海外に滞在していると、自分で日本料理が食べたくなるだけではなく、外国人にも日本料理を味わってもらいたいと思いますよね。外国人に作ってあげる日本食の中でも、お好み焼きは鉄板とよく聞きます。確かに、美味しいですし、必要な食材はほとんど現地調達可能であり、料理があんまり得意ではない人でも簡単に作れます。
今回は、海外で日本食を振る舞うシリーズ第2弾として、ベルリンでお世話になっている部屋のオーナーにお好み焼を振舞ってみました。本当にお好み焼きが外国人にとって鉄板なのか、要チェックです。簡単、お好み焼レシピも合わせてご紹介します。
ちなみに、第1弾は、スペイン人一家に照り焼きチキンを振舞いました。
日本の味を海外で!たった3つの調味料で出来る照り焼きチキンを作ろう
お好み焼に必要な食材はこれだけ!
お好み焼は、本当に簡単に作れます。まずは、食材から確認していきましょう。
キャベツ 1/4玉
*ネギ 2本
*人参 2本
卵 2個
小麦粉 適量
水 適量
だしの素 大さじ1杯
たったのこれだけです。お好み焼は、基本的にキャベツがあれば作れるといっても過言ではありません。その手軽さから、どんな国でも簡単に作れる日本食です。
*のネギと人参は、アレンジでいれました。今回はベジタリアンお好み焼で、肉類と魚介類を入れていませんが、お好みで、豚肉を入れたり、イカやタコを入れても美味しいです。ちなみに、山芋がヨーロッパでは手に入りにくいので、卵で代用しています。
日本からこの食材を持ってくると便利です
日本から持ってくると便利な食材はこちらの2点です。ウスターソースは、ヨーロッパでも手に入りにくい、もしくは割高なことが多いので、スペースが許す限り持ってきた方が良いと思います。
ちなみに、醤油は、少し割高ですが、アジア系、日系のスーパーに行かなくても現地のスーパーで手に入ることがほとんどなので、わざわざ持ってこなくても良い、というのが個人的な意見です。その代わりに、現地で手に入りにくくて割高な食材を持ってきておいた方が後々助かります!
あとは、だしの素です。これは本当に役立ています!だしの素があるだけで、ふと恋しくなる日本料理の味を作り出すことができます。例えば、味噌汁、めんつゆ、煮物等々。スペースもそんなに必要としないので、海外に長期滞在するのであれば持ってくることを強くオススメします!
簡単お好み焼きの作り方
まずは、必要な材料をみじん切りにします。写真はネギを切っているところですね!部屋のオーナーセルゲイは、私がブロガーということを知っているので、何も言わなくても進んで写真を撮ってくれます。ありがたいです。
キャベツ、人参、ネギを全てカットしました。ここに、小麦粉を適量入れて、卵を割って入れて、かき混ぜます。小麦粉が適量なのは、適当だからなのではなく(笑)、後ほど具合を見ながら水を入れて生地を作るためです。入れすぎには注意してくださいね〜
全ての材料を見て混ぜ合わせます。具合を見て、水を入れます。小麦粉のダマがなくなり、適度な粘り気が出てきたら、生地の完成です。
生地が完成したら、今度は生地を焼いていきます。フライパンに油を引き、3等分(もしくは人数に合わせて等分)して、生地をフライパンに流し入れます。キャベツと人参は火が通りにくいので、中火で3分から5分ほど焼きます。ひっくり返して、もう片面も同様に焼きます。
丁度良く焼きあがったら完成です!フライパンからお皿に移しましょう。今回は、はりきってご飯も炊いてみました。炊飯器はもちろんないので、鍋で炊いています。コツをつかむと、美味しく炊けるんです。もう炊飯器はいらないかな、と思っています。
果たしてお好み焼の感想は?
さて、無事に出来上がったお好み焼きを、セルゲイと、もう一人の部屋のオーナーユーディットに早速試してもらいましょう。お好み焼きは、外国人にもウケが良いと言われていますが、彼らが気に入ってくれるか、緊張の瞬間です。
まずは、セルゲイがお好み焼きを一口頬張ります。・・・しばし無言。
「え、美味しくなかったかな。もしかしてキャベツに火が通ってなかったんじゃ・・?」と不安が押し寄せてきます。
私が心の中で反省会を始めたところで、セルゲイが「おいしい!」と一言。
セルゲイ「美味しいね。野菜がたっぷりだから、ヘルシーだし。あと、味が重すぎないからいいね。」と感想をいただきました。続いて、ユーディットがお好み焼きを試します。
ユーディット「確かにヘルシー。おいしい。このソースが絶妙!」彼女もお好み焼きを気に入ってくれたようです。日本から持参したウスターソースが特に良かったみたいですね。まさか、ウスターソースがここまでウケるとは思っていませんでした。
マヨネーズがないじゃないか、と不思議に思っている方もいるかと思いますが、今回はあえてマヨネーズは使いませんでした。彼らはマヨネーズは体に悪いから食べません。今まで一緒に住んだドイツ人でマヨネーズを使っている人を見たけたことはありません。マヨネーズがなくても十分美味しいです。そして、ヘルシーです!
「ところで、日本ではお好み焼きをどうやって食べるの?ナイフとフォーク使うの?」とセルゲイが聞いてきました。「いや、日本では全部箸で食べるよ。」と答えると、「どうすれば箸でお好み焼きを切れるんだ!」と興味津々でした。彼らからすると、箸でお好み焼きを切るなんて想像つかないみたいです。日本人の当たり前が外国人にとっては当たり前じゃないのが面白いところですね。
最後に
お好み焼きが外国人に鉄板なのは、本当でした。ウスターソースがあれば、更に喜ばれること間違いなし。日本から是非持っていきたい調味料です。お好み焼きは料理が苦手でも簡単に作れるので、周りの外国人に作ってあげたら喜んでもらえるはずです。