ベルギーの首都、ブリュッセル。欧州議会もあり、ヨーロッパの中心都市としても重要な都市。ベルギーとして国から成立してからまた100年と歴史は浅いですが、非常に興味深い場所でもあります。
旅行だけではなく、ビジネスとしても、何かと訪れる機会が多いであろうブリュッセル。今回は、ブリュッセル観光に必要な情報をまとめてみます。ブリュッセル滞在の参考にしてみてください!
ブリュッセル観光に必要な日数は?
ブリュッセルは、人口120万の都市。ロンドンやパリに比べると比較的コンパクトにまとまっています。歩いて、中心部を歩いて回るだけなら、1日もあれば十分見て回れます。
一方で、美術館がたくさんあるので、じっくり美術館巡りをしたいからは、追加で1日、もしくは2日あると良さそう。
ブリュッセルからは、ベルギーの他の都市に気軽に訪れることもできます。日帰り旅行先としては、ブリュージュ、ゲント、アントワープ、リエージュなどの都市があります。(もちろん1泊してもOK。私はブリュージュに行きましたが、夜景を見るために1泊してもよかったなと思いました。)
結論!
ブリュッセルだけなら、1泊2日。美術館巡りをするなら2泊3日。ベルギーの地方都市を回るなら、それに応じて、滞在期間を増やしてみてください。
ちなみに、ベルギーだけじゃなくオランダのアムテルダムやフランスのパリ、ドイツのケルンにも、高速電車を使えば比較的簡単にアクセスできます。
ブリュッセル観光に必要な予算は?
毎回この予算を書くたびに思うのですが、私が住んでいるドイツ・ベルリンの物価が安いからか、どの西ヨーロッパの都市も物価が高く感じられます。(東ヨーロッパの国々は別ですが・・)
私の肌感覚だと、ロンドン・パリよりは物価は安いけど、ドイツ(とりわけベルリン)よりは物価が高い印象。
特に、食費が結構かさみます。レストランで食事をすると、最低でも20ユーロ/一人かかります。宿泊費も同様、結構高めです。
私たちは、欧州議会のあるSchumanのエリアにあるホテルAloft Brussels Schuman EU Hotelに宿泊しました。平日に多いビジネス客の利用が少なくなる週末は、このエリアのホテルをお得な価格で利用できたりします。要チェック!
予算の目安
宿泊費
ユースホステル 1泊 2,500円〜(1ベット)
エコノミーホテル 1泊 5,000円〜(ツイン/ダブル1部屋)
中級ホテル 1泊 8,000円〜 (ツイン/ダブル1部屋)
高級ホテル 1泊 15,000円〜 (ツイン/ダブル1部屋)
食費
マーケットでの食事 1食 約400円〜(ポテトフライなど)
レストランでの食事 約 3,000円〜
ビール(25ml) 約400円〜
レストランでの食事を抑えれば、節約することも可能です。でも、ブリュッセルには美味しいレストランがたくさんあるので、外食も楽しみたいところです 😀
それでは、次にモデルコースを紹介していきますね!
1泊2日のモデルコース
ここでは、ブリュッセルに1泊2日滞在する際に押さえておきたい場所をまとめます。
グランパレス(Grand Place)
ブリュッセルの中心といえる、中央広場。市庁舎、王の家、ギルトハウスに囲まれています。ブリュッセル観光するなら、外せない、拠点となる場所。
フリーウォーキングツアーをはじめ、ツアーに参加するなら、ここが待ち合わせ場所になります。
市庁舎の向かい側にたつ王の家の中はブリュッセル市立博物館となっています。ブリュッセルに関連する展示物が中心。一番人気のあるゾーンは、「小便小僧」ゾーン。1000を超えると言われる小便小僧の衣装が飾られています。
桃太郎の衣装もありました!
小便小僧(Manneken Pis)
すでに出てきた小便小僧。小便小僧は、ベルギー出身だと知っていました?そうなんですよ!小便小僧のある噴水は、17世紀に設置されました。何度か盗まれたり、壊されたりしましたが、新しく作られるなどして、小便小僧は今も同じ位置でたち続けています。
季節やイベントブロンズで作られた小便小僧(Manneken Pis)は、世界的に人気者に。でも、デンマーク・コペンハーゲンのマーメイド像に並んで「がっかりポイント」としても有名でもあります。それは、人々が思うよりも、サイズが小さいから。
それでも、やはりブリュッセルにきたなら、一度はお目にかかりたいものです。また、時期によっては、季節やイベントに合わせた衣装をきた小便小僧君を見ることができるかも。
私が以前訪問した際は、ボジョレーヌーボー解禁日だったので、噴水の周りでワインが振舞われていました!
楽器美術館(Musical Instrument Museum)
ブリュッセルといえば、アールヌーボーの建築を多々見かけることができるかと思います。数ある中でも、特に美しいと思うのが、楽器美術館。グランパレスから王宮に向かう途中にあるのですが、その美しい曲線でなされたデザインが目を引きます。
外見だけではなく、内部の展示も面白いですよ。歴代の楽器が展示されています。
王宮(Royal Palace of Brussels)
ブリュッセルの王宮。ここに国王一家は住んでいませんが、フィリップ国王が公務を執り行っています。通常一般公開はされておらず、外から見学するのみ。夏の間だけ、一般公開されます。
ベルビュー美術館(BELvue Museum)
王宮のすぐ隣にあるベルビュー美術館。ベルギーの歴史を、模型、統計、映像をうまく駆使しながら展示されています。期待しないで行ったのに、展示の見せ方が面白くて、思ったより楽しめました。
特に目を引いたのが、このパネル。
各国の生産性を表したグラフ。日本の生産性の低さが際立ってます・・。
カンティヨン醸造所(Brasserie Cantillon)
ブリュッセルの中心部からは離れますが、ベルギービールについて学びたい(いや、ただ飲みたいだけでもOK)方にお勧めしたいのがカンティヨン醸造所。ここでは、自然醸造で作っています。
ベルギービールについてもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
アトミウム(Atomium)
さらに中心部から外れますが、行っておきたいのがアトミウム。1958年の万博時に作られた者。その名の通り、原子が元になったデザイン。未来的だと思いません?
高さ102メートルと、間近でみると、結構な大きさです。中に入ることもできます。
これらを周りつつ、バーでビールを飲んだり、カフェでワッフルを食べたり、ベルギー料理を試したりすると、ちょうど2日くらいになるかと思います。
今回紹介した場所をgoogle地図にまとめたので、参考にしてみてくださいね!
ブリュッセルでどこに泊まる?
ブリュッセルの市内中心部にある人気かつオススメの宿泊施設をまとめてみます。
Apartment XYZ Brussels
小便小僧まで300mの場所に立地するアパートメント。清潔感あふれる白色が基調となったお部屋です。
Aparthotel Adagio Brussels Grand Place
グランパレスまで450mの場所に立地するアパートメントホテル。赤をアクセントカラーとして使ったシックなデザインが素敵。
RealtyCare Flats Grand Place
グランパレスにも小便小僧も至近距離にあるこちらのホテル。モダンデザインをあしらったお部屋に泊まってみませんか?
ibis Hotel Brussels Centre Ste Catherine
チェーンホテルibis hotel。フロントデスクは24時間対応なので、深夜・早朝の到着・出発にも便利です。
ブリュッセル旅行にどうやって行く?
ブリュッセルには、個人で行った方がいいのでしょうか、パッケージツアーで行った方がいいのでしょうか。比較してみましょう。
パッケージツアー
パッケージツアーのメリットは、面倒な手続きや移動の手配を旅行会社が行ってくれるところ。現地で観光バスで移動できるので、かなり楽ですし、セキュリティの面からも安心です。
パッケージツアーは、旅行会社がまとめて手配しているので、個人手配よりもお手頃な価格で旅行できることもしばしばあります。パッケージツアーの場合、ブリュッセル単体のもの以外に、オランダやルクセンブルク、フランス周遊プランが多いようです。せっかくなら隣国に足を運んでみるのもいいですよね。
個人手配
個人手配のメリットは、旅程を好きなように組めること。パッケージツアーの場合自由時間があっても、ある程度行動が制限されてしまいますが、個人手配の場合、好きなように観光することができます。
宿泊の手配や移動の下調べは少々面倒かもしれませんが、工夫すれば、費用を抑えることもできますし、自分の好みのホテルやエリアに宿泊することも可能です。
ブリュッセル旅行を個人手配する場合、航空券の比較にスカイスキャナーを使うのが便利。航空券の所要時間と値段を比較することができます。
まとめ
ブリュッセルでは、美術鑑賞や建築巡りだけではなく、ただ街歩きをするだけでも十分に楽しめる都市です。歴史は浅いですが、現在ヨーロッパ政治の中心となっているだけあって、街は国際的であり学べることは多いです。
私は、フリーウォーキングツアーに参加したのですが、良いガイドさんに恵まれて、とても勉強になりました。他にもビールをテーマにしたものから、建築をテーマにしたものまで、色々なウォーキングツアーがあります。ウォーキングツアーに参加するのもオススメです!
ブリュッセル滞在、楽しんでくださいね!:D
ではでは。