スペイン語で一番知っていると便利な言葉といえば、挨拶と「ありがとう」ではないでしょうか。きっと、多くの人がスペイン語で「ありがとう」は「グラシアス(Gracias)」という事を知っているのではないでしょうか。もちろん、「グラシアス」で感謝の気持ちは十分に伝えることができるのですが、更に上をいく表現を勉強してみましょう。
グラシアスの一段上の表現!
Muchas Gracias (ムッチャス グラシアス) ー 本当にありがとう!
「ありがとう」という言葉に、気持ちを更に込めるために「本当に」をつけますよね。スペイン語では、Muchas (ムッチャス)という言葉が「本当に」という言葉にあたります。
Mucha(s)は、「たくさんの」という意味を持ち、女性名詞に付きます。sは、後から来る女性名詞が複数の場合、形容詞Muchaも複数形のMuchasになるのです。男性名詞を修飾する場合は、Mucho(s) (ムッチョス)が使われます。例えば、たくさんの本は Muchos libros. Muchoにもlibro にも複数形のsがついていますね〜。
Muchísimas Gracias (ムッチシマ グラシアス) ー 本当に本当に、心からありがとう!!
さて、次にはMuchas Graciasを上回る感謝表現です。 Muchísimas とはMuchasの最上級表現。MuchasやMuchosといった形容詞や副詞の接尾に「ísmo」をつけると、絶対最上級になり、表現を最大限に強めることができるのです。Muchoを絶対最上級にすると、Muchísimo(s) (ムッチシモ)となります。
Muchísimas Gracias (ムッチシマ グラシアス)を使って、最大限の感謝を伝えてみましょう〜!
ありがとうへの返答表現
さて、心の奥底からの感謝を伝える方法を学んだところで、次は返答方法を学んでみましょうか。自分が人へ感謝することもあれば、人から感謝されることもあると思いますので。
De nada (ディ ナーダ) ー どういたしまして
スペイン語で「どうしたしまして」と言いたい場合は、「De nada (ディ ナーダ)」を使います。nada(ナーダ)とは、「無い」という意味を持っているので、「何てことありません。気にしないでください。」という意味合いが含まれていることになります。
No hay problema (ノーアイプロブレマ) ー 問題ありません。
もう一つの表現が、「No hay problema (ノーアイプロブレマ)」 Hay(アイ)には、「(何かが)ある」という意味があります。Problemaは、英語のスペルとほぼ同じですが、problem「問題」という意味。Noで、Hay problema「問題がある」が打ち消されて、「問題ありませーん!」となるわけです。
どちらを使っても良いですが、スペイン語でお礼を言われたときは、必ず返答するようにしましょう。日本語の場合、「どういたしまして」とかしこまって言わない場合が多いですが、スペイン語話者にとってお礼に対し返答がないと変に感じるようです。折角感謝してもらったんですから、嬉しい気持ちとともに返答してあげてください!
感謝するときも、感謝されたときも、使ってみてくださいね!
本日の表現
Muchas Gracias (ムッチャス グラシアス)
ー 本当にありがとう!
Muchísimas Gracias (ムッチシマ グラシアス)
ー 本当に本当に、心からありがとう!!
De nada (ディ ナーダ)
ー どういたしまして
No hay problema (ノーアイプロブレマ)
ー 問題ありません。