先日の家族旅行で南ドイツのミュンヘンにも行ってきました。しかし、2泊3日の旅程で3都市を周るというカツカツの旅程の中、ミュンヘン観光のために取れた時間は半日のみ。
ミュンヘンはご存知の通り、大都市です。かつてのバイエルン王国の首都という歴史的にも重要な場所。また、第二次世界大戦時に損害をそれほど受けなかったっことから、昔からのドイツの美しい風景が比較的残っています。
そうですう。時間が許すなら、数泊してゆっくり観光したいところなのです。しかし、時は金なり。なかなか人生そうはいかないときもあるもの。私達も、今回は許された時間である半日でミュンヘン観光することに。
半日しか時間がない私達のミュンヘンでやりたいことをリスト化はこちら
2)ミュンヘン旧市街を散策する!
3)ミュンヘンを一望する!
4)老舗カフェでドイツのケーキを食べる!
5)サッカーの本場でサッカーを見る!
です。果たして、半日で全てを達成することはできるのでしょうか?!
12時 ビアホールAugustiner-Kellerでランチ
朝にローテンブルク・オプ・デア・タウバーを出発し、電車でミュンヘン中央駅に到着したのは13時。既にお昼時。お腹はペコペコです。でも、あえて移動中に食事は取らずに我慢してきました。
何故なら、ビールレストランに行きたいから!
ミュンヘンといえば、世界一のビールの祭典オクトーバーフェストが有名ですよね。それもそのはず、ミュンヘンが位置するババリア地方にはドイツにあるビール醸造所のおよそ半分が集まっているのですから。
ミュンヘン市内には、各醸造所が運営するビアホールがたくさんあるのです。ドイツに来たからには美味しいビール、飲みたいですよね?
では、行ってみましょう!
私たちが訪れたビアホールは、Augustiner-Keller。ミュンヘン最大級のビアホール(室内)&ビアガーデン(室外)です。ミュンヘン中央駅から徒歩で8分と近いのも嬉しいところ。
Augustinerは、1328年創立のドイツ最古のビール醸造所。ドイツ人でも、このビールを好きな人が多いです。ちなみに、私の勤務先では毎週金曜日にビールが提供されるのですが、そのブランドもAugustinerです。
こちらが、ビアホールの室内。インテリアも長い歴史を感じさせる趣のあるものに統一されています。そして、迷いそうなくらい広大でした。いや、本当に。
こちらが、お目当てのAugustinerのビール。Weissbier(小麦ビール)にしてみました。小麦ビールは日本では馴染みがないですが、軽快な味わいなのでビールが苦手な人にもオススメ。
左に写っているのが、プレッツェルです。着席時からテーブルに何事もなく置かれていますが、無料ではないのでご注意を。
食事には、パテとニュルンベルクソーセージを頼んでみました。
何ともシンプルな見た目・・!でも、塩味が効いた味付けはよくビールと合うんですよね。
とはいえ、値段の割に、量と味はまあまあといったところ。ビアホールは、美味しい料理を期待するのではなく、美味しいビールと雰囲気を楽しむところなのだと思います。
今回は時間がなくていけなかったのですが、旧市街にある Hofbräuhausも人気のビアホール。早めの時間に行けば、ホワイトソーセージが食べられるかも?
14時 ミュンヘン旧市街へ行こう
ミュンヘンの旧市街は、マリエン広場周辺のことを指します。ミュンヘン中央駅からは、Sバーンで移動します。ミュンヘンの交通機関の利用方法は基本的にベルリンと同じ。
【参考記事】ベルリンの公共交通機関を乗りこなそう!チケットの買い方から乗り方まで紹介します
チケットを購入したら、改札口はないので、刻印してから電車に乗ります。私たちが初めて乗った電車ですぐに検察員に会ったので、チケットの購入&刻印は必須です!
ミュンヘンの交通費は、1回券(短距離)1.40ユーロ、1回券(通常券)2.6ユーロ、1日券6.4ユーロです。3回以上乗車する場合には、1日券がお得ですね。
マリエン市場に着くとまず目に入るのが、巨大な仕掛け時計。この時計は、毎日11時、12時、17時(3−10月のみ) に決まった時間に仕掛け時計が動き出します!
この時間になると、広場には溢れんばかりの人が仕掛け時計のショーを見に集まってきます。もちろん、私たちも17時に再訪してみてきましたよ〜
ショーは、1568年に行われたバイエルン大公ヴィルヘルム5世とロートリンゲン(ロレーヌ)公女レナーテとの結婚式を再現したものだそうです。
10分間音楽と仕掛けのショーが続くため、動画を撮った私の腕はつりそうになりました。(笑)
15時 老舗カフェでドイツのケーキを食べよう
歴史のある街ミュンヘンでは、老舗カフェもたくさん。私たちも目をつけていたお店に行ってきました。それは「Tambosi」。レジデンツのすぐ近くにあります。
店内は、シャンデリアや昔ならではの家具が施された重厚な雰囲気です。
今回は、ドイツ式アップルパイApple strudelを頼んでみました。
バニラビーンズがたっぷり入ったクリームがたっぷりかかっていて美味しい。ドイツのケーキは、日本のケーキよりも甘め。スイーツ好きにはたまらないはず!
17時半 聖ピーター教会からミュンヘン市街を一望しよう
ヨーロッパの都市に行ったら欠かせないのが、塔に登って街を一望すること。プラハのプラハ城やポルトのクレリゴス塔のように、空から見た街は、地上からの風景とは違った表情を見せてくれるのです。
ミュンヘンの場合は、聖ピーター教会から街を一望することができます。そのためには、まず階段360段を登る必要が・・!通路は狭めなので、大きな荷物は持っていかない方が無難。そして階段は結構急です。
階段を登り終えると、目の前にはこんな風景が。
ミュンヘンは大都市とはいえ、教会を除き高層物がないので、遠くまで景色を見渡すことができました。
21時 サッカーの本場でサッカーを見る!
ドイツといえば、サッカーの本場。私達が旅行しているときは、ちょうどEURO2016開催中で、ミュンヘン滞在日はドイツ戦の日でした。
折角ならば、本場でのサッカー観戦を楽しみたいもの。最初はオリンピックスタジアムのパブリックビューイングに行こうかと思っていたのですが、翌朝の出発が早い為断念。
代わりに、ホテルの近場で食事をしながら試合鑑賞することにしました。
ドイツのすごいところ(?)は、普通のレストランでも大型テレビやスクリーンを導入してサッカーの試合を放映すること。サッカー試合を放映しないと機会損失になるのかも。それほど、サッカー試合を見に来るお客さんが多いってことですね。
私達も、たまたま入ったドイツ料理レストランに、大きなスクリーンと、空席があったので、そこで地元の人々と一緒にサッカー観戦を楽しみました。
あっという間に過ぎたミュンヘンでの半日でしたが、当初頭にあったやりたいことは、何とか全て達成できました。それでも、Viktualienmarkt(フードマーケット)に行ったり、BMW博物館に行ってみたり、とまだまだやってみたいことはたくさんありますが、それはまた別の機会に。
ミュンヘンは、ノイバンシュタイン城やロマンティック街道への観光の拠点にもなる都市。他の都市も魅力的だけれど、ミュンヘンでの時間もぜひ楽しんでみてください。たった半日でも、ミュンヘンならではの体験をすることは可能ですよ!
ミュンヘン発のオプショナルツアーもあるよ
ミュンヘンは、南ドイツ観光の拠点となる都市です。周辺の魅力ある都市を訪問してみてはいかが?
ノイシュバンシュタイン城&リンダーホーフ城 日帰り観光ツアー <日本語イヤホンガイド付き/ミュンヘン発> | VELTRA
ローテンブルク&ハールブルク ロマンチック街道人気のスポット日帰り観光ツアー | VELTRA
ミュンヘン市内観光はこちら。
【ミュンヘン市内観光】レジデンツ入場&旧市街&市場で食べ歩き 半日ウォーキングツアー |VELTRA
ミュンヘンでどこに泊まる?
バイエルン州はドイツの中でも物価が高いエリアなので、宿泊費のレベルも結構高めです。観光の中心となる旧市街のシティホテルに宿泊する場合、最低1泊100ユーロします。
一方、ミュンヘンの市内交通は便利なので、中心地にちょっと離れた場所に宿泊するという手もあります。中心地から離れると、価格がかなりお手頃になります。
Hotel Schlicker — 旧市街のど真ん中という好立地
Hotel Am Markt — 旧市街にあるのに良心的価格
LetoMotel München City Ost — お手頃価格かつ清潔なホテル
終わりに
半日しか時間がなくても、ミュンヘンをかいつまんで楽しむことは可能です。特に、美味しいビールを飲めたら最高ですね!ミュンヘンからは、色々と日帰り旅行のオプションがあるので、うまく旅程を組んで楽しんでください。
ではでは〜。