ヨーロッパでは地理的に、新鮮で美味しいチーズがどこでも手に入ります。日本では、どうしてもコストが上乗せされるため、ヨーロッパからの輸入チーズは特にお高め。
そして、輸入されるため、ヨーロッパの本当に美味しいチーズが入ってきていないことがしばしばあります。その理由は簡単。日本人が、美味しいお米は自国で消費するように、美味しいヨーロッパ産のチーズは、ヨーロッパで消費されるのです。
ベルリンで開かれたチーズフェスティバルで、ヨーロッパに住んで新鮮なチーズを味わうという醍醐味を味わってきました。
チーズマーケットは大盛況!
不定期開催ベルリン最大級のチーズマーケット。私は11月第1日曜日に開催されたものに行ってきました。日曜日は、どこのお店も閉まっているからなのか、それとも皆チーズが大好きだからなのか、マーケットは溢れんばかりの人でした。ベルリンは首都の割に人口密集度が低めなので、これだけの人が1箇所に集まるのは珍しいのです。
マーケットの入り口で、入場料の2ユーロを払います。早速チーズ探検を始めます。
マーケット内には、ところ狭しとチーズのお店が並んでいます。チーズは、ドイツ産のチーズだけではなく、イタリア産やフランス産のチーズもたくさん。人々は、ワインを片手に、美味しいチーズを求めて各チーズのお店の前で、チーズの試食をし、チーズ談義に花を咲かせていました。
私も、色々とチーズを試しながら、お気に入りの味を探していきます。そこで見つけたのが、手作り感満載のチーズ。お店のお兄さんによると、イタリアのチロル地方の家庭で作られたホームメイドのチーズだそうです。乳脂肪分が抑えめに作られているとのことで、見た目とは裏腹にさっぱりとした味が特徴です。これこそ、ヨーロッパにいるからこそ食べられるチーズです。
鉄道駅を改装したマーケット
今回のチーズマーケットの会場は、西ベルリンのKreuzberg(クロイツベルク)地区にあります。今回のようにイベントが開催されない時も、飲食や食材のマーケットが開かれます。毎週木曜日の夜には、ストリートフードマーケットが開かれています。
このマーケットの建物は、もともとは鉄道駅だった建物を改装したもの。ベルリンには他にも元醸造所だった建物を改装したショッピングセンターがあったりと、古き良き建物を残そうとする姿勢が感じられます。赤レンガの外装が素敵です。
[Information]
Markthalle Neun
住所:Eisenbahnstrasse 42/43 – Pücklerstrasse 34, 10997
営業時間:火: 12:00-20:00, 木:17:00-22:00, 金:12:00-20:00, 土:10:00-18:00, 日:10:00-17:00
定休日:月、水
公式ウェブサイト
【まとめ】ヨーロッパでは新鮮なチーズを
そのため、ヨーロッパを訪れたのであれば、たくさん美味しいチーズを食べて欲しいですね。各国の美味しいチーズもあれば、隣国のチーズもいろいろな種類が手に入るはずです。ヨーロッパに住むことになったら、美味しいチーズをどんどん開拓していきましょう!私も、再度チーズの魅力に取り憑かれたので、更に美味しいチーズを求めて、開拓の旅に出たいと思います。
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世界のおいしいチーズについてはこちらの本をご参考にどうぞ。