ベルリン国際映画祭を知らない人はいないのではないでしょうか。
ヴェネツィア国際映画祭、カンヌ映画祭と合わせて世界最大映画祭と言われています。ベルリン国際映画祭は、毎年2月に開催。
ベルリン滞在中絶対「ベルリン国際映画祭に行く!」と心に決めていたものの、ここのところ部屋探しが大変すぎて、時間を作れずにいました。
そんなとき、同居人が「絶対ベルリン国際映画祭は観に行ったほうがいい!普通は観れない国の映画があって面白いから。当日であってもチケットが買える映画もあるよ。」と言われたので、20日土曜日の朝にベルリン国際映画祭の映画を観に行くことを決意。
結果的には、当日であっても十分映画を楽しめましたし、心から行ってよかった!と思っています。
そこで、今回は、ギリギリでも間に合った、ベルリン国際映画祭の楽しみ方をお送りします。
1)ベルリン国際映画祭公式アプリをゲットする
まずは、どの映画を観るか、ベルリン国際映画祭の公式HPで情報収集をします。便利なのが、ベルリン国際映画祭の公式アプリ。こちらのアプリ上で、映画の内容、上映時間、劇場のロケーション、といった基本情報を確認することができます。
また、映画の上映時間の数時間前にリマインドしてもらえる機能もあります。1日中ベルリン各地で映画が上映されているので、見たい映画を見逃さないように、リマインダーも賢く利用したいですね。
携帯アプリはオフラインでも利用可能なので、インターネットアクセスが限定される旅行者にも便利なサービスです。
2)スケジュールを考える
映画のプログラムを見て、どの映画を観るかを決めます。朝から晩まで各地で映画が上映されているので、数本の映画をはしごしてもよし、気になる映画にしぼって観に行ってもよし。
私たちは、ベルリン国際映画祭だからこそ観ることができるようなメジャーではない国で作られた映画を中心に探しました。そうして、イラン映画「Ejhdeha Vared Mishavad!(A Dragon Arrives!)」を観ることに決めました。
3)チケットを買う
ベルリン国際映画祭で上映される映画のチケットは、上映日の3日前の朝10時から購入可能です。コンペティション映画にいたっては、4日前から購入可能。
本当のことを言えば、ベルリン国際映画祭開催前からどの映画を観るか考えておいて、チケットを事前に買っておくのベターです。
それでも、私たちのように「そうだ!ベルリン国際映画祭へ行こう!」と思い立ち、当日映画を観に行くことも決める人も少なくないはず。あきらめなくても大丈夫です。
私たちは、上映開始時間30分前に劇場に着きましたが、チケットを購入することができました。人気の映画だと売り切れてしまっていることもあるかもしれませんが、当日でも早めに劇場に行けば、チケットが買える可能性は高いです。
また、劇場内は全席自由でした。良い座席を確保するためにも、早めに劇場に到着するようにしておいた方が良いと思います。
4)準備万端で劇場に行こう
ベルリン国際映画祭の劇場は、通常のシネコンとは違い、ポップコーンやドリンク売り場がない劇場が多いので、飲み物は自分で持参していきましょう。私は自分の水筒を持参しましたが、他の観客の方も飲み物を持参している人が多いようでした。
数本の映画をはしごするようなら、合間で食べる軽食を用意しておいてもいいかも。
5)体調は万全に
ベルリン国際映画祭には、日本映画も出品されていますが、ほとんどが外国映画です。また、英語圏以外で製作された映画も多く、そういった映画には字幕が付けられています。
英語の映画の場合は、ドイツ語字幕が、英語以外の映画の場合は英語の字幕、もしくは英語とドイツ語の字幕が付いています。
私は、英語とドイツ語の字幕が付いた映画を観ました。一つの言語だけの字幕の場合と違って、二つの言語がひとつの画面に現れるので、字幕が切り替わるのが早い・・。そのため、字幕についていくのが大変でした。
外国語の字幕で外国語の映画を観るって結構エネルギーを要します。他にも日本人っぽい方を見かけましたが、終始寝ているようでした(笑)寝てしまうことのないよう、体調は万全にして望みたいですね!せっかくのベルリン国際映画祭ですから!
6)最後の拍手で一体感を味わう
本編上映が終わると、自然と観客席から拍手が湧き上がります。ベルリン国際映画祭の醍醐味は、映画の後の盛大なる拍手にあると思います。
この一体感は、通常の映画館での映画鑑賞では味わえない特別なもの。私は、この感覚を味わえただけでも、ベルリン国際映画祭に行けてよかったなーと思っています。
7)ベルリン国際映画祭ならではの雰囲気を堪能する
映画上映後の後も、まだまだお楽しみあり。劇場によると思いますが、私たちが行った劇場ではベルリン国際映画祭のパネルが用意されており、写真撮影できるスペースが設けられていました。せっかくなので、映画俳優気分で写真をパチリ。
劇場前にはレッドカーペットが敷かれていたりと、そこかしこがベルリン国際映画祭仕様となっていました。たっぷりとベルリン国際映画祭ならではの独特の雰囲気を堪能しましょう!
来年以降も!ベルリン国際映画祭へ
いかがでしたでしょうか。ギリギリでも、ベルリン国際映画祭は十分に堪能することができました。来年以降は、もっと事前に準備して様々な映画を観に行きたいなあと思っています。毎年2月の初めに公式HPでプログラムが発表されるので、要チェックですね。
来年以降のプランの参考にしていただければと思います。ではでは。