ドイツに移住後、できるだけ早めに行ったほうが良いとされているのが、日本の運転免許証の書き換え。最初の6ヶ月は、日本の運転免許証に、ドイツ語訳を携帯していれば、ドイツで運転することが可能です。
しかし、6ヶ月経過するとドイツの運転免許証に書き換えてないと運転することができなくなります。
私は、日本でペーパードライバーだったので、ドイツで運転することなく、月日が経ってしまいました。それでも、いつドイツで運転する必要性があるかわからないので、重い腰を上げ、今回、ドイツで日本の免許証を書き換えることに。
予約を取り、書類を集めるのは面倒臭いですが、思ったより簡単にできました。今回は、免許書き換えの流れを紹介していきますね。
ドイツ移住後6ヶ月以上経っていても書き換え可能?
今回日本の免許をドイツの免許に書き換えるにあたって、一番気になっていたのが、移住してからの期間でした。あらゆるところ(例:在ドイツ日本大使館)で、免許書き換えは移住後6ヶ月以内にするように、と書いてあったからです。
そんな中、何人か移住後6ヶ月過ぎてから免許書き換えすることができた人がいたので、駄目だったらしょうがない、という気持ちで、免許書き換えをすることにしました。
私は、ドイツ移住後4年経っていますが、ドイツの免許への書き換えの手続きはすることができました。現在、ドイツの免許が届くのを待っている状況です。(申請時に、受け取りまで6ヶ月からかると言われました・・。)
免許書き換えに必要な書類
免許書き換えに必要な書類は下記の通り。
日本の有効な運転免許証
現物が必要です。申請時に、担当者に渡しますが、日本の免許証はその場で返されるはず、です。私は担当者が返し忘れたようで、後日日本の免許証を取りに来るように呼び出されてしまいました・・。
私は、てっきり日本の免許証は返却されないものだと思っていたので、申請時に返却されないことを疑問に思わず。これから申請する方は、気をつけてください!
日本の運転免許証のコピー
日本の運転免許のコピーも必要と書いてあったので持っていきました。実際、担当者のデスクにコピー機があったので、これは忘れてもなんとかなるかもしれません。でも、用意しておくに越したことはないですが・・。
有効な日本国旅券
身分証明書となるパスポートを持っていきましょう。
住民票
移住してからの居住先の住民票を持参します。
日本の運転免許の翻訳証明
運転免許証の翻訳証明が必要です。在ドイツ日本大使館で、17ユーロで発行してもらえました。発行までの所要日数は4日。
証明写真
パスポートと同じ大きさの証明写真も必要です。(縦45mm x 横35mm)区役所にインスタント写真撮影機があったので、そこで撮ることも可能かもしれません。私は、事前に用意して持参しました。
手数料
手数料は36ユーロでした。ECカードで支払います。クレジットカードは使えないので、要注意。
申請場所
免許の書き換えは、ドイツの免許センター(Fahrerlaubnisbehörde /Führerscheinstelle)もしくは市民局(Bürgeramt)で行えます。予約が必要です。
私は、居住区の市民局で免許の書き換えの予約が取れなかったので、違う区の市民局に行ってきました。
免許書き換え、申請当日
全ての書類を提出。わたしの場合、ドイツに住んで4年も経ってからの書き換えだったので、持っている日本の免許証では最初の6ヶ月しか運転しちゃダメなのよ、と小言を言われながらも手続きしてもらえました。
この時、ドイツの免許証書き換えまで6ヶ月かかる、と言われました。
その後、更なる証明書の提出を求められることに。
日本の運転免許経歴証明書を提出する
免許書き換え申請をして、1ヶ月ほど経った頃、封書が届きました。免許の書き換えには6ヶ月かかると言われたので、封書がくるのが早すぎだなあといぶかしみながら、手紙を読んでみると、案の定嬉しくない知らせが。
端的に説明すると、私が提出した日本の運転免許証は、私がドイツに移住してから、一度失効してしまっており、日本で更新したため、免許取得の年月日が、ドイツ移住後になってしまっていたのです。
そのため、ドイツに移住前に日本で有効な自動車免許を持っていた証明を提出するように。できなければ、ドイツの免許切り替えはできない、とのこと。
日本に住む母に、自動車運転センターに連絡を取ってもらい、「運転免許経歴証明書」で、失効した免許の分も、証明する事が可能という事がわかりました。早速、母に委任して、運転免許経歴証明書を取得。日本語と英語で発行してくれるとのことだったので、英語で発行してもらいました。
ドイツの役所は、英語で文書を受け付けてくれる事があるからです。(子供の出生証明について調べている時、英語の出生証明でも受け付けてもらえたという人が多数いました。)
しかし、問い合わせたところ、英語では受け付けられない、ドイツ語に翻訳するように、と言われたので、認証翻訳をしてくれる翻訳者にお願いして、ドイツ語に翻訳してもらいました。日本語よりも、英語からドイツ語に翻訳してもらう方が、翻訳料が安いので、結果的には英語版ももらっておいて良かったです。
日本からドイツに送ってもらった運転免許経歴証明書の原本と、ドイツ語翻訳を、担当部署に送りました。今度こそ、ドイツの免許証を受け取れる、はず。
今は連絡を待っているところです。
ドイツの免許証の受け取り
私はまだ免許証を受け取れていませんが、このような流れになるようです。
封書でドイツ免許証書き換え完了の連絡がくる。→ドイツの免許証を受け取りに行く。
私も受け取りに行ったら、情報更新しますね。
最後に
免許書き換えは、書類を用意し、予約をとれば、特に難なくできるかと思います。ドイツに移住後、免許が失効し、日本で免許を書き換えした方は、運転免許経歴証明書が必要です。日本から原本を送ってもらわなければならないのが厄介ですけれど・・。これを乗り越えれば、ドイツの免許を受け取れる、はずです!
ではでは。