私はドイツに来てから、ウェブ開発を勉強し、キャリアチェンジをし、転職しました。最近、色々な方からどうやって勉強したの?どうやって仕事を得たの?と聞かれることが多くなって来たので、私がここまで辿り着くまでにやったことすべてをまとめてみます。
私がエンジニア転職を決意するまで
私はもともと日本でトレーダーとして働いていました。ドイツに来てからは、同じ職種を見つけるのは大変なので、経験が活かせる仕事を、ということで営業の仕事をすることに。
しかし、ドイツ語も英語もネイティブではない私が営業としてできる仕事は限られています。そこで、語学に縛られないスキルを身に付けたいと考えました。すでにブログを始めて、HTMLやCSSをいじっているうちに、もっと勉強したいという気持ちが湧いて来ていたので、「ウェブ開発を勉強しよう!」と決意。 1年以内にエンジニアとして転職することを目標に勉強を始めました。
ゼロからウェブ開発を勉強する方法
私の勉強は、二つの軸からなります。一つは、知識のインプット。二つめは、知識のアウトプットです。
1)知識のインプット
HTMLやCSSの基本的な知識を身に付けたいのであれば、w3schoolsのウェブサイトで勉強するのがよいです。無料! HTMLやCSSはブログをいじっていたのである程度の知識は持ち合わせていたのですが、大変だったのがJavaScript。
JavaScriptは、ウェブサイトに動きをつけたりするのに使われる言語です。 私が使ったサービスを挙げておきます。
Code Academy Introduction To JavaScript
無料のオンラインコースです。これで、基礎の基礎は勉強できます。実際にコードを書きながら進められるのが良い感じ。
You Don’t Know JS
こちらは、JavaScriptの基本がまとめられた本です。ペーパーブックも購入可能ですが、オンラインでも読めます。
Udemy JavaScript: Understanding the Weird Parts
こちらはJavaScriptのわかりにくいところを重点的に解説してくれているオンライン動画。有料ですが、かなり勉強になります。買って良かった。
2)知識のアウトプット
勉強していて思ったのが、練習の重要性です。やはり本を読んだり、ビデオを見ているだけではなく、自分で手を動かさないと、本当に自分のものになりません。 私は、freeCodeCampという無料のブートキャンプに参加し、いろいろなプロジェクトを作ってみました。
そして、もっと色々な人とコラボレーションしたいと思ったので、Chinguというコミュニティにも参加。ここでは、同じように何かを一緒に作りたいと思っている人とプロジェクトを共同で行えます。
世界中の人が参加しているのも面白いところ。私はここでスウェーデン人やクロアチア人の人と一緒にプロジェクトを作りました。 自分で作ったプロジェクトは、転職の面接の際に見せるのに役立ちます。
ドイツでフロントエンドエンジニアとして転職するまで
勉強を始めて半年くらい経った頃から、少しずつ転職活動を始めました。リクルーターにコンタクトを取り、興味がある会社には片っ端からレジュメを送ってみましたが、転職活動開始初期の頃の返事は芳しくなく、ほとんど返事はもらえず。
転職活動開始して数ヶ月経った頃に初めての面接に呼ばれましたが、質問に対してうまく答えられず、撃沈。その時、技術面接の怖さ(!!)に気づき、技術面接対策を始めます。
【フロントエンジニア技術面接対策ウェブサイト】
Interview Questions
技術面接対策をしたり、レジュメに載せるプロジェクトの質を上げた頃から、より多くの会社から面接に呼んでもらえるようになりました。 そうして無事に仕事のオファーを頂き、今に至るわけです。最初に目標にしていた「1年以内にエンジニア転職する」も実現することができました。
就労許可について
ところで、皆さん気になるのが、ビザ(滞在許可と就労許可)ですよね。私はヨーロッパ出身者の配偶者として配偶者ビザを持っているので、今回会社に紐づけての就労許可は必要ありませんでした。
しかし、エンジニアとして就職するなら、ブルーカードの申請をすることができます。私が今働いている会社のエンジニアチームは全員外国人ですが、彼らはブルーカードを保持しています。
ブルーカードは、以前私が保持していた就労ビザとは違い、高度技術労働者が申請できる就労許可です。取得するメリットとしては、無期限滞在許可への申請を早めにできること、などが挙げられます。詳しくは、ブルーカードのページまで!
でも、こうしておけばもっと良かったかも
私は英語で全てを学んだわけですが、それはもうすでにドイツにいてドイツで転職したかったからです。もし日本にいて海外エンジニア転職を考えたなら、日本語でウェブ開発を勉強し、日本で少し経験を積んでから海外転職した方が楽だったろうなあ、と思います。
なので、日本語でプログラミングを勉強するのに役立つであろうサイトも紹介しておきます。
日本語でプログラミングを勉強するために役立つサイト
3分の動画で、プログラミングを学べます。
プログラミングのオンラインスクールです。オンラインスクールでPython言語を学び、今は独立して働いている友人もいます。彼曰く、効率よく勉強できた、と言っていました。
私は今までほぼ無料の教材で勉強してきましたが、ちょっと効率が悪かったな・・と思う部分もあります。今は、レベルアップするため、Pythonを学ぶ有料ブートキャンプに参加する予定です。 効率よく勉強するなら、ブートキャンプを使うのを検討して見るのもいいかと思います。
日本でエンジニア転職をする際に役立つサイト
実際にエンジニアにキャリアした友人は、日本でウェブ開発の経験を積んで、今アメリカで転職活動をしています。日本での職歴は絶対にプラスです。今日本にいるなら、日本でまず経験を積み、海外転職するというのが良いかもしれません。
フリーランスITエンジニアの案件・求人情報サイト ギークスジョブ
最後に
最近はベルリンでエンジニアと交流する機会が多いのですが、驚くくらい外国人が多いです。ドイツ人のエンジニアはどこにいるの?というくらい。ドイツはスキルを持った労働者には活躍がしやすい環境が整えられているからなんだろうなあと思います。
もし私のように、「スキルを身につけて海外で働きたい!」と思っている方の参考になれば何よりです!
ではでは。
ミク says
初めまして。ドイツワーホリを考えていて、とても参考にさせていただいております。私も頑張ろうと勇気をもらっています。ありがとうございます!
記事と関係がなくて申し訳ございませんが、質問させてください。
(私も)2か月ヨーロッパを周遊してからウィーンでドイツWHビザ取得を考えています。
1、ドイツ入国前のスペイン滞在時の海外保険はどうしていましたか?
2、残高証明ですが、出国前に取得した証明書と、申請時に近々の残高の画面を見せればよいのでしょうか?日本語のページをお見せしたのでしょうか?
お返事いただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
Ayumi says
ミクさんはじめまして!1)スペイン滞在時は、クレジットカード付帯の海外旅行保険を使ってました。日本を出発してから3ヶ月以内は使えるものだったので。2)残高証明は、日本の銀行で取得したものを提出しました。ほぼ残高証明は、3ヶ月前のものでしたが、その時は深く追求されなかった記憶があります。 スムーズにビザが申請できると良いですね!!
ココ says
おはようございます。
今回の記事も楽しく読ませていただきました!
役にたつ情報いつもありがとうございます😊
Ayumi says
本当ですか。嬉しいです。コメントありがとうございます!