山形にある銀山温泉は、テレビドラマ「おしん」の舞台になったことでも有名な温泉地です。銀山川に面して立ち並ぶ木造の温泉宿たち。
大正時代から続くその風景は、古く懐かしい味わいがあり、今や外国人の間にも人気が高くなっています。
特に冬場は、豪雪地帯の山形だけに、雪化粧を纏った銀山温泉は、更に拍車をかけた美しさ。
年始で特に予約が取りずらい銀山温泉の中でも、人気の高い「銀山荘」に宿泊することができました。今回は、銀山荘に宿泊しての銀山温泉の楽しみ方をたっぷりと紹介していきます。
銀山温泉街の楽しみ方
銀山温泉付近にはお散歩スポット尽くし。「銀山荘」にチェックイン時間よりも前に着いたので、銀山温泉街を散策することにしました。銀山温泉といえば、夜にライトアップされた姿が有名ですが、昼間の景色も綺麗です。
宿泊するのであれば、昼間と夜のどちらも散歩をして、温泉街の違う表情を味わってみると良いと思います。
銀山荘から銀山温泉街へは、徒歩で3−4分ほど。銀山荘では、冬場は防寒コートと長靴を貸してくれました。また、銀山荘から銀山温泉街までシャトルバスの送迎が出ているので、そちらを利用するのも良いかと。私たちは、時間が合わなかったので、歩いて移動しました。
それでは、銀山温泉街の散歩に出かけてみましょう!
足湯 和楽足湯
銀山温泉街の入り口付近に、足湯があります。銀山川に面しているので、景色も抜群。冬場は流石に寒いので、足湯をしている人はいませんでしたが・・。
春から秋にかけては、足湯に浸かりながら銀山温泉街の景色を味わえるのではないでしょうか。(写真は、夜に撮影しました。)
立ち食い豆腐 野川とうふ店
足湯のすぐ近くに、立ち食い豆腐屋さんがあります。ここでお豆腐を買って足湯に浸かるのもアリですね!
お土産屋さん 八木橋商店
温泉街を進んでいくと、今度は可愛いお土産物が揃っている八木橋商店があります。お土産を購入するにはぴったりのお店。また、日本酒も多数揃えており、試飲することも可能。
1杯300円です。中には、山形限定の酒屋さんにおろしてない日本酒もあったので、ここで1杯試してみては?
はいからさんのカリーパン
八木橋商店よりも更に奥に進んでいくと、今度はカリーパンが有名な「はいからさんのカリーパン」というお店が。食べ歩き用にカリーパンを買ってみました。
残念ながら、カリーパンは揚げたてではなく・・。小腹が空いているなら、食べても良いかと思いますが、全く普通のカリーパンでした。
また、店内で食べる場合には、飲み物を注文する必要があります。
温泉街の奥にはカリーパン屋さんがあります。あげたてではなかったのが残念ですが、普通に美味しいかったです。
店内で食べたい場合は、飲み物を注文する必要があります。
白銀の滝
更に奥まで進んでいくと、白銀の滝を見るのことができます。冬季は、更に奥の散歩道は閉鎖されてしまってますが、白銀の滝は冬場でもちゃんと見れました。
一面の雪絨毯に打ち込む滝の美しさは圧巻です!
銀山廃鉱洞
昔使われていた鉱洞が見学できます。見学は無料ですが、冬季は閉鎖されています。
銀山荘に宿泊!
銀山荘は、銀山温泉街の入り口に位置した温泉宿。露天寝風呂で有名で、料理も美味しく、銀山温泉に数ある温泉宿でも評判の良いお宿です。こちらに1泊宿泊してみました。
お部屋拝見
私たちは、6人まで泊まれる大部屋に宿泊しました。お部屋には、大きな窓がついており、景色を堪能できます。
広々としたお部屋で、ゆっくりとくつろぐことができました。
他にも、お部屋の中に温泉がついたタイプのものもあるそうです。
お風呂拝見
銀山荘のお風呂は一階にあり、室内風呂と露天風呂が扉一枚で繋がっています。露天風呂は、大きな浴槽のものと、寝ながら入れるお風呂が。
お風呂場は写真が取れないので、銀山荘から許可を頂いて、写真を使用させて頂いています。露天風呂の大浴槽がこんな感じ。
そして、こちらが露天の寝風呂。寝ながら入れるんです。
温度が39度と少しぬるめに設定されているので、景色を眺めながらゆっくりと入ることができます。
誰もいない温泉に入りたかったので、深夜1時過ぎにお風呂に行ってみました。案の定、温泉には誰もおらず、貸切状態。一人で、雪景色を見ながら露天寝風呂を楽しみました。
夕食拝見
温泉宿の楽しみの一つは、煌びやかなお食事ではないでしょうか。銀山荘の夕食も期待を裏切らない素晴らしいものでした。
特に印象に残っているのが、自分で焼く尾花沢牛のステーキ。そのまま食べても大丈夫なくらい新鮮と言われたので、さっと焼くだけのレアでいただきました。肉の柔らかさと上質な脂が口の中に広がります。
夜にまた銀山温泉街に散歩へ
沢山夕食をいただき満腹になったので、少し運動するために夜の散歩へ。
銀山温泉街は、21時頃までライトアップしています。夜は、宿泊者しかいないので、昼間よりも静かでした。
橋の下には大きなつららが。
マシュマロのような質感の雪。こんなに綺麗に積もった雪って、なかなかお目にかかれないですよね。
雪景色を見るためか、台湾やタイといった暖かい国からの観光客を多く見かけました。
朝食拝見
銀山荘宿泊で最後のお楽しみが、朝食。夕食も豪華でしたが、朝食もこれまた豪華でした。
鮭や山芋、温泉たまごと、つや姫のご飯に合うおかずばかり!
食事の後には、点てたてのお抹茶が提供されました。ほっと落ちつく美味しさです。
惜しみながらのチェックアウト
朝食を頂いた後は、チェックアウトのお時間。チェックアウトの時間に合わせて、フロントデスクがあるフロアで、甘酒が振るわれていました。最後に、銀山温泉の風景を眺めながら、甘くて美味しい甘酒を味わいます。
銀山荘の1泊2日で、とても濃厚な時間を過ごすことができました。
銀山温泉への行き方
銀山温泉の最寄駅は、JR大石田駅。ここから、銀山温泉行きのバス「銀山はながさ号」が出ており、約40分ほどで銀山温泉に着きます。
「銀山荘」に宿泊する方は、JR大石田駅から送迎をお願いすることも可能です。
私たちは、車で行きましたが、宿の近くの駐車場に駐車させてもらえました。銀山温泉街は、狭いので、車の駐車場は、温泉街の手前あります。
銀山温泉に泊まる方法
銀山温泉は、全国的にも人気の高い温泉なので、宿泊予約が困難。私たちは、数ヶ月前から、年始の宿泊予約をしましたが、
直接宿泊予約する方法と、銀山温泉ツアーを利用する方法があります。
終わりに
情緒ある銀山温泉ですが、やはり味わい深いのは、夜のライトアップされた姿。宿泊者だけが味わえる美しさです。
また、雪景色はさらに幻想的で、銀山温泉の良さを引き出してくれます。是非一度泊まりに行ってみてはいかがでしょうか。