桜が咲くと、春だなあと思う人は多いのではないでしょうか。私もその一人。海外に住むと、桜が見れない・・とちょっと寂しく思うかもしれません。しかし、ベルリンは例外。
ベルリンには、意外なことに桜の木が所々に植えられているので春になるとお花見を楽しむことができます。
なぜベルリンに桜が?その背景には、日本人が誇れるストーリーがあるので、それも合わせて、ベルリンのお花見スポットについて紹介していきます。
ベルリンに桜が咲く理由
ベルリンに桜が植えられ始めたのは、1990年のこと。ドイツの東西統一を祝い、日本のTV局テレビ朝日が、「ドイツに桜を贈ろう」というキャンペーンを行いました。
多くの日本人がこのキャンペーンに賛同し、募金した結果、1億4千万円ものお金が集まったそうです。そうして、9000本の桜の木がベルリンとブランデンブルク近郊に植えられることになりました。
私はこの話をドイツに来てから知ったので、日本では知らない人も多いかもしれません。海を越えたドイツで、日本とドイツの友情のおかげで、桜が毎年春になると美しく咲いているんですよ。
ベルリンのお花見スポット
さて、春にベルリンにいるのであれば、9000本の桜を堪能したいところですよね!ベルリンのお花見スポットをまとめてみます。
Gärten der Welt Berlin
個人的に、最も美しい桜が見れると思うのが、ここ。Gärten der Welt Berlin とは、英語でGarden of the world.世界中の庭園が再現されています。もちろん、日本庭園もあります。ここでは、毎年4月の日曜日に桜まつりも開かれるんですよ。この桜祭りは、日本文化が好きな人も集まり、レベルの高いコスプレも目にすることもできます。
桜祭りの日は、多くの人で賑わい、入場するのにも行列が。早めに行くことをお勧めします。
Bornholmer Str.(Platz des 9. Novembers 1989)
2010年11月9日にお披露目となったPlatz des 9. Novembers 1989(1989年11月9日広場)は、もともと東西の検問所があったところ。ここにも、8本の桜の木が植えられました。
当時のパネル展示もあるので、お花見と一緒に、歴史を振り返ってみてはいかがでしょうか。
今年は少し行くのが遅かったようで、葉桜になってしまっていました。もう少し早ければ、ピンクの可愛い桜が見れたことでしょう。
他にもまだまだ桜スポットはたくさんあります。こちらの桜キャンペーンというページにまとまっているので、参考にしてベルリンの桜を探してみるのもいいかもしれませんね!
ではでは。