出産後、育児のためにレンタルした電化製品が二つあります。それは、赤ちゃんの体重を測るためのベビースケールと、搾乳するための電動搾乳機です。
ドイツでは、ベビースケールと電動搾乳機を薬局(Apotheke)でレンタルすることができます。いずれも購入するには決して安いものではないので、レンタルできたのは便利でした。
ベビースケールと電動搾乳機、それぞれの使用用途と、レンタルする方法を詳しく紹介していきます。
ベビースケールの使用場面
ベビースケールは、赤ちゃんの体重計のこと。通常大人が利用する体重計では、赤ちゃんの小さな体重の変化まで測れないので、ベビースケールを利用します。
私は、母乳育児をしているので、授乳前後の体重の変化を見てどのくらい飲めているのかを知る為に、ベビースケールを利用しました。また、毎日同じ時間に体重を測ると、体重がちゃんと増えているのかも確認することができます。
ベビースケールで赤ちゃんの体重を測る際、ベビースケールの台の部分に赤ちゃんを寝かせます。私は、寝かせる時に頭を軽くぶつけてしまい、息子が泣いてしまったので、体重を測る時は気をつけるようにしてください。
ベビースケールのレンタルは必須ではなく、必要だと感じたらレンタルすると良いと思います。レンタルしない場合は、小児検診で体重測定があるので、その際に体重を知ることが可能です。
電動搾乳機の使用場面
母乳育児する場合にあると便利なのが、電動搾乳機です。母乳は絞れば絞るほど作られます。新生児の赤ちゃんは、おっぱいをまだうまく吸えないので、授乳とは別に搾乳するようにすると、安定して母乳が作られるようになるはず。
私は、出産してから初乳がなかなかでなくて悩んだのですが、息子におっぱいを吸ってもらい、その後に搾乳をするようにしていたら、初乳がやっと出始めました。授乳と搾乳を続けたおかげで、母乳が安定して出ています。
手動の搾乳機もありますが、手で絞るのはなかなか重労働、かつ時間もかかります。効率よく搾乳するには電動搾乳機が一番です。購入するとなると電動搾乳機は高額ですが、レンタルすれば大きな金銭的負担なく利用することができます。
薬局でレンタルできる電動搾乳機は、メデラ社のシンフォニーです。
レンタルする方法
ベビースケールと電動搾乳機は、薬局(Apotheke)で貸し出ししています。全ての薬局に在庫があるわけではないので、レンタルしたい場合は、薬局に電話して在庫があるかまず確認しましょう。
私が電動搾乳機を借りる為にとある薬局に電話した際は、最後の一台だったので、電話した当日に取りに行く約束で予約させてもらいました。
レンタル時に必要なもの
ー保証金(電動搾乳機は100ユーロ、ベビースケールは50ユーロでした。薬局によって保証金の額は違います。)
ー身分証明書(パスポート)
ー処方箋(Rezeptがあると、レンタル料金が保険でカバーされます。電動搾乳機には利用可能ですが、ベビースケールは適用外です。)
レンタル料金
レンタル料金は、薬局によって違ってきます。電動搾乳機は1日1ユーロから3ユーロ、ベビースケールは1日1ユーロから1.5ユーロくらいが相場です。
レンタル料金、意外とお手頃ですよね!そのため、結構利用している人も多いと思われるので、レンタルの際に薬局への事前在庫確認は欠かせません。
注意事項
ベビースケールも電動搾乳機も、結構大きく、重いです。産後6週間は重いものを持つのは控えるべきなので、できれば産後の女性は、助けを借りて運ぶようにしてください。
終わりに
育児にあると便利なベビースケールと電動搾乳機。街中にある薬局でレンタルできるので、気軽に利用できるのではないでしょうか。
私も、出産後数ヶ月はベビースケールと電動搾乳機にかなりお世話になりました。皆さんもうまく活用してくださいね!
ではでは。