台北からの日帰り旅行先として人気の九份。ノスタルジックな雰囲気が魅力です。
昔、金鉱の街として栄えていましたが、一時廃れた時期もありました。映画の舞台として使われ、脚光を浴びるようになり、今に至ります。
非公式でありますが、湯婆婆の湯屋のモデルになったと言われている茶藝館・阿妹茶酒館があるのも、ここ九份。まさに、「千と千尋の神隠し」のような世界を味わうことができます。
今回は、台湾1周旅行の間に阿妹茶酒館に行ってきました。
茶藝館の仕組みもよくわからず行ったので、「なるほどー」と思うことが多かったので、料金や注文方法をまとめて紹介していきます。
台北から九份へ行く
九份は、台北から更に北へ、40kmのところにあります。台北から九份への行き方は、主に二つ。
電車とバスを併用する方法
台北駅から、台湾の在来線・台鉄を利用し、瑞芳駅まで、電車移動。瑞芳駅から、九份行きのバスがいくつか出ているので、バスの乗り換え、九份へ。
所要時間は、1時間から1時間半ほど。直通バスを利用するよりも、料金は安いです。
直通バスを利用する方法
台北中心部から九份に行く直通バスは、2本あります。1本目が、忠孝復興駅から出ている1062番線。
2本目が、西門駅から出ている965番線です。
所要時間は、道の混雑状況にもよりますが、最短で40分、通常1時間から1時間半。
私たちは、行きは電車とバスを併用して九份に来ました。瑞芳駅の老街も訪問しようと思っていたので。でも、当日は大雨が降っていたので、瑞芳駅の散策をせずにそのまま九份まで行きました。
九份から台北への帰りは、台北までの直通バスに、ほぼ待つことなく乗れたので、直通バスで快適に帰りました!
通常は、帰りのバスが非常に混み合うので、幸運だったと思います。多分、雨で早めに切り上げたからでしょうね・・。九份は、夜景も人気なので、夜に帰る予定の人は、帰りの混雑にも注意が必要です。
日帰り旅行だけど、夜景をバッチリ見たい方は、ツアーを利用した方が良さそうです。ツアーなら、帰りのバスを心配しなくていいので。
九份で阿妹茶酒館へ行く
バスを降り、少し歩くと、九份老街の入り口があります。阿妹茶酒館までは歩いて約10分。大部分にアーケードや屋根がついているので、比較的雨は防げました。
九份は、台北に比べると降雨日が多いみたいなので、雨具はしっかりと用意しておいたほうがいいです。私たちは、九份で、カッパを購入しました。
阿妹茶酒館は、老街の奥の方にあります。辿り着くまでも沢山のお店があるので、飽きませんよ。
阿妹茶酒館での流れ
ここからは、お茶を注文し、お茶を飲み、会計するまでの流れを詳しく書いていきます。
注文する
阿妹茶酒館の中に入ると、店員さんに日本語で話しかけられました。湯婆婆の効果で、日本人観光客が多いので、日本人を話す店員さんが必ずいるようです。
店内も、日本人観光客の姿がチラホラ。
席に着くと、メニューを渡されます。多くの人が、お茶の種類を選べないセットメニュー(お茶と、お茶菓子のセット)を注文するようですが、せっかくなので、一番人気のお茶を試してみました。
料金は、茶葉が700元、それに利用人数毎にお湯が100元。私たちは、二人だったので、900元でした。
結構値が張りますねー。ちなみに、お茶のセットは一人当たり300元でした。
お茶の淹れ方
お茶を注文すると、担当の店員さんが、茶葉や茶器をもって来てくれます。最初の1回は、店員さんが、説明しながら、お茶を淹れてくれました。
まず最初に、茶器をお湯で温めます。その後、茶葉にお湯を通しますが、1回目のお茶は捨てるそうです。
2回目のお茶から、飲み始めます。店員さんには、同じ茶葉で、「6回くらい飲めますからねー」言われました。でも、美味しかったし、まだ味が出たので、10回以上は飲んだと思います。
台湾のお茶と日本のお茶の違いは、香りを楽しむ器があること。
最初にお茶を飲み始める前に、細長い茶器を鼻に当てて、お茶の香りを楽しみます。
なんて優雅なお茶の楽しみ方なんだろう!と私は、感動しました。
お茶菓子も注文してみましたが、これも美味しかったです。
揚げドーナッツのようなもので、揚げたてを持って来てくれました。
お会計
たらふくお茶を飲んだら、お会計です。お支払いにクレジットカードは使えませんでした。持ち合わせの現金がギリギリだったので、少し焦りましたが。
後で知ったのですが、台湾の旅行会社KKdaysが提供する「阿妹茶酒館でお茶体験」を予約しておけば、事前にクレジットカードでお支払いし、ストレスなくお茶が楽しめるんですね。
もっと早く知っていれば、予約してから行ったのにー、と後悔。
最後にお土産が。単品で頼んだお茶と、ポストカードをもらいました。
阿妹茶酒館の写真スポット
最後に、写真スポットを。建物の雰囲気を映し出すには、反対側にある茶藝館から写真を撮ると良いです。
こちらの茶藝館は2階建なのですが、2階部分には、お茶を飲む人しか入れないので、阿妹茶酒館でお茶を飲んでしまって、「もうお茶はいいや・・」という方は、2階に上がる階段から写真撮影しましょう。
他の人の邪魔にはならないように気をつけてください。
阿妹茶酒館でお茶を飲むのにこだわらない人は、こちらの茶藝館でお茶をいただいてもいいですねー。景色も綺麗そうだったので。
最後に
1月に私たちが阿妹茶樓に訪れた時は、混んでおらず、店内に入ってすぐに席に案内してもらえました。
店内にいる間に、観光客の方が続々と来ていたので、席を確実にとっておきたいなら、「阿妹茶酒館でお茶体験」というプランを事前に予約しておいても良いのかな、と思いました。事前支払いもできますしね。
ではではー。