「寿命が半分に縮まったよ・・・。」
これは、アルゼンチンで初めて長距離・夜行バスを体験した友人が、20時間のバス移動後に言い放った言葉です。それほど辛かったということですね。
バスは、列車や飛行機での移動に比べて値段が安いことがほとんどなので、価格を抑えて旅行したい時には使える手段です。日本の場合は、バス以外にも列車で全ての都道府県に訪れることができます。しかし、アルゼンチンのように国が広大すぎるそして国自体が発展途上である場合、国全土に鉄道が行き渡っていない場合があります。
アルゼンチンは、世界の中でも8番目に国土が大きい国ですので、首都のブエノスアイレスから南の観光地エル・カラファテまでバスで移動するのにバスで1日半以上かかります。
発展途上国での長距離バス移動では、ちゃんと準備しておかないと大変な目にあったりもします。10時間以上、バスという小さな空間に缶詰になることを想像してみてください。その想像よりも数倍は辛いです。
ちなみに、私は過去にタイやトルコといった途上国で夜行バスを体験しているのである程度準備して行ったので、そこまでの大事には至りませんでした。
今回は、寿命を縮めること避けるために必要な、夜行バス移動に欠かせないアイテムたちを紹介していきます。
7つの夜行バス必需品
ネックピロー
バスや飛行機のように座席で寝ざるを得ない場合、ネックピローは欠かせません。
いや、ネックピローなくても座席で寝れるし・・という方。騙されたと思って、一度使ってみ
てください。ネックピローを使えば、より快適に寝ることができるはずです。
かくいう私も、昔はアンチネックピロー派でして、座席でそのまま寝てました。寝ることはできるのですが、よく首が痛くなって困っていたものです。ある時からネックピローを使い始めて、この首の痛みが解消されました。アンチネックピローだった当時の私に、早くネックピローを使いなよ!と言ってやりたいです。
私が愛用しているネックピローがこちら。
ビーズクッションが入っているので、寝心地も良いです。カバーが取り外しできるので、衛生面も安心。持ち運びを考えると、折立みができるものが良い方もいるかと思います。
そんな方には、こちらのネックピローがオススメ。
ボタン一つでネックピローを膨らませることができます。畳まれた状態だと場所を取らないからいいですね。
耳栓
バスでは、他人と閉ざされた空間にて長時間過ごします。日本は、比較的ルールを守る人が多いので、携帯はマナーモードにし、通話をする人もいないでしょう。しかし、海外ではルールは守られないものと考えたほうがいいです。
アルゼンチンのバスでは、数分おきに他の乗客の携帯のメッセージ受信音「ちゃらり〜ん♪」が鳴ってました。深夜になっても御構いなし、です。
こういった音を防ぐために、耳栓は重宝します。100均一の耳栓でもいいかと。
もっと高性能の耳栓が良い場合はこんなものもありますよ。
アイマスク
ネックピローと同様、アイマスクは無くても寝れる人はいるかと思います。しかし、アイマスク有りと無しでバスで寝た場合、アイマスク有りの方が深い眠りにつける(といってもなかなかバスでは深い眠りをするのは難しいですが)可能性は高いです。
アイマスク無しだと、どうしても閉じた瞼を通して外の明かりが入ってきてしまいますので。アイマスクを使って、それを遮断してあげることでより眠りやすい環境を作ることができます。
時間を潰すためのスマートフォンやタブレットとモバイルバッテリー
長距離の夜行バス移動で重要なのが、いかに時間を潰すかです。10時間を超えるバス移動の場合、夜での移動を含んでも、寝て時間を潰せない時間が出てきます。
何も時間を潰せるものを持っていないと、超絶暇になります。wifiがあれば、携帯、タブレット、パソコンを使ってネットサーフィンすることができるかもしれません。しかし、途上国のバスの場合、wifiが付いてないことも想定しておいた方がいいでしょう。実際、アルゼンチンのバスではwifiが付いていませんでした。
wifiがないことを見越し、オフラインでも時間を潰せるようにしておくことが大事です。私は、電子書籍とpodcastの番組を事前にダウンロードして用意しておきました。
もちろん、バスの中には充電できるコンセントなんてありませんから、自分で電気機器を充電できるようモバイルバッテリーを用意しておきましょうね。
水
長距離バスに乗る前に、水を購入して持ち込みましょう。バスによっては飲み物のサービスが付いてくる場合もあります。予約時にその情報を仕入れていたとしても、「飲み物がついてくるから、水はいいか〜」とは思わない方が無難です。
そのサービスが行われない場合もあれば、その飲み物が激甘のジュースである可能性もあります。更に喉が乾く飲み物しか手持ちがなくなるって、辛いですよねー。
長距離バス移動では、水は必需品です!
食べ物
飲み物と同様、長距離バス移動の場合、食事が提供されるパターンもあります。アルゼンチンのバスの場合も、そうでした。しかし、この食事には期待しない方がいいです。
私の友人は、提供された食事を食べて、お腹を壊しました。(これも「寿命が半分に縮んだ」発言の原因の一つかと思われます。)
それもそのはず・・食事はこんな感じだったのですから。
パン、チーズ、ハム!食欲をそそらないこの外観。
こんな事態を避けるためにも、食べ物もある程度自分で用意しておいた方が良いです。私のオススメは、フルーツやナッツ類です。サンドイッチだと時間が経つと悪くなってしまいそうですが、フツーツやナッツ類なら、そんな心配はいりませんので。
トイレットペーパー
もう一つの必需品は、トイレットペーパーです。長距離バスには備え付けトイレが付いていますが、トイレットペーパーまでは備え付けられていないことは多々あります。トイレットペーパーは自分で用意しておきましょう!
まとめ
とりあえず、上記の7点があれば、夜行バス移動で寿命を半分に縮めることは避けることができるかと思います!アルゼンチンを始め、旅行時に長〜いバス移動が必要に迫られた時は、ぜひこれらのアイテムを揃えて、バス移動の臨んでみてください。
ではでは。
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