カバーレターの書き方で迷ったことはありませんか。カバーレター(Cover Letter)とは、海外での就職活動に必要な挨拶状のことです。日本の就職活動で用いる挨拶状とは違い、どうしてその会社で働きたいのか、どうして自分が適任なのかをビシっと端的にまとめなければなりません。
以前のルームメイト、スーパーパキスタン人のハリスから海外就職活動のコツを伝授してもらった時に、カバーレターの書き方のコツも教えてもらいました。どれもなるほど、と思えるものばかりで、それを経てから私のカバーレターは格段に良くなったと思われます。そこで今回は、パキスタン人ハリスに伝授してもらったカバーレターの書き方を紹介します。
【参考記事】
欧州企業3社内定ゲットしたパキスタン人に海外就職のコツを伝授してもらう。

1)数字を使用して説得力を増すこと
カバーレターに書く自分の経験や実績はできるだけ数字を用いて説得力を増すようにしましょう。これは、日本の職務経歴書に書く際でも同じですね。
それにも関わらず、当初私が使用していたカバーレターには、職務経験の年数が明示されていませんでした。これでは、何年の経験があるのか採用担当者もわからないですよね・・。
2)toolは書かず、skillを書くこと
私は、Online Marketingのポジションに応募しているので、どんなSEO toolsを知っているのか、使えるのかを全てカバーレターに書いていました。しかし、ハリスによると、どんなtoolを使っているかを書くよりも、どんなことができるかというskillを中心に書いた方が良いとのこと。
使っているtoolは、基本的には面接で聞かれるので、限られたスペースのカバーレターでは、skillを十分にアピールした方が良いのだそうです。
3)差別化を図る
これは、海外での現地就職活動は、ライバルが多いです。特にドイツを始めとしたヨーロッパの国々でのライバルはヨーロピアンです。彼らはヨーロッパの言語を多数操ります。同じ土俵ではなかなか選んでもらいにくいのが現状。それはパキスタン人ハリスでも同じだったそうです。ハリスは、他のヨーロピアンと同じことをアピールするのは無駄なので、自分が彼らと差異化できることをアピールしたそうです。
例えば私の場合は、オンラインマーケティングですが、日本の市場とアジアの市場での経験を上手くアピールした方が良いと言われました。ヨーロッパで仕事を得るためには、ライバルとの差異化が必要なのです。
4)文法に細心の注意を
カバーレターの文法には細心の注意を払いましょう。スペルミスがないように何回も見直すことも必要ですが、そもそも文法が間違っていないかを確認する作業も大事です。私のカバーレターをハリスに見せたところ、「この文法が間違っている。」といくつか指摘を受けました。
自信満々で今までそれらのカバーレターを使っていたのが恥ずかしい・・。もしもっと早くカバーレターのチェックを頼んでいれば、今まで応募していた会社でも何か可能性が開けていたかもしれません。私のような機会損失を防ぐため、カバーレターはできるだけ英語のネイティブスピーカーにチェックしてもらった方が良いと思います。
もしくは、カバーレターの編集・添削サービスを利用するという手もあります。大学時代の友人は、大学院留学用にレジュメを添削サービスで添削してもらっていました。彼女は、大学院卒業後の就職時も、その際に添削してもらったレジュメを自分で編集して使い、仕事をゲットしていました。一度しっかりとしたカバーレターやレジュメを作成できれば、その後うまく更新しながら使い続けることができます!
最後に
ハリスから伝授してもらったコツを参考にしたカバーレターは、格段に前のカバーレターよりも良くなりました。企業からの反応も良くなったような気がします。とはいえ、海外現地就職の壁は高いと日々感じてはいるのですが。自分でできることを日々改善して、一歩ずつ目標に近づいていきたいと思います。海外現地就職を目指す方々の参考になれば幸いです!
ではでは。