番最初にここにカスバ(城の形をした要塞)を作った人。数世紀、忘れ去られていたそうですが、18世紀になって、交易の交差点になり、再度使われるようになったとのこと。
多くの人々が、川の反対側の新しい集落に移動してしまいましたが、今も3軒の家族が居住しているそうです。
アトラススタジオ
アイット・ベン・ハドゥから車で30分ほど走ると、ワルワザードという街に着きます。この街は、モロッコのハリウッドと呼ばれており、いくつかの映画スタジオが。
見学することもできます。併設されたオスカーホテルでは、ここで撮影された映画が展示されていました。
薔薇渓谷
ワルワザードを経て、次は薔薇の生産地(Kelaat Magouna )へ。ここは、5月になると大量の薔薇が咲き乱れるそう。春に来たら、さらに綺麗だったんだろうなあ。
ここには、薔薇を使った商品がたくさん。ローズウォーターや、ローズティー等々。良い香りがします。薔薇で有名なので、Rose Valley(薔薇渓谷)と呼ばれるようになったとか。
ダデス渓谷
1日目の宿泊地は、ダデス峡谷。高台にあるリヤドなので、夕日が美しく鑑賞できました。ツアー中は、宿泊先で朝食、夕食が付いて来ます。プライベートツアーで、宿のランクをグレードアップしたので、素敵なリヤドに泊まれました。
リヤド内のインテリアは全て、アラブ風。特に、電気カバーが素敵!
私たちが宿泊したリヤドはこちら
注意事項
ここでは、「サハラ砂漠ツアー」と呼んでいますが、サハラとは「砂漠」の意味を指すので、本来なら「サハラツアー」が正しい名称です。しかし、日本語では「サハラ砂漠ツアー」が広く使われているので、私も同様に使用しています。
終わりに
まだ目的の砂漠には付いていませんが、アイット・ベン・ハドゥをはじめ見所が多い1日でした。翌日には、メルズーガへと足を踏み入れます!