ドイツ北部に位置する港湾都市、ハンブルク。ベルリンに次いで、ドイツ2番目の大都市でもあります。
実は、ハンブルクはドイツ人にとっては国内の旅行先で一番人気のある都市なのです。しかしながら、日本人にとっては、ドイツの観光地としてあまり馴染みがない都市かもしれませんね。なにせ、日本語のガイドブックにはハンブルクの情報がほとんど載っていないくらいですから。
ドイツ人に人気なだけあり、美しい港町ハンブルクは知られざる見所がたくさん。1泊2日で、ハンブルクをたっぷり観光してきたので、今回はハンブルクの楽しみ方を紹介していきます。
ハンブルク観光モデルコース
ハンブルクは大都市ですが、1泊2日でも十分に見て周れます。ドイツの首都ベルリンからバスで3時間の距離なので、ベルリン旅行に組み合わせて訪れるのも良いですね。
ハンブルクでは、ウォーキングツアーを組み合わせて観光することをオススメします。ウォーキングツアーでは、ハンブルクの歴史から社会を説明してくれつつ、ハンブルクで一番綺麗な場所を見せてくれるので。
それでは、ハンブルクおすすめの観光スポットを見ていきましょう。
1) 市庁舎(Rathaus)を見に行く
ハンブルクのランドマークは、市庁舎です。ネオルネッサン調のデザインが印象的。市長舎の前は、広場になっており、常に賑わっています。屋台も出ており、簡単な料理やビールをここで味わうことも可能です。
2) St. Michael’s Churchへ登る
ハンブルクを一望するなら、St. Michael’s Churchへ行くのがオススメ。この教会の塔の頂上まで、500段の階段を登って上がることができます。港湾都市だけあって、海と街が織りなす風景が、一望できますよ。
3) SpeicherStadtを散策する
Speicherstadt は、世界遺産に登録されている赤レンガ倉庫が立ち並ぶエリアです。1.6kmに渡って立ち並ぶ赤レンガ倉庫は、情緒あふれる雰囲気を生み出しています。
特に、夏は、海からの潮風を浴びながら散歩すると、最高に気持ちが良いこと間違いなし。
4) Altona Fish Marketの活気を味わう
港町ハンブルクですもの、もちろん魚市場があります!1700年代に建設された魚市場なので、100年以上現役で使われているのです。
魚市場は、日曜日の朝から昼過ぎまで営業。ハンブルクの人は、土曜の夜にレッドライト地区Reeperbahnで遊び、そのまま日曜日の早朝に魚市場に来てコーヒーを飲んだり朝食を食べたりするそう。
ここでは、新鮮な魚だけではなく、野菜や果物も手に入ります。
5) 新鮮な魚料理を楽しむ
ドイツ国内を旅行していると、魚料理がなかなかなくて辛い思いをするかと思います。ハンブルクでは、その心配はありません。新鮮な魚料理を出してくれるレストランがたくさんありますので。
ハンブルクには、ポルトガル人地区があり、ここには、新鮮な魚料理を取り扱うレストランが立ち並んでいます。ハンブルクでのランチやディナーには、新鮮な魚介料理は欠かせませんね!
ちなみにポルトガル人地区ということだけあって、ポルトガルで人気のスイーツ・エッグタルトもここで買えちゃいます。魚介類に舌鼓を打った後は、エッグタルトを楽しむのも良いですね。
6) 話題のElbphilharmonieを見に行く
ドイツ人に、Elbphilharmonieの話題を振ると、きっと盛り上がることに違いありません。Elbphilharmonieは、ハンブルクの港湾エリアHafenCity地区に新しくできたコンサートホールです。建設までに数年を要し、多額の税金が使われたことから、建設中から注目を浴びてきた場所です。
ガラス張りの近代的デザインが目をひく建物。コンサートホールには、特殊技術が使われ、最高の状況で音楽鑑賞ができるようにデザインされているそう。もっとElbphilharmonieについて知りたい場合は、Elbphilharmonieツアーに参加するのがおすすめです。
7) 繁華街Reeperbahnへ
ハンブルクの繁華街は、Reeperbahn。ここは、売春が合法であるレッドライト地区でもあります。レッドライト地区は、オランダのアムステルダムの飾り窓がヨーロッパでは最も有名ですが。港町ならではともいえます。
Reeperbahnは、それだけではなく、文化の発祥地でもあります。ロックミュージックの聖地とも言われており、あのBeatlesもここで演奏しました。
夜遊びには興味がないけど、文化的側面に興味がある、という方はReeperbahn地区のガイドツアーに参加してみるといいかも。私たちも、Fish marketとReeperbahnを周るガイドツアーに参加しましたが、面白かったですよ。
8) ミニチュア・ワンダーランド
ハンブルク随一の博物館といえば、ミニチュア・ワンダーランド。ここでは、鉄道や建物のミニチュアジオラマを鑑賞することができます。精巧な作りが評判で、ドイツ人からも観光客からも大人気の観光スポット。
入場制限があり、当日だと入場できないことも。私たちも入場したかったのですが、当日券が売り切れていて入ることができませんでした。
事前にチケットを予約しておくことを強くおすすめします!
9) 夜の運河クルーズ
実はハンブルクは、イタリアのベネチアよりも運河に架かる橋の数が多いって知っていました?それだけに、運河クルーズは、色々な橋を見ることができる絶好のチャンスでもあります。
夜の運河クルーズでは、ほんのりとライトアップされたハンブルクの街を存分に鑑賞することができますよ。
ハンブルクでどこに泊まる?
ハンブルクは大都市なので、公共交通機関が充実しています。駅へのアクセスが良いホテルの利用がおすすめ。運河沿いに宿泊すれば、景色も満喫できちゃいます。
ハンブルク中央駅から500メートルと好立地にたつホテル。モダンなインテリアのお部屋で快適に過ごせるはず。美味しい朝食もオプションで付けられます。Sofitel Hamburg Alter Wall
運河沿いに立つ5つ星ホテル。お部屋もベットも宿泊者の満足度が高いホテルです。
他にもAirbnbを使うという手もあります。ドイツのアパートは、天井が高く広々として開放感があり、なかなかの快適の良さです。ホテルに宿泊するよりも経済的な場合が多いのも特徴。初めてAirbnbを使う人は、クーポン利用で最初の宿泊はさらにお得に利用できちゃいますよ。
最後に
私たちは、1泊2日でハンブルクに滞在しましたが、もう少し時間があっても良かったなあと思いました。ハンブルクには植物の緑が映える夏に訪問するのがオススメ。
ガイドブックに載らないのが残念なくらい、ハンブルクは素敵な街です。ぜひ、ハンブルクへの旅行も検討してみてくださいね!
ではでは。