コルドバは、世界遺産に指定されているメスキータや、白壁に映える植物が有名な都市です。実際に訪れてみて、コルドバは幻想的でもあり歴史的でもある、特別な都市であると感じました。
スペインのアンダルシア地方を旅行するなら、外せないコルドバ観光。必要日数・予算や観光のアイディアを一気に紹介していきます。
コルドバ観光に必要な日数は?
コルドバは比較的小さな街です。慌ただしくはなりますが、1日で名所を全てみてまわることは可能。しかし、日が落ちた後の街の雰囲気が独特で素敵なので、最低でも1泊はしておきたいところです。
コルドバ観光に必要な予算は?
コルドバの物価はそれほど高くはありません。また、スペインのアンダルシア地方には、タパス文化があり、バルに行くと無料でタパス(前菜)が提供されることもしばしば。物価についてはそれほど心配しなくて良いと思います。
予算の目安
宿泊費
ユースホステル 1泊 2,500円〜(1ベット)
エコノミーホテル 1泊 5,000円〜(ツイン/ダブル1部屋)
中級ホテル 1泊 10,000円〜 (ツイン/ダブル1部屋)
高級ホテル 1泊 25,000円〜 (ツイン/ダブル1部屋)
食費
レストランでの食事 約 1,000円〜
ビール1杯 約300円〜
コルドバ観光モデルコース
それでは、コルドバの観光モデルコースをみていきましょう。
1)穴場の時間にメスキータ鑑賞!
まず、コルドバといったらメスキータです。メスキータとは、モスクのこと。スペインがイスラム勢力下にあった8世紀に建てられました。その後16世紀にはキリスト教会として使用されたことから、メスキータ・カテドラルとも呼ばれています。
この円形アーチが特に有名ですね。
コルドバに着いたらすぐにでもメスキータを見に行きたくなってしまうかと思いますが、そこをグッと抑えてください。
メスキータは、観光客の皆の目的地なので、常に混み合っているのです。特に団体客が多い日中はせわしないとか。
それを避けるためにオススメしたいのが、早朝にメスキータへ行くこと。メスキータは月曜〜土曜日の朝8時半〜9時半の時間帯に、無料で開放されているのです!
私たちもこの時間帯に行きましたが、個人客が中心だったので落ち着いて観賞できました。通常8ユーロの入場料が無料になるし、これはお得です!
2)ウォーキングツアーに参加しよう
メスキータを観賞したあとは、ウォーキングツアーなんていかがでしょう?コルドバにも無料(チップ制)のウォーキングツアーがあるのですよ〜。ローカルのガイドさんが、コルドバの旧市街を4時間かけて案内してくれます。
このウォーキングツアーで、ユダヤ人街やシナゴークまで案内してもらえました。コルドバは、歴史深い街なので、ガイド付きで街歩きをするとやはり理解度が違います。
ツアーは、毎日催行されており、朝10時半にTendillas広場集合です。
3)無料でタパスがついてくるバーへ行こう
小腹が空いたら、タパス(小皿の惣菜)を食べにいきましょう〜!無料のタパスは、グラナダが有名ですが、コルドバにもドリンクを頼んだら無料でついてくるバーがあるんです。
この情報は、ローカルが作成した無料の地図USE-ITから得て、実際に行ってみました。噂のバーが「TAPAS BOULEVARD」です。
バーに着き、ビールを2杯頼みます。しかし、タパスが来ない・・?もしかして、この情報はデマだったのか・・・?と思っていた矢先、隣に座ったローカルらしきスペイン人たちが、ビールとともにメニューに載ったタパスを頼んでいるのを見て、どうやらタパスはメニューから選ばなくてはいけないことを発見!
その後メニューから試したいものを選んで、無事無料タパスをゲットしました。
4)ローカルおすすめのドリンクvalgasを試してみる
ドリンクといえば、コルドバには特有のドリンクがあるのです。それは「valgas」。これは赤ワインをソーダやレモン水で割ったもの。
この組み合わせはよくあるものですが、特にコルドバの夏は暑く長いので、こういった爽快な味のドリンクは、喉を潤してくれていいですね!
5)コルドバならではの料理を食す
もちろん、コルドバならではの料理もありますよー。今回オススメしてもらったのが、「berenjenas con miel (茄子のフライ はちみつ和え)」と、「rabo de toro (雄牛の尾煮込み)」です。
え、雄牛の尻尾・・と尻込みしたくなる気持ちはわかります。でも、角煮のように柔らかく煮込まれていて美味しかったです。
個人的には、茄子のフライがお気に入り。はちみつの甘さと、茄子がよく合うこと。
これは、コルドバ旅行以降、ときどきレシピを真似して作っています。
6)面白いローカルに絡んでみる
コルドバって、小さい街だからなのか、ローカルの方が皆さんフレンドリーでした。道を歩いていたら、声をかけられたり(日本語じゃなくて中国語で・・)することもしばしば。
なぜかこんな不思議なコスチュームを着たおじさんにも出会いました。
面白いローカルには是非絡んでみましょ〜!
7)パティオ巡りをしてみる
コルドバといったら忘れてはならないのが、パティオ!パティオとは、建物の中庭のことで、イスラム建築様式のひとつ。イスラム統治下にあったという歴史上、コルドバにはパティオのある建物が数多く残されています。
パティオを開放している建物もあるので、パティオ巡りしてみると楽しいかも。私たちが泊まったホテルバックパッカーアルカトレ(Backpacker Al-Katre)にもパティオがあり、他の観光客の方が見に来ていました〜。
8)夜景もしっかりと楽しむ
コルドバは、夜景も綺麗なんですよ。こちらは、コルドバの旧市街と新市街を挟むグアダルキビール川に架けられた、ローマ橋です。夜はライトアップされて幻想的な雰囲気に。夏の昼間は特に暑いので、日が落ちてから川沿いを散歩するのがオススメ。
コルドバでどこに泊まる?
コルドバでは、白壁の街並みが特徴の旧市街に宿泊するのがオススメです。
Backpacker Al-Katre
私たちはこのホテルに宿泊しました。パティオもついており、コルドバの建築を味わえます。朝食付き。
Apartamentos Casa Pepa
旧市街にあるレンタルアパートメントです。どの観光名所も徒歩圏内にあり、観光に便利。
Patio de la Plateria
メスキータのすぐ近くにあるホテル。朝食付き!
コルドバにどうやって行く?
コルドバには、個人で行った方がいいのでしょうか、パッケージツアーで行った方がいいのでしょうか。比較してみましょう。
パッケージツアー
パッケージツアーのメリットは、面倒な手続きや移動の手配を旅行会社が行ってくれるところ。現地で観光バスで移動できるので、かなり楽ですし、セキュリティの面からも安心です。
パッケージツアーは、旅行会社がまとめて手配しているので、個人手配よりもお手頃な価格で旅行できることもしばしばあります。コルドバを含むパッケージツアーは、バルセロナ、マドリードを含むスペイン一周のプランや、アンダルシア地方中心にまわるプランがメイン。
パッケージツアーは、HISがオススメ。特にセール時のツアー価格はお買い得ですよー。
個人手配
個人手配のメリットは、旅程を好きなように組めること。パッケージツアーの場合自由時間があっても、ある程度行動が制限されてしまいますが、個人手配の場合、好きなように観光することができます。
宿泊の手配や移動の下調べは少々面倒かもしれませんが、工夫すれば、費用を抑えることもできますし、自分の好みのホテルやエリアに宿泊することも可能です。
コルドバ旅行を個人手配する場合、航空券の比較にスカイスキャナーを使うのが便利。航空券の所要時間と値段を比較することができます。
最後に
コルドバは、緑や花で彩られた街並みが写真以上に美しかったことで心に残っています〜。一味違うコルドバの旅のヒントになれば嬉しいです!
ではでは〜。