前回記事で書きましたが、今年スペイン人と結婚しました。相手が一応外国人なので、国際結婚です。まさかスペイン人とは結婚するとは思っていなかったのですが、結婚してみると良いこと悪いことがあるものです。
今回は、スペイン人と結婚してみてよかったと思ったこと、困ったことを紹介していきます。スペイン人との結婚を考えている方だけではなく、国際結婚ってどんなものなのか、を知ってもらえるきっかけになればと思います。
スペイン人と結婚してよかったこと
主観になりますが、スペイン人と結婚してよかったかも、と思えることを書いてみます。
1)苗字を変えなくて済んだ
スペイン人は、苗字を二つ名乗ります。例えば、スペインのラホイ首相の本名を例にとってみます。
Mariano (名前) Rajoy(苗字1) Brey (苗字2)
通常、苗字1は父方の姓を、苗字2は母方の姓を名乗ります。全てのスペイン人が二つの姓を持つことになります。
そのため、スペインでは子供が両親のそれぞれの姓を受け継ぐことができるため、通常結婚しても姓を変えません。
私も、その風習にあやかって、自分の苗字はそのままにすることにしました。苗字変えるとパスポートや銀行口座や色々変えるのが大変なので。
2)スペイン語を勉強できる・スペイン文化を体験できる
スペイン人と結婚するからには、スペイン語力は必須になってきます。私はもともとスペイン語が好きでスペイン語を勉強していたので、これからスペイン語をもっと伸ばしていかなきゃな!と思っているところ。国際結婚となると、お互い母国語が違ってくる分、違う言語を(嫌が応でも)勉強できますし、スペイン文化を体験することができます。
国籍を変えるわけではないですが、自国以外にもうひとつ自国に近い国ができた、という感じでしょうか。
もっとあるかなーと思ったのですが、こんな感じです(笑)少ない・・? あと、生活のためを言えば、結婚しているとお互いの国の居住許可を得る権利を得られるというのも大きいですね。
スペイン人と結婚して困ったこと
次に、スペイン人と結婚して困ったことです。本音で書いていきます。
1)結婚の手続きが超絶面倒くさい
国際結婚の手続きがかなり大変でした。手続きを簡単にするために、デンマークで結婚したのですが、スペイン側での結婚登録は簡単になりませんでした・・。デンマークで結婚するために用意した書類以上に必要書類をかき集めて、神経をすり減らす日々。
どうしてこんなに大変なのか、もっと効率化はできないのか!とぼやいたら、スペイン人彼は「スペインは、人々に結婚させたくないんだろうね。特に外国人は。」といっていました。
2)スペイン語を身につけるのが大変
先ほど、スペイン人と結婚してよかったことに「スペイン語が勉強できる〜🎶」なんて書いたのですが、このスペイン語は困ったことでもあります。スペイン人と結婚するとなると、たのしいスペイン語だけではなく、必要にせまられた要求の高いスペイン語能力を身につけていかなければなりません。
お役所の人はスペイン語しか話してくれないし、スペイン人は怒るとスペイン語になるので、スペイン文化でやっていくためには相応のスペイン語能力が必要です。私のスペイン語はまだ武装がなりないので、精進していくしかありません・・
3)文化の違いが大きい
国際結婚は、文化の違いを楽しめる人向きです。なぜなら、日々文化の違いにぶつかることになるから。私も、毎日文化の違いに驚き、考え、学び、受け入れています。
特に、困っているのが、スペイン人の直球表現です。スペイン人は、思ったことを、和らげることなく、直球で表現してきます。日々直球攻撃を受けているわけですが、これには、まだまだ慣れません・・!国際結婚の場合、性格の違いだけではなくお国柄もよくよく理解しておかないといけないですね。
最後に
何回も書きますが、国際結婚するまでが大変だったので、国際結婚を維持していくのはそれもまた大変なのだと思います。同時に、国際結婚だからこそ得られる良いこともあることはあるので、その良いことを噛み締めながら結婚生活をしていくのが良いのかな、と思っているところです。
ではでは。