海外で働く上で避けられないのが、給料交渉。日本では、ある程度企業毎、年次数で給料レベルが定められていることが多いので、給料交渉する機会は少ないのではないでしょうか。
ドイツで働いている私も、何回か給料交渉する機会がありました。今回は、海外就職での給料交渉のポイントを紹介していきます。
ドイツを例に海外での給料形態について
日本では、月給とば別に、夏と冬の2回ボーナスが支給される企業が多いと思います。ドイツを始め、多くの海外の企業で取られているのは、年俸制。野球選手のように、1年の給料金額を決め、それが12ヶ月分月々支給されます。
企業によっては、ボーナスが支給されるところもありますが、それも年俸に含まれており、交渉で決定する場合もあれば、個人のパフォーマンスによって、年棒とは別に支給されることも。
また、現金支給ではなく、自社株やその権利を支給される場合もあります。給料や、その他の報酬があるのかは、契約書に署名する前、オファーが出された時点で提示され、双方が納得いくまで話あうことに。
ここでちゃんと交渉しないと、なかなか給料があげられない場合も多いので、しっかり交渉しておきましょう!
給料交渉で抑えておきたい3つのポイント
それでは、給料交渉で抑えておきたいポイントを紹介していきますね。
1.自分の職種の平均給料を調べる
給料交渉するにしても、どのくらいの金額が適正なのか知る必要があります。その際に便利なのが、給料が検索できるウェブサイト「glassdoor」。
企業別、元被雇用者がその企業のレビューが掲示されており、給料レベルが見ることができるのです。給料以外も、面接の内容や会社の雰囲気も残されているので、就職活動や転職活動中にも有用なサイトですね。
こちらは、アメリカのairbnbの給料のページ。このように、一覧で給料を見ることが出来ます。
この他にも、同僚や同じ職種の人にリサーチし、自分の職種と職歴の平均給料を割り出して見るのも良いですね。その平均給料をもって、交渉をして得たい希望年収金額を決めましょう。
2.希望金額に20%乗せた金額を提示
オファーが出た後の面接時やパフォーマンスのレビュー時が給料交渉に適した場です。どの会社も、1年に1回から4回はパフォーマンスレビューの機会があるはず。
この場で、希望年収に20%を上乗せした金額を提示します。希望金額に20%ものせると、高くみえすぎちゃうんじゃ・・と心配になるかもしれません。でも、心配ご無用。企業側もカウンターオファーで金額を下げてくることがほとんどなので、多めに提示しておくのです。
3.粘り強く交渉
一度金額を提示しても、なかなか企業側から返事が来ない場合があるかもしれません。企業側にとって、人件費は大きなコストでもあります。そのため、給料交渉には積極的ではない場合もあるんですよね。
でも、ここで引き下がっては、給料は上がりません。粘り強く交渉することが、希望年収を得るために一番必要なことなのです。
私も、何回か粘り強く言い続けたことで、希望の金額で給料交渉をすることができました。私の周りには、半年間かけて給料交渉をし、希望の年収を得た人もいます。給料交渉は結構時間がかかったりしますが、諦めずに交渉しましょうね!
終わりに
今回は、海外就職における給料交渉のポイントをまとめて紹介してみました。私はドイツで働いているので、ドイツ企業での給料交渉の経験を元にしています。国によっては当てはまらない事もあるかもしれませんが、日本での風習とは違うという点がわかっていただければと思います。
日本企業で働いている時のように、受け身でいると給料は一生上がらないので、自分から積極的に交渉していくことが重要です。もちろん、仕事の成果が付いてきて、相手を説得させる事も大事なので、仕事も頑張りたいですね!
ではでは。