スペイン旅行では、マドリードに数日滞在する予定の方も多いのではないでしょうか。私はマドリードも好きなんですが、マドリードに訪問した際は時間が許す限り日帰り旅行も楽しんでもらいたいなあと思います。なぜなら、マドリードの付近には素敵なお城や歴史的にも重要な町がたくさんあるから。
その中のひとつが、アランフェスです。マドリードからは電車やバスで50分と、とってもアクセスの良いところにあります。マドリードと違って、小さな町なので、大都市と町との違った雰囲気を味わうこともできるでしょう。今回は、マドリードからアランフェスへの日帰り旅行のススメを書いていきます!
アランフェスの見どころ
アランフエスは、2001年に文化的景観がユネスコの世界遺産として登録されました。見どころは主に下記の3つ。
1)アランフェス宮殿(Palacio Real de Aranjuez)
アランフェス観光の中心は、アランフェス宮殿です。淡いピンクの外観が可愛らしいですよね。
この宮殿は、16世紀にフェリペ二世が着工し始めました。17世紀には2度ほど大火に見舞われましたが、18世紀には現在の基本形が出来上がりました。
国王の部屋と王妃の部屋とに分かれており、デザインもロココ調、中国調、アラブ調と豊かです。とても素敵なので、是非中に入って見学してみてください!私は、アラブ調の部屋が一番お気に入りでした。日本語のオーディオガイドもありますし、スペイン語ならガイドツアーもありますよ。
2)庭園(Jardín )
アランフェス宮殿に隣接して、広大な庭園が広がっています。そのデザインは、ベルサイユ宮殿の庭園をモチーフとしており、自然を生かしたデザインが特徴です。
ふんだんに水(噴水)が置かれており、春から秋にかけては散歩するには最適な場所。私は冬に訪れたので、良い状況は見逃してしまいました。是非素敵な庭園を味わいに行ってみてくださいねー。庭園は、入園無料です。
3)旧市街
アランフェスは、街自体がユネスコの世界遺産に登録されているように、街自体が重要な場所です。こじんまりとしていながらも、雰囲気があります。
アランフェス宮殿の周りは、観光客向けのレストランが多いのですが、旧市街のマーケット付近に行くと、ローカルの人がバルでワイワイやっている姿も見ることができるかと思います!
アランフェス何を食べる?
アランフェスの名物は、アスパラガス(Los espárragos)とイチゴ(La fresa)です。アランフェスならではのものが食べたい場合は、アスパラガスかイチゴのスイーツを食べると良いでしょう。
アランフェスの街内にはレストランは多々ありますが、アランフェス宮殿近くは観光客向けのレストランが多いです。ローカルっぽく食事したいなら、アバストス市場(Mercado de Abastos)に行ってみましょう。市場内にあるレストランPatio del Mercadoは、お得な価格で、味も美味しかったです。ランチ時にはセットメニューMenu el diaも用意されていますよー!
アランフェスにどうやって行く?
アランフェスの行き方は基本的に、電車・バス・車です。電車の場合、Atocha 駅もしくはChamartín駅からC3ラインの電車に乗ります。運賃は3ユーロ、所要時間は50分です。
また、5月から10月までの週末限定で、観光列車・イチゴ電車(El tren de la fresa)が運行されます。車内ではイチゴが振舞われるそうですよ!この時期にアランフェス訪問予定の方は是非試してみてください。
マドリードからアランフェス行きのバスはEstación Sur駅より15分毎に出ています。所要時間は約50分です。運賃は3.5ユーロです。
私は、今回の滞在でイチゴが食べられなかったのが心残りなので、また庭園が美しいであろう春先にでも再訪したいです。是非皆さんも、マドリード旅行の際には、アランフェスにも足を伸ばしてみてくださいね!