海外旅行の準備で一番気になるのが、「お金」の持っていき方ではないでしょうか?私は今まで30カ国以上旅行してきて、何度か失敗をしてきました。それを経て、今はだいぶ自分なりの賢くお金を持って行く方法に落ち着いたところです。
今回は私が考える賢いお金の持っていき方をまとめてみたいと思います。お金の持っていき方には正解はないですが、海外旅行の際の参考になれば幸いです。
私のお金の持って行き方
私が海外旅行の際に持っていくのは、基本的に「現金」と「クレジットカード」です。場合によって、「プリペイドカード」を追加することもあります。
現金
海外旅行で現地のお金を手に入れるには、現金(日本円)と交換するのが手っ取り早いです。基本的に旅行者は、両替所や銀行で外貨(外国では日本円が外貨)を現地の通貨に交換してくれます。この時、パスポートといった身分証明書が必要となることが多いので、忘れずに。
現金のリスク
1)盗難の恐れ
大量の現金を持ち歩くのは、どんな場所でも好ましいことではありません。盗難に遭うと、たとえ盗難保険に入っていたとしても、現金はほとんどの場合補償されません。
2)為替レート
両替で厄介なのが、為替レートです。為替レートは、両替所や銀行によって異なります。ある程度のまとまったお金を両替する場合、為替レートの違いが両替後のお金の金額にも影響をもたらします。また、気をつけなければいけないのは、為替レートだけではありません。為替レートが良い両替所を見つけて両替したとしても、手数料(commission)があり、がっぽりお金を引かれる・・ということもあります。為替レートだけではなく、手数料の有無にも気をつける必要があります。
クレジットカード
海外旅行での支払いに便利なのが、クレジットカードです。VISA や MasterCardといった国際的なクレジットカードなら、世界中ほとんどの国で利用できます。クレジットカードの良いところは、1) 大量の現金を持ち歩く必要がないこと、 2) 為替レートが一定であること、です。為替レートは、クレジットカード会社の規定で決まっているので、いちいち会計の際に為替レートを確認する必要はありません。
クレジットカードのリスク
1)二重請求の恐れ
これは海外での利用に限ったことではありませんが、クレジットカードのデータを悪用される危険性はあります。会計を二重で請求されたりすることもあるので、利用後に利用明細はしっかりチェックすることをオススメします。
私の愛用クレジットカード
私は5年ほどEPOSカードを使っています。EPOSカードの良いところは、下記の3つ。
1)ポイントが貯まり、マルイ系列店をはじめ買い物に使える
2)最長90日までの海外旅行傷害保険が使える
3)初回作成時に8000円分のエポスポイントがもらえる
私は、飛行機のチケットや宿泊先の予約支払いもEPOSカードにして、ポイントを貯めています。今は海外に住んでいますが、日本に帰る度、ポイントを使って買い物に使ってます。ポイント還元文を考えると、旅行中の食費や宿泊費を両替した現金で支払うより、クレジットカードで支払ってしまった方がお得です。
プリペイドカード
基本的な旅行では現金やクレジットカードで十分です。でも、場合によってはプリペイドカードも役立ちます。プリペイドカードにお金をチャージしておけば、現地国のATMでお金を引き出すことが可能。クレジットカードのキャッシングよりもコストを抑えられます。また、プリペイドカードはクレジットカードと違い、信用力が低い未成年者でもカードを作成できるのもメリットの一つです。
プリペイドカードのリスク
海外のATMは、信用になりません!(笑)海外でのトラブルで、ATMで差し入れたカードが出てこなかった・・という話を聞いたことがありませんか?今は、機械自体が改善してきているとはいえ、100%安全とは言い切れません。話は変わりますが、私はベルギーでカードをATMに忘れるという失敗をしたことがあります。カードは見つかりませんでしたが、悪用されなかったのでよかったです・・。
私の愛用プリペイドカード
私は、Manepa Cardを使っています。マネパカードは、3ヶ月のスペイン旅行に行く前に作りました。ManepaCardの良いところは下記の通り。
1)ManepaCardは国際キャッシュカードよりもおトクに米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドルを引き出すことができる
2)年会費無料!
3)与信審査なしでカードが作れる。15歳の未成年者からカード作成可能。
クレジットカードと違って、プリペイドカードに入っているお金しか使えないので、使いすぎる心配もありませんね!
海外旅行先で賢くお金を利用する3つのコツ
1)行き先によってお金の持って行く手段の配分を変える
海外旅行先の国よって、クレジットカードでほとんどの支払いをできる場合と、現金が必要な場合が変わってきます。例えば、デンマークやアメリカといった、クレジットカードの利用が確立されている国々。これらの国では、少額の支払いもクレジットカードでできる場合が多いです。私がデンマークへ旅行した時は、1銭もデンマーククローナに両替することなくすみました。
一方、現金重視の国では、やはり現金を持って行く必要があります。タイやインドといった発展途上国の国々では、クレジットカードの利用はそこまで期待できないと思っておいた方がいいでしょう。現金重視の国は、これらの国だけではありません。技術が進んでいそうなドイツも、現金重視国。レストランでもクレジットカードを受け付けない、またはドイツに住んでいる人しか作れないデビットカードしか使えない場合がほとんど。
こういった事情は国によって変わるので、旅行先でどのくらいクレジットカードが使えそうかどうかを旅行の前に事前に確認しておくといいですよ。
2)両替は極力現地でする
両替は日本の銀行でするより、現地の銀行もしくは両替所でした方が、為替レートが良い場合がほとんどです。日本円を持っていき、現地で両替するようにしましょう。また、空港の銀行や両替所も両替レートが悪い場合が多いので、現地空港に着いたら、両替は必要最低限に抑え、街についたら両替をするようにする方がオススメです。
3)ドルやユーロは持っていると便利
日本円は、ポーランドのズオティやチェコのクローナに比べて、流通量もはるかに多いですし、信用度も高いです。国際通貨ですから。それでも、海外ではドルやユーロには敵いません。ほとんどの国で日本円で両替をすることはできますが、現地の人が喜ぶ通貨で両替した方が通貨レートが良い場合があります。
例えば、中南米の国々。両替所でも、ドルやユーロしか受け付けないところもあるそうです。
アメリカやヨーロッパを旅行して米ドルやユーロが余ったら、それを日本円に再両替してしまわずに、取っておくのも一手です。ドルやユーロなら、日本円と同じように海外で両替できるので、下記のように両替回数を減らすことが可能。
【例】ヨーロッパを旅行後、タイへ旅行する場合
日本円→ユーロ→日本円→タイ・バーツ
毎回両替すると、3回両替する必要が出てきます。
日本円→ユーロ→タイ・バーツ
ユーロをそのままタイで両替してしまえば、2回の両替で済みますね。両替回数を減らせますし、手数料も抑えられます。
最後に
お金を賢く持って行き、海外旅行で使うには、事前の準備とリサーチが重要です。クレジットカードやプリペイドカードを作るには、2週間から1ヶ月の時間がかかります。
これから旅行を控えている方は、今のうちにカードを作ってしまいましょう!私は、長期旅行出発の3週間前にマネパカードを作り始めて、カードがちゃんと届くか不安な時期を過ごしたので・・。(カードは旅行前に無事届きました!)
初回8000円分のクーポンがもらえるEPOSカードを作ってみる
また、海外旅行先でクレジットカードがどれくらい使われているのか、現金はどのくらい持って行くのが適切なのか、を調べておけば、慌てて日本の空港で現地の通貨に現金を全て両替する!なんてことなく、賢くお金を現地で使えるはずです!
賢くお金を使って、現地での時間を楽しんでください!
ではでは。