スペインのリゾート島、マヨルカ島。自転車が好きな人はサイクリング、車を借りて島内をドライブ、砂浜ビーチでリラックス、自然の道をハイキング、とそれぞれの趣向に合わせて休暇を過ごすことができます。
私たちは、1週間の休暇で、北マヨルカ島に滞在してきました。ヨーロッパではマヨルカは人気観光地ですが、日本語の情報は限られています。実際、スペインの他の都市の情報は日本語で大量に見つかりますが、マヨルカ島の情報はほとんどなし・・。
今回の北マヨルカ島を観光するにあたって知っておきたい情報を全部まとめて紹介していきます!
北マヨルカ島観光の見所
アルクディアビーチ (Port de Alcudia)
アルクディアビーチは、14キロに渡る砂浜ビーチで、北マヨルカ最大級。ビーチ沿いに、数多くのリゾートホテルやバケーションアパートが立ち並んでいます。
家族連れが多いので、より静かなビーチを求める方は、後述するビーチの方がオススメです。
昼間は数多くの人々で賑わいますが、18時を過ぎると人の姿も少なってくるので、私たちは夕方を過ぎてからアルクディアビーチに行きました。夏のマヨルカ島は、21時過ぎまで明るく、18時でもまだ海に入ることができます!
アルクディア旧市街
アルクティアビーチから徒歩で20分の距離にあるのが、アルクディア旧市街。13世紀に作られた街で、街は中世時代の壁で囲われています。この壁は登って歩くことができ、旧市街を見渡すことができます。
アルクディア旧市街は、アルクディアビーチと違い、落ち着いた雰囲気の小さな街で、夜になるとさらに雰囲気が出てきて、良い感じ。レストランも多いです。
私たちは、アルクディア旧市街に宿泊、拠点にし、様々なビーチや近隣の街に足を伸ばしました。北マヨルカ島には電車は通っていませんが、価格も安く、頻度も十分な公共バスが走っています。車を借りれれば、移動に便利ですが、車がなくても、バスだけでも十分に観光して回ることが可能です。
ポリェンサビーチ(Port de Pollensa)
アルクディアから更に北に8キロほどのところにあるのが、ポリェンサビーチ。アルクディアビーチやアルクディア旧市街からバスで20分です。
アルクディアビーチほどの長さではありませんが、湾沿いに砂浜のビーチが広がっています。アルクディアビーチよりは混雑していないかな、と感じました。
ポリェンサビーチでは、浅瀬でも小さな魚を観察することができましたよ!ゴーグルやシュノーケリングゴーグルを持参することをオススメします。
ポリェンサ旧市街(Pueblo de Pollensa)
アルクディアと同様、ビーチとは別に、ポリェンサにも旧市街があります。ビーチからは離れているので、車かバスを利用して移動する必要あり。アルクディアから直通のバスはないので、ポリェンサビーチで必ず乗り換えることになります。
ポリェンサ旧市街の一番の見所は、高台にあるチャペルへ登るための365段の階段!
ここを登り終えると、高台からポリェンサ旧市街、そして遠くにはポリェンサビーチを見渡すことができます。
フォーメントビーチ(Formentor)
宿泊した宿のオーナー曰く、マヨルカ島で1・2を争う人気のビーチが、フォーメント。ポリェンサビーチより更に北へ、半島になった部分にあります。フォーメントに行くためにも、ポリェンサビーチでバスを乗り換える必要あり。
フォーメントビーチは噂通り、かなりの混み具合でした。海自体は、他の海とは大差なく、何故こんなに人気なのかは謎です・・。フォーメントビーチの近くに街はなく、敷地内にあるレストラン以外に、オプションはありません。
レストランの料理はそれほど美味しそうに見えなかったので、サンドイッチを持ってきておいて良かったな、と思いました。トイレやシャワーは無料で誰でも使えます。
フォーメント灯台 (Far de Formentor)
フォーメントビーチまできたのであれば、足を伸ばしてみてもいいかもしれないのが、フォーメント灯台。半島の先のところに立つ灯台です。
灯台自体は普通の灯台なのですが、フォーメントビーチから灯台までの道の途中にエメラルドグリーンの綺麗な海を見れたり、野生の動物が見れたり、と車窓が楽しかったです。
灯台内にはレストランが併設されており、軽食や飲み物が購入できます。灯台までには、曲がりくねった道が続いており、この風景は写真で有名です。同僚がマヨルカ島に行った時に美しい写真を撮っていたので、「ここだ!」と実際に見れてちょっと興奮してしまいました。写真が好きな方は、ぜひ。
Coll Baixビーチ
最後に、一番オススメしたいビーチを紹介します。このビーチは、人里離れたところにあるがゆえ、訪問者も少なく、静か。裏を返せば、辿り着くためには、ある程度の運動が要求されます。
何故なら、このビーチへのアクセスは、徒歩のみ。しかも、ビーチへの通り道の最後の部分は、ゴツゴツの岩場で、ちょっとしたロッククライミングが必要です。歩きやすい格好に、しっかりとした靴で行かないと、後悔するはず。実際、水着にビーチサンダルという格好の人も見かけましたが、かなり移動するのが大変そうでした。
アルクディア旧市街から、ビーチの徒歩のみのエリアまでは、車、モーターバイク、自転車でアクセスすることが可能です。バスはありません。私たちは、アルクディア旧市街からハイキングをかねて、歩きました。片道2時間。
結構たどり着くまでは大変ですが、ビーチ自体は本当に静かで、平和。リラックスしている時に、天然のヤギの親子がやってきて、驚いたくらい。
周りにはお店やレストランはないので、十分な水に食料を持って行くことをオススメします。車でアクセスする人も、20分は山道を歩く必要ありです。
アルクディア旧市街でどこで食べる?
Restaurant Celler Ca’n Costa Alcúdia
タパスの盛合せを頼みましたが、本当にたくさんのタパスがのっていて、これだけでお腹がいっぱいになりそうなくらいでした。メインには魚料理を頼みましたが、そちらも美味しかったです。
Osteria El Patio
イタリアンレストラン。ピザとラザニアを食べましたが、どちらも美味しかったです。人気レストランなので、予約した方が良い席に座れます。
Basico Gastrobar
ここでは、マヨルカ島の伝統料理ソブラサダ(Sobrassada)を食べました。ソブラサダとは、パプリカが練りこまれた生のソーセージです。
北マヨルカ島でどこに泊まる?
ここでは、北マヨルカ島旅行でどこに泊まったら良いか、実際に旅行してみて私が感じたことを書いていきます。
アルクディア旧市街
私たちは、アルクディア旧市街にある「HotelSantJaume」というプチホテルに宿泊しました。
パティオが素敵で、ここで毎日朝食が提供されます。
オーナーは、ドイツ人のRosiとスペイン人のSebastian。二人とも親切で観光情報を教えてくれたり、ビーチパラソルとビーチタオルも貸してもらえました。
各部屋広々しており、私たちの部屋にはテラスもありました。ビーチ沿いのホテルは、どうしても賑やかになので、静かに夜を過ごしたい人はアルクディア旧市街に宿泊することをオススメします!
アルクディアビーチ
アルクディアビーチ沿いには様々な宿泊施設があります。ビーチ直通アクセスのホテルもあり、便利はいいかと思いました。レストランも周辺にたくさんあります。
ポリェンサ旧市街
個人的にポリェンサ旧市街に宿泊するのもいいなと思いました。こじんまりとしていますが、旧市街自体がキュートで、歩いていて楽しかったからです。アルクディアやよりポリェンサビーチよりも、観光客も少ないと思います。
終わりに
北マヨルカには見所がたくさん。1週間の休暇で、毎日違うビーチや街に行き、いろいろな発見がありました。北マヨルカでは、1箇所に留まってゆっくり滞在することもできれば、私たちのように、色々な場所に出かけることも可能です。
ではではー。