スペインの首都マドリード。観光や仕事で訪れる人も多いと思います。マドリードで何かスペインの文化に触れたい・・そう思った方は、フラメンコを観に行くのはいかがでしょう。フラメンコは、スペイン南部が発祥の地のフラメンコですが、マドリードでも鑑賞することは可能です。
今回は、マドリードでフラメンコを鑑賞するための方法から、当日の流れまでを詳しく紹介していきます。
フラメンコとは?
フラメンコは、19世紀に広がった、スペイン発祥の表現方法です。スペイン南部アンダルシア地方の伝統音楽が元になっており、スペインのジプシーの影響も大きく受けています。
表現者は、ギター・歌い手・踊り手の3役からなります。踊りは、タップダンスに通ずるところがあり、足元のタップや腕や手の動きで、感情を表現するのが特徴。
マドリードでもフラメンコ鑑賞はできる?
アンダルシア地方発祥なので、グラナダやセビージャでは間違いなくフラメンコを鑑賞することができるでしょう。
でも、アンダルシア地方ではなく、マドリードでも鑑賞できるの?その答えは、イエス。マドリードにも、いくつかフラメンコのステージがあります。
今回は、スペイン人の友達を誘って、フラメンコショーをみに行ってみました。
フラメンコを観たことがないスペイン人たち
急にフラメンコを観にいきたくなって、スペイン人の彼や友達、そして彼の両親に「一緒に行かない?」と声をかけてみました。
すると、驚くことに誰も興味を示さなかったのです。(笑)そして、友達や両親はフラメンコを生で見たこともなかったという事実。
私たち日本人が、好きな人じゃない限り相撲や歌舞伎を見に行ったことがないように、スペイン人にとってフラメンコは、伝統芸能ではあるけれど、身近なものではないのだなと感じさせられた瞬間でした。
マドリードでフラメンコ鑑賞
今回は、マドリードの中心にあるフラメンコ劇場Teatro flamenco Madridに行きました。あまりにも私の周りのスペイン人たちが乗り気じゃなかったので、ガラガラなのではないか・・と思っていましたが、そんなことはなく、席は満席。
観客の中には、観光客もいましたが、スペイン人もいました。スペイン人でも、フラメンコ、好きな人は好きなんでしょうね。
フラメンコ劇場では、ショー鑑賞のみと、ドリンク付きのプランが選べます。ドリンクは、そこそこ良い値段がしますが、ショーで興奮するので、飲み物はあっても良いかと思いました。
そしてフラメンコ本番
ギター奏者一人、歌い手三人、踊り手女性二人と男性一人。途中でギター奏者の方のソロ演奏がありましたが、それ以外はギター・歌・ダンスのパフォーマンスでした。
歌詞は、スペイン人でも全てはわからなかったようです。なので、スペイン語がわからなくても、その表情や表現を楽しめば良いかと思います。
踊りは、迫力があり、踊りの山場の度に大きな拍手が湧き上がっていました。興奮したスペイン人のおばさんが、歓声もあげていましたよ。
あっという間の60分間でした。付き添ってくれたスペイン人友人たちも、声を揃えて「思ったより楽しかった」と言っていたので、フラメンコに興味がない人を誘っても、楽しんでくれることでしょう。
チケット予約方法
チケットは当日でも席があれば、併設されたチケット売り場で購入できますが、前述の通り人気が高いので、事前に購入しておいたほうが確実です。
私たちは、マドリードでのお得な食事やアクティビティが見つかるfeverというアプリで、今回フラメンコのチケットを予約しました。
直接予約するよりも割引があるので、お得感があります。オンラインで予約したチケットは、当日チケット売り場で、現物のチケットに交換するだけでした。入場は30分前から開始です。早めに行った方が、良い席に案内してもらえると思いますよ。
最後に
マドリードの中心で、気軽にフラメンコを鑑賞するならTeatro flamenco Madridはとてもオススメです。フラメンコを観たことがないスペイン人も多いので、誘ってみて一緒に行ってみても良いかもしれませんね!
ではではー。