ベルリンで公共交通機関を利用する人全てにお勧めしたいアプリがあります。それが、「BVG Ticket」。煩わしい切符購入をアプリ上で出来るのです。
改札機がないドイツは、切符の購入方法から利用方法まで、日本の公共交通機関とは異なります。
間違えた乗り方が見つかると罰金が課せられてしまうので、出来るだけ簡単に切符を購入して利用出来るのが一番。それを可能にしてくれるのが、アプリでの切符購入です。
今回は、アプリでの切符購入方法と利用方法を詳しく紹介していきます。
なぜアプリが便利か？
アプリ利用をお勧めする理由は二つあります。
１）券売機が壊れている事が多い
ベルリンの駅の券売機が壊れていること、結構あります。２台あっても１台しか動かないので、列が出来ており、切符を購入するまでに時間がかかることも・・。
２）刻印機を使わなくて良い
紙の切符を利用する場合、定期券以外は利用開始の刻印をする必要があります。この刻印機も券売機と同様、機能が怪しい事が多く、せっかく刻印しても、日時が薄ーーくしか刻印されておらず、不安な気持ちになることが。
刻印日時が読めなくても、二度押ししても、検察官に見つかったら罰金の対象になるので。アプリを使えば、この刻印機に頼らなくていいので安心なのです。
BVGのアプリをインストールする
アプリで切符を購入するには、BVGの携帯アプリが必要になります。お使いのスマートフォンで、「BVG Ticket」をインストールして下さい。
インストールしたら、支払い方法を追加しましょう。ApplePay、クレジットカード、ダイレクトデビット、PayPalに対応しています。
Google playでBVG Ticketをインストールする
BVGアプリで簡単にチケットを購入する手順
それでは、早速切符の購入手順を見ていきましょう。
アプリの「BuyTicket」という画面に行くと、購入できる切符が表示されます。ここで、購入する切符を選択。
現在地が自動的に検知されるので、今から利用する駅を選びましょう。
利用する枚数を選択します。一人で利用するなら１枚、二人で利用するなら２枚を選択。
そして、黄緑色の購入するボタンを押しましょう。
支払いが確認されると、バーコードのついた切符の画面が表示されます。これが、購入した切符です。購入した切符は、「TicketWallet」の画面から確認可能。
もし電車内で検札官が巡回してきたら、この画面を見せれば大丈夫。彼らは、持参している機械でこのバーコードを読み取ります。
通常の切符は、2時間有効ですが、乗車駅も確認されるので、乗車前に購入した方が良いです。
ベルリンの切符の種類や価格は、他の記事でまとめているので、こちらも参照してみてください。
ベルリンの公共交通機関を乗りこなそう！切符の買い方から乗り方まで紹介します回数券の２枚目以降の利用方法
基本的には、１枚目と同じです。アプリの画面に、現在購入してある切符が表示されるので、利用したい切符をタップします。
すると、購入した時と同様、利用する駅と利用する枚数が選択可能です。ここで、必要な情報を記載したら、切符の利用を開始する黄緑色のボタンをタップしましょう。
切符購入にモバイルデータは必要か？
地下鉄Uバーンの駅には、BVGが提供する無料WiFiがあるので、モバイルデータなしでも切符が購入できます。
一方、Sバーン、バス停、トラムの駅にはWiFiがないので、モバイルデータが必要です。
終わりに
紙の切符を使っているときは、切符を無くさないか、刻印はしっかり押されているか、電車に乗る度心配でなりませんでした。実際、紙の切符を利用していた友人が、刻印が見にくくて、検札官に怪しまれたこともあったので。
そこで、BVGのアプリを使い始めてからは、切符購入の煩わしさが一気に解消されました。電車に乗る前に簡単に切符が購入できるので、電車に乗り遅れることもありません。切符の有効時間が一目でわかるのもありがたいですしね。
観光客の方も、モバイルデータを利用するのであれば、BVGアプリを入れとくと、すぐ切符を購入できるので便利だと思います。ベルリンで公共交通機関を利用する全ての人にこのアプリはお勧めしたいです！
ではではー。