札幌の中心地、札幌。北海道を数日だけで観光するのは難しいですよね・・。でも、札幌ならたったの2日で十分に満喫することができるんです。
今回、私たちは日本への一時休暇で北海道・東北を旅行して回ってきたのですが、札幌は2日で観光しました。札幌は広いけれど、1泊2日でも十分に楽しむことができるはずです。今回は、札幌旅行の思い出に加えて、札幌旅行で効率良く観光する方法をご紹介してきますねー!
1)イサム・ノグチがデザインした!モエレ沼公園
今回の札幌滞在で一番行きたかったのが、ここ、モエレ沼公園。この公園は、世界的に著名な彫刻家、イサム・ノグチが設計したのです。
イサム・ノグチは、日本人の詩人の父と、アメリカ人で作家の母との間で生まれた、日米ハーフ。幼少時代は日本で過ごし、その後フランスやアメリカで彫刻を学び、東西融合した作品を多々手がけています。
私は、日本庭園にハマった3年前から、モエレ沼公園には一度行ってみたいと思っていたのでした。(庭にハマった経緯はこちら)念願のモエレ沼公園は、広大な土地に、山や遊具エリアが設けられています。入り口の貸自転車のおばちゃんには、「徒歩では見切れないよ!」と言われたくらいの大きさ。
訪問時は、10月末だったとはいえ、かなり寒かったので、自転車は借りず、見れる範囲のところを見学しました。4月末から10月始めまでは、公園内の海の噴水が営業しています。水のパフォーマンスが時間毎に行われるとのこと。綺麗だろうなあ。
イサム・ノグチが設計した遊具がこちら。カラフルな色に、直線が際立つ遊具たち。子供たちが楽しそうに遊んでいるのが印象的でした。
春には、桜が咲き誇るそう。春や夏に行くのがオススメです。
[Information]
モエレ沼公園
住所:〒007-0011 北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
2)ラーメン横丁で味噌ラーメンを食す
札幌といったら、味噌ラーメン!ですよね。もちろん、味噌ラーメン食べてきましたよー。札幌在住の友人にオススメのラーメン店を聞いてみたところ、「普段ラーメンは食べにいかない」とのこと。地元の人はあまりラーメン食べないのかしら?それとも、たまたま?
そこで、すすき野にある「ラーメン横丁」に行ってきました。ラーメン横丁には、所狭しとラーメン店が10軒ほど立ち並んでいます。
私たちは、この通りを3往復くらいして、どの店でラーメンを食べるか決めました。どのお店も、比較的小さいので、人気店になると、少し待たなければなりません。でも、せっかく来たのだから、と満席のラーメン店で待った上で、ラーメンを食べることに。
私が注文したのは、王道「札幌味噌ラーメン」。スペイン人夫は、「味噌バターコーンラーメン」を選ぶ。私にとっては、ドイツではなかなか食べられないせいもあるのか、すごく美味しく感じられました。(ドイツにもラーメン屋さんはあるが、日本のラーメン屋さんには足元にも及ばない味・・のことがほとんど)
店内は、日本人以外にもアジア系の観光客で大賑わい。彼らは一様に、海鮮ラーメンを食べていました。海鮮ラーメン以外にも、「しじみラーメン」も。スタッフさんによると、飲んだ後の〆にオススメなのだとか。しじみだけど、あっさり(あさり)してそう!なんて。
[Information]
元祖ラーメン横丁(新ラーメン横丁もあるので、混乱しないように!)
住所:札幌市中央区南5条西3丁目6 N・グランデビル1階
3)狸小路商店街でウィンドウショッピング
ラーメン横丁の直ぐ近くには、札幌一の商店街「狸小路商店街」があります。ここは、アーケード街となっていて、雨・雪が降っても安心。冷え込む日でも、寒さをほんのすこし和らげることができます。色々なお店が立ち並んでいるので、ウィンドウショッピングに良いですよ!
4)北海道タワーで濃厚ソフトクリームを堪能!
さっぽろ雪まつりの会場となる大通り公園の端に、北海道タワーが。東京タワーやスカイツリー、ベルリンのTV塔には高さも迫力も及ばないけれど、そのこじんまりとした佇まいに、なんとなく心が和らぎます。一応、登ることもできるみたい。
北海道タワーの下にある売店には、雪印パーラーが入っています。北海道にいるなら、濃厚なアイスクリームを食べたい!と皆さん、思うところですよね?
雪印パーラーの売店では、濃厚で美味しいアイスクリームをテイクアウトで購入できます。また、併設されたカフェでは、「スノーロイヤルバニラアイスクリーム」という通常のアイスクリームの2倍の乳脂肪分が含まれたアイスも食べることができるそう。うーん、美味しそう!
5)がっかりスポット時計台の真意を確かめに行く
「がっかり観光スポット」で、いつも上位にランクインされる札幌・時計台。そのがっかりポイントの所以は、そのサイズにあります。諸処で、札幌のトレードマークとして取り扱われることが多い時計台。そのため、さぞかし大きくて立派な時計台なのだろう、とついつい思い描いてしまいます。
しかし、実際のところは、それほど大きくはなく、普通の家の2階建の大きさくらいなので、「ああ、こんなものか・・」と人々が思ってしまい、がっかりに繋がってしまうのです。
その時計台は、北海道大学の前身である札幌農学校の演舞場として造られました。「少年よ、大志を抱け」という名言を残した初代教頭・クラーク博士の構想に基づき建設されたものです。入場料200円を払えば、中も見学することができます。
[Information]
時計台
住所:札幌市中央区北1条西2丁目
開館時間:8時45分~17時10分
休館日:年始 (1月1日~1月3日)
6)北海道庁旧本庁舎で北海道の歴史を学ぶ
次は、北海道庁旧本庁舎。赤レンガの外観が素敵です。庁舎内には、展示室があり、北海道の歴史を学ぶことができます。ちなみに、無料です!
内観もまた、重厚な造りが味わえる空間となっているので、時間があるのなら、外観だけではなく内観も見学してみてください。
[Information]
北海道庁旧本庁舎
住所:札幌市中央区北3条西6丁目
開館時間: 8時45分~18時
休館日:年末年始
7)北海道大学のイチョウ並木を味わう(秋限定)
秋に札幌へ行くのなら、見逃せないのが、北海道大学のイチョウ並木。秋の時期、真っ黄色に染まったイチョウを鑑賞することができます。北海道大学主催のライトアップイベントも開催されます。
どうでしょう?綺麗でしょう?
北海道大学には、誰でも入れる博物館もありました。化石のコレクションなど見ることができるので、お時間ある方は、こちらもどうぞ。
8)白い恋人パーク!
北海道土産の大本命、「白い恋人」。実は、白い恋人って、外国人の間でもお土産として人気なんですよ。日本からシンガポールへ出張に行ったとき、シンガポール人からお土産は「白い恋人で。」とリクエストが入ったこともあったなあ。
そんな白い恋人のテーマパークが、札幌にあるんです。その外観は、まるでドイツの洋館そのもの。内部では、白い恋人の工場見学(有料)や、白い恋人作成体験(有料)があります。白い恋人が、大きな機械で、流れ作業で次々と出来上がっていくのを見るのは面白かった。工場スタッフの人が、人力で不良品をはじいていました。
白い恋人パークは、ドイツの建築物を彷彿とさせる洋館風のデザイン。夜にはライトアップされて、さらに素敵な場所になりますよー!
[Information]
白い恋人パーク
住所:北海道札幌市西区宮の沢2-2-11-36
営業時間:9:00~18:00(最終入館受付 17:00まで)
定休日:不定休
9) 北海道限定ビールCLASSICを飲む
北海道限定のビールがあるってご存知でした?私は知らなかった!そのビールは、サッポロクラシック。ホップが効いたライトな味わいでした。
通販でも購入することができるようです。北海道で飲むのが一番だろうけれど・・。でも、美味しいので、気になる方はこちらで試してみては?
どこに泊まる?
今回私たちは、トルコで出会った素敵な友人ご夫婦のご自宅に滞在させていただいたので、宿泊施設には泊まりませんでした。宿泊施設に泊まるのであれば、札幌駅近くの周辺か、地下鉄駅の周辺に宿泊するのがオススメです。札幌の地下鉄は、便利で使い易いので!
札幌旅行に便利そうな宿をピックアップしておきます。
ホテルマイステイズプレミア札幌パーク
写真提供:booking.com
温泉・サウナ付きなので、ゆっくりくつろげそうですねー!北海道産の食材を使った料理を提供するレストランも付属しています。緑を意識したデザインがステキ。
上述の狸小路商店街に位置するホテルです。札幌駅から徒歩15分、地下鉄大通り駅から徒歩5分と立地が抜群!
最後に
札幌は、豊かな自然と食の街。交通の便もよく、観光はしやすいけれど、札幌だけだと、物足りなく感じるのかも?と思いました。折角北海道まで行くのなら、他の都市や町に足を伸ばしてみると良さそう。
ではでは〜。