エメラルドグリーンの湖と滝からなるプリトヴィツェ湖群国立公園は、クロアチアの中でも屈指の観光スポットです。クロアチアには美しいビーチや島々がたくさんありますが、プリトヴィツェ湖群国立公園はそれらと肩を並べて、もしかしたら、そららよりも自然に溢れ美しい場所と言えます。
首都ザグレブからも比較的簡単に訪れることができるので、クロアチアへの旅行の際には是非とも訪れたいところ。今回のクロアチア旅行でプリトヴィツェ湖群国立公園を実際に訪れてみて、「これは事前に知っておきたかった!」ということがいくつかあったので、それらをまとめて紹介して行きたいと思います。
プリトヴィツェ湖群国立公園の見どころ
プリトヴィツェ湖群国立公園は、16の湖と92の滝からなります。水は、透き通ったエメラルドグリーン。天国が存在しているのであればこんなところなのではないだろうか・・と思うくらい、自然溢れ空気は透き通り、美しい場所です。
滝も大きなものから小さなものまであり、大規模なものは70メートルを超える高さがあります。この滝の迫力も圧巻!日々の生活で溜まったストレスを排出できること間違いなし、です。
プリトヴィツェ湖群国立公園訪問前に知っておきたいこと
それでは、プリトヴィツェ湖群国立公園を訪問するにあたって知っておきたい情報を一つ一つみていきましょう!
1)入場料
プリトヴィツェ湖群国立公園の入場料は、時期によって変わります。オフシーズンである冬は、大人一人あたり入場料約1000円。ショルダーシーズンである春と秋は、約2600円。ハイシーズンの夏は、16時前までの入場の場合約4500円まで上がります。16時以降に入場する場合は、ショルダーシーズンの価格と同じ。
正確な価格は、プリトヴィツェ湖群国立公園公式ウェブサイトで確認してみてください。お支払いには、現金だけではなくクレジットカードも利用できました。
2)公園内のハイキングコース
プリトヴィツェ湖群国立公園には、8つのハイキングコースが用意されています。(期間によっては利用できないコースもあり)各コースは、しっかりとマークがされているので迷う心配はありません。
短いもので2−3時間、長いもので6−8時間のコースがあります。体力と滞在時間に合わせてコースを選んでみてください。各コースは公式ウェブサイトから確認できます。
私たちは、最も長いコースを歩いてみました。コースによっては、シャトルバスでの移動と水上ボートでの移動が含まれます。支払いは必要なく、公園内のシャトルバスや水上ボートは入場券を見せれば無料で利用できます。
3)宿泊すべきか日帰りか
1)プリトヴィツェ湖群国立公園に宿泊する
プリトヴィツェ湖群国立公園付近にはいくつか宿泊施設があります。余裕を持ってプリトヴィツェ湖群国立公園を見学するのであれば、宿泊すると良いかと。プリトヴィツェ湖群国立公園は広大なので、1日歩いて周るとかなり疲れるので。
しかし、最も時間がかかるコースでも1日で周ることはできたので、プリトヴィツェ湖群国立公園には2日は取らなくても良いと思います。1日見学して、1泊して、翌日に移動するのが良いでしょう。
2)日帰りで行く
プリトヴィツェ湖群国立公園は、クロアチアの首都ザグレブからバスで約2時間の距離にあります。ザグレブに宿泊して、プリトヴィツェ湖群国立公園に日帰りで遊びに行くことも可能です。
私たちは、朝にザグレブからプリトヴィツェ湖群国立公園へ行き、夜にプリトヴィツェ湖群国立公園からスプリット行きのバスに乗って移動しました。ザグレブからスプリットの間に公園があるので、このように間に挟んでも良いかもしれません。バスの本数と時刻は限られているので、事前にスケジュールを確認してから予定を立てるようにしてくださいね。
荷物を持って移動する場合、無料でプリトヴィツェ湖群国立公園の倉庫に荷物を保管してもらえます。倉庫には人の出入りが頻繁にあるので、貴重品は預けない方が無難ですが、大きな荷物はここに預けられれば公園の散策を身軽な格好で楽しむことができます。
4)プリトヴィツェ湖群国立公園への行き方
プリトヴィツェ湖群国立公園への交通手段は、バスか車。バスは、クロアチアの主要都市からは数本出ているので、スケジュールを確認して予定を立てるといいでしょう。ザグレブからプリトヴィツェ湖群国立公園へバスで行く場合は、ザグレブの中央バスターミナルが出発地となります。
もしくはガイド付きのツアーで訪れるという手もあります。グループでまとまって車で移動できるので、楽チン。
プリトヴィツェ湖群国立公園訪問のアドバイス
– プリトヴィツェ湖群国立公園内、また付近には、数軒レストランがあります。しかし、メニューの種類も味も平均以下と言っていいです。美しい公園ですから、食べ物を持参してピクニックをするのがオススメですよ。
– 休日は非常に混み合います。特に、大きな滝の前は、皆写真を撮ろうとするので歩くスピードが遅くなり、それが原因で人の渋滞ができることも。写真を撮影しない場合は、撮影する人たちを避けて前に歩いて進みましょう。
– 今回のプリトヴィツェ湖群国立公園ハイキングの中で一番長い時間待つことになったのは、ボートに乗るとき。午前中は空いていたのですが、午後になり入場者が増えてしまい、かなり混み合ってました。ハイキングコースを選ぶ際、ボート乗車が午前中に来るようにコース選択をすると良いかと思います。また、公園自体できるだけ朝早く訪問するのがオススメです。
最後に
記事中の写真は全てプリトヴィツェ湖群国立公園内で撮影したもの。写真からでも、滝の威力や澄んだ空気が伝わってきたのではないでしょうか。生のプリトヴィツェは、写真の数倍綺麗ですよ。
今回のクロアチア旅行の旅程を考える際、日程上プリトヴィツェ湖群国立公園は外そうかと思ったのですが、「こんな美しい公園はそうそうない!」と思いとどまって本当に良かったです。日程的にきつくても、クロアチアでは是非プリトヴィツェ湖群国立公園へも訪れてみてください!
ではでは。