ドイツというと、ビールとソーセージのイメージがありますが、ドイツパンも、ドイツ人にとっては欠かせないソウルフードなのです。かくいう私も、すっかりドイツパンの魅力に取り憑かれてしまいました。
ドイツパンは、特にドイツでの朝食に欠かせないものでもあります。ドイツの朝食の取り方にも、文化が色濃く出ていて面白いんです。今回は、ドイツパンとドイツの朝食の取り方についてご紹介します。
ドイツパンはハード系
このバラエティ豊かなパンを見てください!どれも美味しそうですよね。これらのパンは全てハード系のパンです。はい、硬いです。でも、その硬さになれてくると、噛むほどに感じられるパンの味わいが病みつきになります。
ドイツ人は、「ドイツパン以外は、パンじゃない。」と言う人も多いのだとか。フランス人が、「フランスパンが一番」というのと一緒ですね。
ある日、美味しいドイツパンが食べたくて、ルームメイトに「美味しいパン屋さんを教えてくれない?」と聞いてみました。てっきり皆行きつけのパン屋さんでもあるのかと思っていたのですが、「スーパーマーケットで手に入るパンも十分に美味しいから、僕はスーパーで買っているよ。」と言われちょっと拍子抜けしました。
でも、ドイツのスーパーマーケットには、焼きたてのパンが常に売られているので、それで事足りるのかもしれません。確かに十分美味しいです。
ドイツパンの美味しい食べ方
それでは、ドイツ人が、どのようにドイツパンを食べるのかを見ていきましょう。
ドイツパンは、そのまま食べても美味しいですが、ジャムやチーズをつけて食べることが多いです。ドイツ人は、常にこれらのチーズやジャムを冷蔵庫に常備しています。
こちらは、ガーリック、パセリがアクセントとして練りこまれた山羊のクリームチーズです。こういったクリームチーズから、チェダーチーズのようなハードチーズまで種類はさまざま。全部試したくて、いつもチーズ売り場の前でどれから買おうか迷ってしまうほど。
このように、スライスしたパンにチーズを塗って食べます。ハード系のチーズの場合は、スライスしたチーズをのせて食べます。他にもハムをのせてみたりと、アレンジ方法はさまざまです。
フランスパンは、数日で硬くなり美味しくなくなってしまいますが、ドイツパンは既に硬いので、1週間くらいはその硬さと少々格闘しながらも美味しく食べることができます。
ドイツで朝食に招待されたら?
以前のWG(ルームシェアのこと)にて、ドイツ人ルームメイトに「後で、朝食を一緒に食べるからね。11時にリビングに来てね。」と誘われました。
11時にリビングに行くと、ルームメイト達が多種多様のドイツパンを揃え、チーズやジャムを持ち寄って、リビングに待ち構えていました。その時に知ったのですが、ドイツで一緒に朝食を食べるということは、ドイツパンとその付け合わせを持ち寄って食べることだったのです。
そのときはまだドイツパンの魅力にハマっていなかった私は、ドイツパンもドイツパンの付け合わせになるようなジャムやチーズを持ち合わせていなかったので、自分が朝食会に持ち出せるものがなく、ちょっと残念でした。その日以降、私は、いつでも朝食をご一緒できるよう、ドイツパンとチーズを持ち合わせておくようにしています!
最後に
ドイツといえば、ビール、ソーセージだけじゃない!ということが、おわかりいただけたのではないでしょうか。ドイツパンは、派手な魅力はありませんが、心の奥をグッとつかむような素朴な味わいが魅力です。ドイツに来たら、是非試してみてください。
中畠伸子 says
主人が急にドイツパンにはまり出したので参考になりました。日本で美味しいドイツパンを食べるにはどんな具があるでしょうか?
Ayumi says
私は最近、モッツアレラチーズにアボカド、トマトを挟んでサンドイッチにする食べ方が気に入っています。日本でも手に入りやすい食材だと思うので、もしよかったら試してみてください^^