つい先日まで日本に2週間ほど滞在してました。友人と会ったり、美味しい日本食を食べたりと充実していたのですが、事務的なことも色々と済ませてきました。一番やらなきゃ!と思っていたのが、
「失効した自動車免許の更新」です。
学生時代に山形の自動車学校に泊まり込みで取得した自動車免許。ドイツでは運転していないものの、いつまた日常で運転するかわからないので運転免許は保持しておきたい。取得するまで20数万かかったし・・。
そこで、短い滞在中に時間をやりくりして免許更新してきましたー!しかし、これが思ったより大変だなことでした。 今回は、一時帰国中の免許更新の方法を紹介していきます。
条件
日本の免許は、日本国内でしか更新できません。海外在住者が免許を更新する場合、3つの方法が考えられます。
1)通常通り更新する
通常、免許の更新は、更新年の誕生月の1ヶ月前後を含めた3ヶ月です。この時期に日本に滞在していれば、普通に免許を更新できます。失効手続きをしなくても良いので、費用も時間も抑えられます。免許更新のタイミングで日本にいるのであれば、更新しておくことをお勧めします。
また、更新の時期に日本に滞在していたのに、更新していなかった場合は、これから紹介する方法で免許更新できない可能性が高いです。免許更新センターや運転免許試験場の人はしっかりとパスポートの出入国スタンプを確認するので。
2)免許更新月の前に更新する
海外滞在といったやむを得ない理由がある場合、免許更新月の前に免許を更新することも可能です。実は私も、昨年日本を飛び立つ前にこの方法で免許を更新するつもりでした。
結局断念したのですが。その理由としては、更新月の前に更新してしまうと、当たり前ですが有効期限が短くなります。私の場合、前倒しで免許を更新してしまうと、運転免許を保持して5年に満たないため、有効期限が3年になってしまうと言われました。
3)失効した免許を更新する
通常であれば、免許は更新月に更新するものです。しかし、例外として失効した免許でも免許の更新を行ってもらえます。
やむをえない理由(留学や就労で海外在住で日本に在住していない場合)がある方の場合、免許の有効期限が過ぎた日から3年以内まで、失効手続きをすることで免許を発行してもらえます。
失効しても、3年以内であれば、また自動車学校やテストを受けることなく免許を更新することができるってことです。詳しい条件は、免許センター等に確認しておくと良いです。
必要なもの
さて、次に必要なものを紹介します。
1) 写真 縦3cm x 横2.4cm 1枚
試験場で写真撮ることになるのに、なんで写真が必要なんだ?と持っていかなかった私。この写真は、免許に使われる写真ではなく、失効手続きの書類に貼る写真なのです!写真を持参しなかった場合は、試験場の証明写真で撮ることになります。丁度良いサイズのものを持っているのであれば、持って行った方がいいはず。
2)免許証
失効してしまった現在の免許も持参します。新しい免許証が発行されるので、この免許とはもうすぐオサラバとなります。
3)パスポート
出入国スタンプがあることが必要です。空港で自動化ゲートを通るとスタンプが押されないので、通常のゲートを通るようにしましょう。ちなみに、1ヶ月以上日本に滞在する場合はそのときに必ず手続きを行わなければなりません。
一方、1ヶ月に満たない滞在の場合、免許が失効して最初の帰国で必ず免許の手続きをしなくてはならないわけではありません。タイミングが良い時に行えば良いそうです。
私は、てっきり免許が失効してから初めての日本帰国で行わないといけないと思っていたので、焦って全ての手続きを行いましたが、滞在は1ヶ月以内だったので、今回免許更新の手続きを行わなくても次回の帰国時でもよかった、というわけです。(まあ、早くやっておくにこしたことはなさそうです)
4)一時帰国時の滞在場所の証明書
海外在住者は日本国内に居住していないわけですが、免許更新のためには滞在先の証明が必要になります。ホテルに滞在の場合は、ホテルから滞在証明書を作成してもらえます。
実家や友人宅に滞在する場合は、滞在先の方に「一時帰国滞在証明書」の書類を記入してもらい、免許証やパスポートといった身分証明書のコピーを持参します。
5)海外在住の証明書
海外在住であることを証明する書類が必要です。私の場合、パスポートに貼られたビザを提示しました。
6)手数料
手数料は、免許のステータスによって変わります。免許を失効している場合、失効手数料がかかりますので、通常の更新手数料よりも割高になります。多めに現金は持参しておきましょう。
免許更新の流れ
私は、東京都内に滞在していたので。東陽町にある運転免許試験場に行きました。実はこの前に、神田の免許センターに行ったのですが、「ここでは受け付けられません!」と手続きしてもらえませんでした。
失効した免許の更新は、運転免許試験場でしか手続きしてもらえないので注意が必要。
試験場に到着したら、まず免許申請書に必要事項を記入し、受付してもらいます。普通の免許更新と違う点は、失効免許受付に通されること。ここで、上記の必要書類を提示し、手続きを行ってもらうことになります。滞在先の証明書が欠けていたりすると手続きしてもらえない可能性もあるので、必要なものはしっかりと準備して臨みましょうー!
視力検査(メガネがある方は持参忘れずに!)や免許用の写真撮影が終わると、講習へ。私は初めての優良運転者講習でした。こちらも開始時間に違いがあるので、多い時は30分以上またなければなりません。
講習が終わった後も、免許の出来上がりを待つことに。免許更新は、「待ち」が基本です!時間には余裕を持って行くことをお勧めします。私の場合も、予想していた以上に時間がかかりました・・。
最後に
以上、失効した自動車免許の更新方法でした!日本国外に住んでいても、日本人は日本人。日本で行う事務作業は減りません。一時帰国する場合に、効率良く行いたいものです。
ではでは〜。