子供が欲しいけれど、キャリアも大事にしたいと悩む女性は多いのでは?
28歳の私も、その真っ只中にいます。これからのキャリアはどうしよう?いつ子供を産もう?
うーんと考え込んでしまうこともしばしば。
そんな中、先日ドイツ在住翻訳家のチカさん(@ChikaCaputh)とお茶をさせていただく機会がありました。チカさんは、翻訳家としてお仕事をしながら、ドイツで二人のお子さんを育てられています。まさに、育児経験をうまくキャリアに生かし、更に活躍の場を広げてお仕事をされています。
私は、チカさんの話を聞いて、「こんな活かし方もあるんだ!」と前向きになれました。今回は、そんなチカさんの働きかたについてご紹介します。
育児をきっかけに文系から理転
チカさんは現在通信制の英国オープン大学理学部にて、自然科学を勉強されています。そのきっかけは、「育児」だったそうです。
もともとは早稲田大学第一文学部卒の超文系だったとのこと。大学卒業後、ドイツへ留学し、翻訳家として働き始めました。ドイツ人の方とご結婚され、出産を経験された後は、しばらくは育児に専念されていたそうです。
育児に専念するといっても、仕事のことは忘れなかったチカさん。育児中にも、仕事に活かせるよう、新しいことを吸収するように心がけていたそう。
チカさん「子供たちって、科学の実験とか好きじゃないですか。子供たちのためにやる実験から、自分も学ぼうと思って、興味を持ってやるようにしてました。」
お子さんたちの興味に付き合って科学の実験を始めたことから、さらに学びへ意欲をかき立てさせ、通信制の大学で自然科学を勉強されるようになったそうです。
そうして、育児の経験をきっかけに新しい分野について学び、自分の糧にされたのです。今では、ご自身のブログ「Sci-Tech-Germany」で情報発信をされたり、お仕事の幅を広げていらっしゃいます。
「育児期間はキャリアの中でブランク期間になってしまうのでは・・」と考えてしまう20代後半女子は私だけではないはずです。「育児中期間を、自分の中での学びの時間」に当てたチカさんの育児への取り組み方をみると、育児中に学べること・キャリアアップにつなげることだって不可能ではないと思えますよね。
人生には、無駄な時間はない。時間をどう使うかが重要なのです。
イヤイヤやる仕事より、学びを取る
チカさんの育児への向き合い方は、仕事への向き合い方にも表れています。
チカさん「やりたくない仕事をイヤイヤやるくらいなら、その時間を勉強する時間に当てて、やりたい仕事をやるための糧にしたいと思っている。」
それともやりたい仕事を減らして、その時間を勉強に当ててやりたい仕事をするための糧にするのか、と長い目で考えることができれば、ただ目の前のやりたくない仕事を延々とやるよりも先につながることは間違いないはずです。
イヤイヤと仕事をすれば、それはお金になるかもしれません。でも、その仕事からやりがいと学びがなければ、意外と得られるものって少ないですよね。それは時間の切り売りで終わってしまいます。
それよりだったら、その同じ時間を使って、新しい事を学び、ひとつステップアップを狙う。そうすれば、そのために使った時間は、自分の知識となり、そしてそれが新しい仕事につなげてくれる、というわけです。
時間も、仕事も、向き合い方で、使い方が全然違ってくるのだな、とチカさんの話を聞いてつくづく思いました。
【まとめ】育児経験をキャリアに活かそう!
今後子供が欲しいと思っている女性にとって、チカさんの考え方・働き方はとても良い気づきを与えてくれます。私も、近い将来子育てをするにあたって(まだ未定ですが・・)、育児から得られる経験を仕事にも存分に活かしていきたい、と思いました。何事も学ぶこと、自分の経験に活かそうとする前向きな姿勢が重要なのではないでしょうか。
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チカさんのブログ「Sci-Tech-Germany」では、ドイツのテクノロジーやサイエンスについて紹介されてます。私のお気に入りは、通信大学での勉強について書かれた記事。いろんな学び方があるんだなあと考えさせられました。
文系出身のチカさんだけに、私のような超文系の人間でもわかりやすく書いてくださってるのが嬉しいです!科学系は苦手・・という文系の方も要チェックです。