メーデー(May Day) って知っていますか?
日本では馴染みが薄いですが、海外では「Labour day」として労働者の権利欲求を行う日として祝日になっています。また、5月の第1日目ということで、夏の始まりを祝う人しても知られています。
数週間前から私の周りで「メーデーの日、ベルリンはすごいことになる」と聞いており、興味半分不安半分でこの日を心待ちにしていました。
一言で表すと「カオスだった」
May day in Krezberg
メーデーの日の中心になるのが、ベルリンのクロイツベルク地区。ここを会場に、My Festというイベントが開催されます。My Festは、2003年の5月1日に始まり、もう数十年も、特に大きな暴動や問題もなく続いているから凄い。
プログラムを見てみると、ステージパフォーマンスがあったり、ライブミュービックがあったり、政治演説があったり、デモンストレーションがあったり、と何でもありな感じです(笑)
平和的なカオス
そうとはいえ、何か危険なことがあるのではないかと少々ビクビクしていましたが、危険な事に会う事もなく、大規模なデモを見かけることもなく、平和的に過ごすことができました。
それよりもすごかったのが、人混みと、人々のハジけっぷり。
ベルリンってこんなに人がいたの?と思うくらい、会場には溢れかえるほどの人々。普段のベルリンは、ショッピングセンターに行っても、人混みにあうことがないので、この人混みっぷりは尋常じゃありません。
そして、ステージ会場以外にも各々のレストランやバーでは、大音量で音楽を流しており、さながらオープンクラブのようになっている。また、路上でミュージックパフォーマンスする人も。
本当に何でもありのカオス状態。もはや、大規模なオープンパーティです。
大晦日の日(シルベスター)のベルリンの人々のハジけっぷりもすごかったけれど、メーデーも負けず劣らずハジけてました。
普段は、おとなしい街も、お祭りとなると、血が騒ぐよう。お祭り人間である私は、その気持ちがよくわかるなあ。
ベルリンのメーデーは、平和的でありつつも、カオスでした。
ベルリンの違う顔。いや、本当の顔が見えるイベント。この時期にベルリンにいるなら、行ってみては?
[Information]
My fest
開催時間: 12時〜22時
会場への行き方:13時以降、会場の中心地の駅(U bahn Görlitzer Bahnhof,U bahn Kottbusser Tor)は電車が止まりません。
13時前に会場入りするか、数駅先(U Hallesches Tor)から歩くことになります。
食事:屋台が出ているので、食事に困ることはないです。主に、ケバブやチキンといったストリートフードが中心。道を歩いていると、煙がもくもくと上がっていて、「爆弾か!?」と一瞬焦りますが、それは屋台から出ている煙なのでご心配なく。
ドリンク:ドリンクもいたるところで販売されていました。生ビールの値段は、2.5〜4ユーロが相場。中心地から外れたところのコンビニでは、瓶ビール1.5ユーロで買えました。