皆さんは、空移動派ですか?陸移動派ですか?
欧州旅行の魅力は、複数国をまたいだ旅行がしやすいこと。私は、ベルリン在住という地の利を生かし、時間を見つけてはヨーロッパの国々を旅して回っています。
昨今のLCC(格安航空)躍進で、空移動を使う人が増えたのではないでしょうか。確かに、空移動はA地点からB地点に素早く手軽に移動するには非常に便利です。
でも陸移動にしかない魅力もあるんです。陸移動なら、A地点からB地点の風景の移り変わりを目にしながら移動することができます。
例えば、ベルリンからプラハの間には、東ドイツ第2の都市ドレスデンがあり、そしてチェコの国境には美しい自然が残っています。陸移動なら、A地点からB地点の移動の間に、その風景を感じることができます。
A地点からB地点の移動の間にある魅力的な観光地へ訪れるツアーを提供し始めたのが、プラハ発のスタートアップ企業daytrip. 彼らは、観光地でのガイドもしてくれる運転手付きの輸送サービスを提供しています。移動しながら、観光ができるので一石二鳥!
今回、私はdaytripを使って、ベルリンからプラハまで、「寄り道」旅行してきました。
朝9時 ベルリンを出発
daytripのガイドJanが、車でベルリンの自宅まで迎えに来てくれました。「朝早いから、お腹空いているでしょ?」とチョコバーをくれる、小さな心配りが嬉しい。
チェコ出身のJanは、昨年一年間カナダへワーキングホリデーへ行っていたそう。ワーホリ仲間ということで、しばしワーホリ話に花が咲きます。電車やバスでの移動中って、手持ち無沙汰になりがち。
でも、ローカルのガイドが一緒なら、移動中に国や社会や文化のことをいろいろと話ができちゃいます。
あっという間に時間が過ぎ、最初の目的地に到着しました。
午前11時 Moritzburg城でシンデレラ気分
最初の目的地、Moritzburg城は、東ドイツ第二の都市ドレスデン付近にある、13世紀に建てられたお城です。私たちが訪れた日は、雪が積もっていたので、銀色世界の中にお城の黄色が映えていました。
ところで、シンデレラの映画といえば、ディズニーのアニメが有名ですが、実写版を観たことがありますか?実写版シンデレラは、ドイツとチェコで共同制作されたのですが、こちらのお城も撮影場所として使用されました。
実写版シンデレラは、「3 Nuts for Cinderella」と名付けられています。3つのナッツが、映画中で重要な役割を果たすのだそうです。
城内では実写版シンデレラの展示が行われていました。展示内容も、3つのナッツを用い、面白い仕掛けが施されていました。
遊び終わったら、ヘーゼルナッツを返却できるようになっていました。シンデレラの展示以外にも、お城っぽい部屋もありましたよ。鹿の剥製がいっぱい・・!
お城を満喫した後は、次の観光地へ向かいました。
午後1時 Basteiで美しい景色に息を飲む
次の目的地は、景勝地「Bastei」。Moritzburg城から、車で1時間程のところに位置するザクセンスイス国立公園の中にあります。
チェコへと流れ込むエルベ川沿いに、岩がそびえ立っています。この岩石群は、100万年以上前に水の侵食でこの景色が形成されたそう。
あっと息を飲む美しさとはこのこと。雪化粧が、その景色の美しさをさらに引き立ててくれていました。
緑が映える、春から秋にかけての時期も、美しい景色が望めること間違い無し。ここは、また違う時期に訪れたいなあ。
午後5時 プラハへ到着
Bastei観光を終え、車でプラハへ向かいます。1時間半程度で、チェコ共和国の首都、プラハに到着しました。
ベルリンからプラハへの「寄り道」旅行の総走行距離は、576km。車に乗っていた時間は、計7時間でした。
ベルリンからプラハまで直行してしまったら、これらの見れない風景は見ることができませんでした。目的地へ移動しながら、2つもの観光名所を観れるなんて、素晴らしいですよね。
ヨーロッパ旅行で、電車やバス移動の代わりに、観光しながらの「寄り道」旅行を利用してみるのはいかがでしょう。
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daytripのウェブサイトはこちら。東ヨーロッパの国々を中心にサービスを展開しています。穴場の観光地が見つかるかも?
Thank you to daytrip for your invitation of press trip. The opinions expressed here are my own.
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