クリスマス前から年始までスペインに滞在しています。ブログの更新をするぞー!と意気込んでいたのですが、なんと、クリスマス・イヴに、愛用中のMacBookProが、壊れてしまったのです。
日本で購入したMacBookProであり、自宅ではない滞在先のスペインでの故障なので正直焦りました。ここ数日間、ブログ更新はお休みし、修理法を探しに奔走していたので、今回の経験から学んだことを書いていきます。
MacBookPro不調の原因は?
私のMacBookProの問題は、キーボードとトラックパッドです。ある日、クリスマスの夜に普通にパソコンを使っていたところ、急にトラックパッドが動かなくなりました。これまでも、何度かトラックパッドが使えなくなったことがあったので、このときはスタートボタンを利用して強制終了して、再起動。
起動画面が立ち上がったものの、カーソルは一向に動きません。もうがっかりです。キーボードも、動くか試してみたのですが、こちらも動きません。スタートボタンのみ、利用できました。以前も同じような問題があった際は、少し時間を置いて再起動をしたら直ったことが幾度かありました。しかし、今回は一晩寝かせておいても、一向に直る気配はなし。
「これは、本格的にやばいかも」と、冷や汗が出始めます。このときから、iPhoneを使って、同じような症状の人がいないか、対処法を探し始めました。
私と同じような問題を持っている人はいて、やはりキーボードとタッチパネルになんらかの問題があるようです。スタートボタンだけ利用できるのは、キーボードとトラックパッドとスタートボタンが違う回線となっているためだそう。ここまで調べて、スペインからでも出来る限りの対処法を施すことにしました。
海外滞在中でも出来る対処法
まず、Appleサポート内のチャットサービスを利用しました。自分のMacbookの裏側にあるシリアル番号を記入し、チャットサポートを選択すると、数分の待ち時間の後、Appleサポートの人とチャットで話す事ができます。初期の対処法として同じ方法を紹介されました。
1)PRAMリセット
何かしらMacに不具合が起こった場合、まず始めに行うようにと言われるPRAMリセット。PRAMには、ユーザー設定などの情報が記憶されており、これをリセットすることで不具合が解消されることがあるそうです。手順は下記の通り。
1.Macを終了させます。
2.電源を入れて直ぐにCommand+Option+Pキー+Rキーを同時に押します。
3.Macの起動音が鳴ったらキーを放します。
私の場合、キーボードが反応しないせいか、PRAMリセットは効果なしでした。
2)SMCリセット
PRAMリセットが駄目だったので、次にSMC(システム管理コントローラ)のリセットを紹介されました。SMCリセットは、PRAMリセットと違い、利用しているMacによってやり方が違うので、Appleで紹介されている方法を参照してみてください。
私のMacbookProの場合は下記の手順でした。
1.Macを終了する。
2.電源アダプタをコンセントに接続し、コンピュータに接続する。
3.左側のshift+control+optionキーを押しながら、電源ボタンを押す。
4.全てのキーを話、電源ボタンをもう一度押し、電源を入れる。
私の場合、電源は入りログイン画面が映るもののトラックパッドも内臓キーボードも未だに動きませんでした。
3)リカバリーモードで起動する
最後の対処法として、リカバリーモードで起動する方法を教えてもらいました。
1.Macを終了する。
2.電源ボタンを押し、command+Rキーを押し続ける。
3.リカバリーモードで起動される。
私の場合、リカバリーモードで起動されず、これも失敗に終わりました。ここまで来て、チャットサポートの担当の方も、「手は施しつくしました。あとは、店頭の技術担当者に直接見てもらうしか手はありません。」と言われてしまいました。
4)スペイン・マドリッドのApple提携店にMacbookを持ち込み
しょうがないので、店頭に持ち込むことにします。マドリッドのAppleStoreのGeneiusbarは、既に予約がいっぱいだったので、マドリッドのApple提携店universiomacに行ってみることにしました。
当日、一応訪問前日にAppleサポートから予約をしておき、当日は10分前に店頭に到着。店内には4組ほど待っている人がいました。彼らが予約をしていたのかは定かではありません・・。
先着順で対応が進み、自分達の番がやってきました。私のMacを手渡します。このときは、すぐに修理してもらえるものと思っていたのですが、そんなに物事は上手く進みませんでした。当たり前ですが・・。
まず、Macの症状を分析をし、修理の見積もり費用を出してもらい、そのあとに修理に出されるとのことでした。私の場合、スペイン滞在があと1週間を切っており、また年末年始で混み合っていることもあり、スペインで修理をしてもらうのは無理と判断。
とりあえず、症状の分析だけしてもらうことにしました。このときは、ちょっと見てもらえれば直してもらえると思っていたのです。身分証明書の番号と、連絡先を伝え、Macを置いて帰宅しました。
症状の分析には24−48時間ほど時間がかかると説明されましたが、訪問当日の夜には診断結果がメールで届きました。その診断結果によると、「トップケースの交換」が必要だそうです。
そして、私はAppleCareに加入しており、保証期間内の故障だったのですが、傷があるためにAppleCare保証対象外と言われてしまいました・・。見積もりでは、約500ユーロ(約6万円)とのこと!!スペインでは、Macを修理している時間がないので、この日はMacを持ち帰ってきました。
故障の結果・・
この記事を書いている現在はMacbookにマウスとキーボードを繋いで使用しています。使えないのがトラックパッドと内臓キーボードだけなので、とりあえず応急処置として、マウスとキーボード利用で、内臓キーボードとトラックパッドの修理までは凌ごうと思います。修理は、ベルリンのAppleGeneuisbarか、Apple提携店で行うことになるはずなので、結果はまた報告します・・。
最後に、Applecareについて。私は、スペイン・マドリッドのApple提携店では、Applecareは使えないとはねつけられてしまいましたが、通常は日本で購入したMac、Applecareでも、世界中のAppleStore・Apple提携店で対応してもらえます。
水没と破損は対象外です。私のように小さな傷でされ撥ね付けられてしまう場合もあるので、皆さん気をつけてMacbookは使ってくださいね・・!
ではでは。