ドイツ・ケルンといったら、何が思い浮かびますか?
大半の方は、ケルン大聖堂が浮かんだのではないでしょうか。私も同じでした!
ケルン大聖堂は、ドイツ最古の大聖堂であり、世界遺産にも登録されています。
とりあえずドイツにいる間にケルンに行ってケルン大聖堂は見ておきたい・・と思い行ってきました。ケルン大聖堂以外にはあまり期待していなかったのですが、想像以上に魅力のある街で、正直驚きました。
1日だけじゃ物足りないかも、と感じられるくらい見所豊富なケルンではありますが、1日でたっぷりと楽しむ方法を今回はご紹介していきますー!
ケルン観光モデルコース
9時 空港から旧市街のホテルへ移動
今回、私たちはベルリンからケルンまで格安航空会社ライアンエアーを利用しました。ベルリンーケルン間は片道でなんと10ユーロ!友人がチケットを購入した際は20ユーロでした。
ケルン・ボン空港は、市内へのアクセスが非常に良く、電車(Sバーン)1本、所要時間20分程度でケルン中央駅に出ることができます。
切符はベルリンと同じで、1回券と回数券があり、乗車前に刻印する方式。今回は、4回券(10.7ユーロ)を購入しました。回数券は、数人でシェアすることも可能です。切符に刻印をしないで乗車して検察官に見つかると罰金なのでご注意を!
11時 早速ケルン大聖堂へ
ケルン中央駅近くのホテルにチェックインを済ませたら、早速ケルン大聖堂に向かいます。向かうも何も、中央駅を出れば、目の前に大聖堂がそびえ立っているんですけれどね。
それもそのはず、ケルン大聖堂のシンボルマークとも言える2つの塔は、北の塔157.38メートル、南の塔150.38メートルもの高さがあるのです。
大聖堂の中に入ってみると、その空間の広大さに、自分が小さく感じられます・・。
ケルン大聖堂は、入場料を取っていないので、誰でも自由に入場できます。しかし、ミサ中は回廊に入ることができなくなるので要注意。
また、説明等は一切ないので、ガイドツアーに参加したほうが理解が深まるかも。今回は時間がなく参加しませんでしたが、またケルンを訪れる機会があるなら絶対参加します。
また、大聖堂の塔にも登ることができますよ〜。私たちは、大聖堂がある風景を見たかったので、別の展望台に行きましたが。こちらも時間に余裕があるなら、登ってみてみるのも良さそうです。
12時 観光案内所で情報収集
待ちきれなくてまずケルン大聖堂に入ってしまいましたが、大聖堂の近くには「観光案内所」があります。この観光案内所では、観光情報を得たりお土産を買ったりできます。ドイツでは観光案内所で地図を買う場合、有料なので気をつけてくださいね。(50セントから1ユーロくらいです。)
この観光案内所は、wifiが使いたい放題だったのがありがたかった!ケルンは、こちらの観光案内所を含め大聖堂付近の広場広域でwifiが使えます。ベルリンでは公共wifiが使える場所がかなり限られていることを考えると、ケルンはwifiにやさしい街といえます。
13時 大聖堂の前のカフェでランチ
情報収集を済ませたら、大聖堂の目の前のカフェCafe Reichardでランチタイムを!価格帯は、通常よりも少し高めで料理の量も少なめですが、カフェのテラス席からはケルン大聖堂を一望できちゃいます。
春先から秋まで、天気が良ければ是非テラス席に座って大聖堂の眺めを味わってほしい!こんな感じの写真が撮れました。
14時 旧市街をショッピング
ケルン大聖堂をたっぷり堪能したが、旧市街にも足を伸ばしてみましょ〜!通りには、バーやショップがたくさん並んでいます。
私たちが訪れた時は、休日だったのですが、昼間にもかかわらず、それぞれのバーにはすごい人だかりが・・。みんなビールを飲む飲む。
テーブルには、ビールグラスがてんこ盛りになっていました。
写真ではわかりにくいですが、このビールグラスは(ドイツにしては)珍しい0.2リットルのグラス。いつも0.5リットルのビールグラスが見慣れてきた私には小さく感じられる・・!
この小さいグラスはケルン独特なものだそう。小さめのグラスゆえに、ビールグラスがてんこ盛りになっていたんですね〜。
15時 ライン川沿いでジェラードタイム
旧市街を抜けると、ライン川を望むことができます。ライン川沿いには、ピクニックを楽しむ人々がたくさん。5月になり、ドイツは新緑が美しい時期になりました。日光浴をして気持ちよさそう〜。
私たちも、早速ジェラードを買ってピクニック気分を味わう事に。ライン川沿いにはジェラード店がいくつかあり、1スクープ1ユーロ、2スクープ2ユーロという、お手頃価格。
お好みの味を選んで、川沿いに座って、ジェラードを味わいましょう!
17時 ルードヴィヒ美術館へ
ドイツ有数の大都市だけあってケルンには見所多い美術館が幾つかあります。ローマ時代の遺跡や美術館を展示するローマ・ゲルマン博物館(Römisch-Germanisches Museum)や、中世〜19世紀の絵画を中心に展示するヴァルラーフ・リヒャルツ美術館(Wallraf-Richartz-Museum)。
私たちは今回、現代美術を中心に展示するルードヴィヒ美術館(Ludwig Museum)に行ってきました。ひとえに、友人がアンディ・ウォーホルが好きだったから訪れたのですが、展示数も多く、興味深かったです。
ピカソのコレクションを始め、前衛美術の展示が多かった。私にはさっぱり理解できない絵の前で、美術談義に花を咲かせているドイツ人もいました。
ちなみに、毎月第1木曜日は通常入場料が11ユーロのことろ、7ユーロに割引きなります!(私たちは割引価格で入場できました。やった!)
19時 ホーエンツォレルン橋を渡る
ケルンの風景で忘れてはならないのが、ホーエンツォレルン橋。橋の向こう側から見る旧市街はさぞかし美しいのであろうと期待をしながら、橋を渡ってみます。
ちなみに、この橋には、「愛の南京錠」が大量にかけられています。もうそれはそれはすごい量です。
ときに、ライン川の風景をたのしみながら、ときに南京錠に書かれた愛の言葉を盗み見ながら橋を渡っていきます。なんて甘い時間なんだろう!と思っていると、橋を超高速で自転車が駆け抜けていきます・・危ない!
この橋は自転車専用道路がないため、自転車が遠慮なく高速で走ってきます。ドイツのチャリダー(自転車に乗る人)は容赦ないので、身の安全には気をつけて下さい!
20時 ライン川堤防にて、ディナータイム
無事ホーエンツォレルン橋を渡りおえると、川辺には堤防が広がっています。ここでもドイツ人がビール瓶を片手にピクニックをしています。
それでは、ケバブとビールを買って、ディナーということにしましょう。
今回購入したビールは、ケルンご当地ビールのKölschです。このビールは、ホップが効いていて、甘め。ビールが苦手な友人も、「このビールなら飲める〜!」と嬉しそうに飲んでいました。鮮やかな黄金色が美しい。個人的にもお気に入りのビールです。
21時 ケルンの夜景を楽しむ
5月のドイツの夕暮れが始まるのは、夜の20時半過ぎ。21時頃になるとやっと、夜らしい風景になります。
ケルンは昼の風景もいいけど、ライトアップされた夜の風景もまた良い。特に、ホーエンツォレルン橋を渡り終えた地点には小さな展望ゾーンが設けられており、ここから写真を撮ると、大聖堂とホーエンツォレルン橋が1枚に収まる迫力ある写真を撮ることができます。
こんな感じ。
22時 展望台から一望!
ケルンの夜はまだ終わりません!地上からの夜景が美しければ、上空からの夜景はそれまた美しいのです!
ホーエンツォレルン橋を渡った反対側には、ケルン市街地を見渡せる展望台Köln Triangleがあります。先ほどの写真スポットで出会ったローカルの写真家の方も、「展望台には絶対行ったほうが良い!」と太鼓判を押すほど。
エレベーターで展望台の28階まであがり、展望デッキへ。ここから見下ろす風景は、息をのむほど美しい。写真を撮るのに勤しんでいる人もいましたが、ほかの人々は、風景にみとれて佇んでいる人ばかりでした。
入場料はたったの3ユーロ。これは見る価値ありです!
こうして、ケルンで過ごす夜はふけていったのでした。
ケルンどこに泊まる?
ケルン観光でおすすめの宿泊先をピックアップしてみました。
ケルンの見所は、すべてケルン中央駅〜ケルン大聖堂のあるエリアに凝縮しています。このエリアに宿泊すれば、徒歩でほぼ観光ができます。こちらは、モダンなインテリアが素敵なホテルです。
Station – Hostel for Backpackers – 好立地でお手頃価格!
もう少しお手頃な価格の場所に宿泊したい・・という方へ。ホステルですが、ドミトリーの他にダブルルームもあります。
最後に
ケルンの魅力は、ケルン大聖堂だけではなかった。ケルンは、ケルンの街自体で美しく、ビールも美味しく、あるがままの時間を過ごせる場所。
じっくり時間を取って見て回ることも可能だし、今回の私たちのように1日にぎゅっと濃縮して街を楽しむことも可能。ケルンを十分に堪能してくださいね!
ではでは。
【追記】ケルンを再訪し、観光スポットをまとめた記事を新しく書きました。こちらの記事に書ききれていない観光スポットもあるので、こちらも参考にしてみてくださいね:)