皆さんは、ベルリンという街にどんなイメージをお持ちですか。今は、シリア難民受け入れ問題のこともあり、ベルリンをはじめとしたドイツの動きに注目が集まっています。
私も、ベルリンに可能性を求めてやってきました。日本を6月末に出発して、約2ヶ月。やっとベルリン入りを果たし、1週間が経ちました。でも、折角ベルリンに来たのですが、滞在の為の手続きに奔走してまだベルリンの街に繰り出せていません。
それでも、以前観光でベルリンにやってきたときと、今回長期滞在のためにベルリンにいるのとでは街の印象が全く違って感じます。今回は、私が、ベルリンに住み始めて1週間で感じた印象をまとめていきたいと思います。
①緑が多い!
ベルリンの街は、緑で溢れています。どんな通りにも木々がたくさん植えられており、ある一定の距離毎に緑に囲まれた公園があります。大都市なのに、日々緑と自然を感じることができる、気持ちの良い環境です。
②移民の方の文化との共存
私は、現在ベルリンの東側に位置する、ウェディング(Wedding)地区のシェアハウスに住んでいます。ウェディング地区は、トルコ系とイスラム系の移民の方が多く住んでいます。そのため、付近には、ケバブ屋やトルコ料理レストラン、ハラール認証レストランが数多く立ち並んでいます。(ハラールとは、イスラム法上で食べることが許されている食材や料理のこと。)
見事に文化が溶け込んでいることに驚き、ベルリナー(ベルリン生まれ、育ちの人のこと。)のルームメイトに聞いてみました。すると、「彼らは70年代からドイツに移り住み、暮らしてきたからだよ。もうドイツ人だね。」という答えが。ドイツという国の懐の深さを垣間見ました。
③果物が安い!野菜も安価!
スペインでは果物の安さに嬉しさを隠せませんでしたが、ベルリンでも果物が安く手に入ります。さすが農業大国。野菜も比較的安価です。
トマト 1個 40セント (約55円)
玉ねぎ 1個 50セント (約68円)
桃 6個入り 1.29ユーロ (約176円)
【9月18日時点のレート 1ユーロ 136円で換算】
ちなみに、ドイツの消費税は、品物によって変わります。食品は基本的に7%。でも、ビールやワインといった嗜好品の税率は19%です。ドイツは物価が高いイメージがありますが、自炊をすればそこまで食費がかかりません。
④変わった建物がたくさん
近所を散歩していると、面白い建物によく出会います。例えば、こちら。見事なカーブを描いています。目に入った瞬間、思わず立ち止まり、まじまじと見てしまいました。
こちらの建物も特徴的です。「1枚の板なのか?」と見間違えてしまいそうになるくらいの、建物の横幅です。室内の間取りがどうなっているのか気になります。
ベルリンは、このような変わった建物から、古い建物、新しい建物が入り混ざっているので、街歩きがとても楽しいです。
⑤天気が変わりやすい
ベルリンに来た日は、「もう冬になってしまったのね。」と思うくらい、寒く感じたのですが、1週間が経ち、その寒さにも慣れてきました。ちなみに、昼間の気温は19度で、街を歩く人々もジャケットを羽織っている人が大半です。
そして、ベルリンの天気は変わりやすい。青空に太陽が差し込み、すがすがしい風が吹き抜けていると思っていたら、あっとゆう間に灰色の雲が立ち込め、雨が降り出します。
もちろん、天気が良いことに越したことはないのですが、ベルリンの天気の変わりやすさはそこまで不快感を生じさせません。(今のところは、ですが。)
ベルリンに来て、滞在手続きでなかなか上手く行かないことが多々ありますが、ひとつひとつ乗り越えていっています。ベルリンの天気を見ていると、何となく、人生辛いこともあれば、良いこともあるという気持ちにさせてくれる気がするのです。
【まとめ】暮らしやすさを感じるベルリンという街
私は、ベルリンに来てまだ1週間ですが、「観光客」としてではなく、「住民」(住民登録もしました!)としてベルリンに住んでみることで、観光では見えない街の顔が少しずつ見え始めてきています。
ベルリンは人の入れ替わりが激しく、短期で部屋を貸し出している人もたくさんいます。2週間から1ヶ月くらいでも、部屋を借りて滞在してみると、観光ではできない体験をできるかもしれませんよ。

Information
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WG−GESUCHT(ドイツ語、英語)
あっとベルリン (日本語)
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