日本から海外に荷物を送る際、規定を超えると関税がかかってしまうことをご存知ですか?
日本国内で荷物を送る気分で海外にも同じように荷物を送ると、予想していない出費+税関手続きにかかる時間が必要になってしまう可能性があります。
また、関税がかからない範囲でも、荷物が税関に引っかかってしまうと、わざわざ税関に出向いて荷物を取りに行かないといけません。日本から荷物を送ってもらう場合や贈り物をもらう場合は、税関のことも頭に入れておいたほうが良いですよ。
かくいう私も、日本の友達が送ってくれたプレゼントが税関で足止めをくらってしまいました。そのため、ドイツで税関デビューを果たすことに。
今回は、実体験を踏まえて、ドイツの税関手続きを紹介していきます。
ある日税関から手紙が届いた
郵便受けに、封が閉じていない封筒が入っていました。「おかしいな?」と思って読んでみると、ドイツの税関からのお呼び出しでした。
日本から届いた荷物が税関でとまっているので、手続きに来なさい!とのこと。荷物の取り置き期間は荷物が税関の元に届いてから2週間で、2週間経って手続きに来ない場合は、送り主に返送すると書いてあったので、慌てて税関に行くことにしました。
ベルリンには、税関のオフィスは複数あります。私はSchönebergのオフィスに呼び出されました。
他の公的機関と違い、税関オフィスは、平日の朝6時半から夜の21時までと、対応時間が長いので、急な呼び出しでもなんとか都合がつけやすいのではないでしょうか。
私は、仕事の前にサクッと行ってきました、と言いたいところなのですが、そこまでサクッとは行きませんでした・・。
ドイツの税関デビュー
税関のオフィスに着くと、まずは受付をし、番号札を受け取る必要があります。私は朝に行きましたが、すでに6−7人ほど待合室で待っている人がいました。
受付では、税関から届いた手紙を提出します。ブログで事前に情報収集したところによると、身分証明書(パスポート)も持って行くべき、と書いてあったのですが、私の場合手続きの中で一切要求されませんでした。それでも、持っておくに越したことはないと思いますが。
受付で番号札を受け取り、順番が来るまで待合室で待ちます。私は15分ほど待ちました。自分の番号が電光掲示板に表示されたら、別室の受付カウンターへ進みます。
この受付カウンターで、税関職員が私の小包を手に待っていました。ここから、いくつかの質問を受けます。
「この小包は誰が送ったのか?」
「友達です。」
と答えたら、「その友達の名前は?」と続けて質問が。友達の名前を答えると、税関職員は小包の宛名の友達の名前と照合していました。
その後は、「小包の中身は何か?」と聞かれたので、なぜ友達が私に小包を送ってくれたのかを説明。カッターを渡されたので、その場で小包を開けて、中に入っているものをひとつひとつ一緒に確認していきます。
商用のものとみなされると関税がかかるので、私用のプレゼントであることを強調しておきました。
全てを見終わると、税関職員は「小包の中身は45ユーロ以下なので、今回は関税はかかりません。」と一言。無事友達からのプレゼントを受け取ることができました。
他のカウンターでは、関税がかからない範囲を超えた品物を受け取った人が、支払いを済ませていました。関税がかかると、その場でお支払いし、品物を受け取れるようです。
税関デビューの前に参考にさせてもらったブログ記事
ドイツへ荷物を送るなら45ユーロが目安!
日本からプレゼントが届くのは嬉しいものです。あまりに嬉しかったので、会社に着いてから友達から届いたプレゼントを同僚に自慢したくらい。
なので、この記事を読んで、ドイツに荷物を送るのは大変そうだな・・と思って、やめないでくださいね!海を超えて荷物や手紙が届くのは、本当に嬉しいものです。
しかし、45ユーロをちょっと超えた商品を送って関税がかかると、意外な出費になってしまうので、ドイツに荷物を送る場合、中身の価格は45ユーロ(約6000円)を目安にしてもらえると良いかと思います。
最後に
日本に住んでいる時、海外に住んでいる友達から贈り物が送られて来た時は、税関に呼び出されることなく、贈り物は家に郵送されて来たものです。国が違えば、税関の厳しさも違うのですね。
これからドイツに荷物を送ろうと思っている方、ドイツで海外からの荷物の受け取りをしようと思っている方の参考になれば幸いです!
ドイツで色々な経験をして、ひとつまた成長できたような気がします。
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ではでは。