10ヶ月の妊娠期間中、できれば旅行に行っておきたいと思う人は多いのではないでしょうか。
もちろん、体調によりますが、私は、妊娠期間中に3回海外旅行に行きました。妊娠中の旅行は、制限されることも多く、ストレスもありましたが、育児が始まる前に夫婦二人での思い出を作れたのは良かったです。
今回は、他にも妊娠中に旅行に行きたいと考えている妊婦さんに向けて、私が準備したことや学んだことを共有していきたいと思います。
旅行先と旅行時期
私は、妊娠中に3回飛行機に乗って海外旅行に行きました。
1回目 イタリア・ローマ (妊娠14週目)
2回目 イタリア・ナポリとアマルフィ海岸 (妊娠17週目)
3回目 スペイン・マドリード(妊娠26週目)
ちなみに、私はドイツ在住なので、海外旅行といっても、飛行時間は3時間以内です。日本への一時帰国も少し考えましたが、長時間フライトに乗る気にならなかったのと、出産後にゆっくり帰ろうと思ったので、見送りました。
体調が許すなら、長時間フライトの海外旅行も可能だと思いますが、担当医には相談した方が良いと思います。
旅行前に準備したこと
担当医に確認
飛行機には、航空会社の規定にもよりますが、妊娠36週前までは事前申請する必要なく搭乗できる場合が多いようです。
妊娠26週目の飛行機搭乗の前には、一応担当医に飛行機に乗っても問題ないかを確認しました。切迫流産の心配は言われてなかったのですが、担当医が念を持ってか子宮頸管の長さがを内診してくれ、問題ないと言われ安心したのを覚えています。
海外旅行保険の条件を確認
私は、ドイツで海外旅行保険に加入しているのですが、万が一旅先で何かあった時の補償条件と、連絡方法を旅行前に確認しました。
緊急の場合は、妊婦でも全て費用がカバーされる。
しかし、通常の検診はカバーされない。
とのこと。緊急で出産やら何か起こった時にどうすれば良いのか、事前に調べて置いただけで、旅行中の安心感が違いました。
旅行キャンセル保険に加入しておく
元々旅行好きかつ、旅行の計画は半年以上前から建てておくタイプなので、妊娠を考え始めた時、いつ妊娠しても良いように旅行キャンセル保険に加入しておきました。
妊娠して、つわりや切迫流産で、旅行どころじゃ無くなった時、事前に予約しておいた旅行をキャンセルできるようにするためです。
旅行キャンセル保険では、病気でやむを得ない場合のキャンセルがカバーされ、私の保険の場合、それに妊娠も含まれます。
私が加入していたのは、HanseMerkurの旅行キャンセル保険です。
体調に恵まれて予約していた旅行に行けたので、旅行をキャンセルする必要はなかったので、幸運でした。
妊婦旅行で学んだこと
飲食面での辛さ
旅行先での楽しみといえば、美味しい料理ではないでしょうか。イタリアもスペインも、生ハムやチーズ、ワインが美味しい国なので、旅行中は食べたいものが食べられなくてかなり辛かったです。
チーズは、食べられるものか、殺菌乳を使っているのかレストラン毎に聞いたりして、結構ストレスでした。
妊娠中の旅行では、飲食には期待しない方が良いと思います。美味しいものを食べる旅行は、妊娠前か妊娠後に楽しみましょう。
余裕を持った行程を組む
妊娠中は、疲れやすいので、妊娠していない時と同じ行程を組むと大変なことになります。
私も、旅行中に張り切って1日にやりたいことを詰め込みすぎて、1日の最後に腹痛が出て、お腹の中の赤ちゃんが大丈夫かかなり心配になったものです。その日以降は、ゆったりめの行程に変え、体調もよくなりました。
妊娠中の旅行では、無理は禁物です。
妊婦に優しい国を選ぶ
お腹が目立つ時期にスペインを旅行したのですが、スペインという国全体の妊婦への優しさには感動しました。
地下鉄に乗っていると、老若男女問わず、席を譲ってくれます。
プラド美術館の入場待ち行列に並んでいるとき、私が妊婦と知ると、優先的に入場させてくれたのです。ちなみに、小さい子連れの家族も優先入場していました。
スペインは、妊婦と小さい子連れに優しい国なので、海外旅行先としてはお勧めです。
終わりに
妊娠中の旅行は、安定期でも、賛否両論がつきまとうところです。私の場合、体調が比較的良かったので、旅行に行く決断をしましたが、旅行中には、妊娠していなかった時の旅行ではなかったストレスがあったことは確か。妊娠中に、リスクがある旅行には、無理してまでは行く必要があるとは思いません。
それでも、旅行に行きたい場合は、万全の準備を整えて、万が一に備えるしかないと思います。自分とお腹の中の赤ちゃんにとって、最良の方を選んでみてください。
ではでは。