外国語を話せない人にとって、海外旅行のボトルネックになるのが、外国語でのコミュニケーションですよね。そのボトルネックを解消してくれるのが、通訳機です。
2021年2月時点、新型コロナウィルスの影響で観光目的の海外旅行は控えるよう推奨されています。日本に住む予定の両親は、新型コロナウィルスの拡大の前に何回かヨーロッパに遊びに来たことがありましたが、毎回パッケージ旅行を利用していました。
今後、個人旅行でヨーロッパに旅行するとなれば、外国語で必要最低限のコミュニケーションをとる必要が出てきます。そんな時に通訳機があれば便利だろうなあと前々から感じていたのですが、タイミングよく通訳機POCKETALK(ポケトーク)をレンタルさせてもらう機会をいただきました。
外国語を話せない両親にとって、POCKETALK(ポケトーク)どのくらい役に立ちそうなのか、実際に試してみることに。
ポケトークとは?
ポケトークは、持ち運びできる通訳専門の電子機器です。現在、ポケトークW(通訳のみ)と、ポケトークS(通訳に加え、カメラ翻訳機能もあり)の2種類が発売されています。
主な特徴は、以下の通りです。
- 61言語で音声とテキストに、21言語でテキストのみに翻訳。合計82言語に対応。
- グローバルモバイルに通信付きなので、139か国で利用可能。
- 英語だけではなく、多言語に対応しているのがありがたいですね。英語も、アメリカ英語、イギリス英語と同じ英語でもそれぞれの国で話されている英語に対応しています。
実際に使ってみて
私は海外に住んでいるので、日本に住んでいる両親に届いたポケトークを使ってもらいました。
状況が状況なだけに、海外にはいけないので、好きなように使ってもらうことに。
父が「レックスは、犬です。」とポケトークに話しかけると、
スペイン語で「Rex es un perro」と返ってきました。
画面にも、ちゃんと表示されていますね。
英語でも、他に色々話しかけてみたのですが、ちゃんと通訳されました。
コインランドリー帰りだったらしく、洗濯の事を話しかけたようです(笑)。生活感が感じられる会話も、しっかりと対応していますね。
メリット
外国語を話さない両親が実際に使ってみて感じたメリット・デメリットはこんな感じでした。
履歴が残る
履歴がいくつか残るので、事前にフレーズを用意しておける。海外で税関の質問や、レストランでの注文に戸惑わなさそう。
持ち運びしやすい
ポケトークという名前だけあり、ポケットサイズ。スマートフォンよりも、ひとまわり小さく、手のひらにすっぽります。
できるだけ手荷物を少なくしたい時も、コンパクトサイズなので持ち運びは問題なさそうとのことでした。
デメリット
音声が悪い会話には適してない
今回、私と両親は、テレビ通話をしながら、ポケトークを一緒に使ってみました。テレビ通話を通した音声は、聞き取りにくいらしく、通訳が正しく行われないことがしばしば・・。
新型コロナウィルスパンデミックの影響で、今後マスクをしての会話や、パーテーション越しの会話がどれだけ続くかわかりません。それでも、音声が不明瞭な場合、通訳には影響しそうだな、と思いました。
結論
現在、スマートフォンにGoogle翻訳などのアプリをいれ、通訳機代わりとして利用している人も多いと思います。
私の両親は、とりあえずは、スマートフォンの翻訳アプリで用が足りそうでした。
スマートフォンを持っていない、アプリを使いこなす自信がない人は、POCKETALK(ポケトーク)の方が、操作が簡単なので、利用する価値はありそうです。
今回試させてもらったタッチスクリーンのポケトークSは、購入価格3万以上ですが、ポケトークWは1万円以内で購入可能ですよ。
ではでは。