海外で働きたいですか?
自分の好きな国・場所で働けるようになりたいですか?
私は、子供の頃から、好きなところで働き、生活できるようになりたい!と思ってきました。今、ワーキングホリデー制度を活用させてもらって、現地企業で営業職として働くことができています。
ずっと海外で生活しようとも決めていなければ、すぐに日本に帰ろうとも思っていません。簡単にいうと、決められません。だって、何が起こるかわからないですから。
会社との契約が終わってしまうかもしれない。もしかしたら、日本で働きたいと思えるすごいオファーが入ってくるかもしれない。良いことだって、悪いことだって起こり得ます。
でも、私は、海外でもどこでもやっていける自信があります。なぜなら、ドイツに移住することで、海外で通用する人材として必要であると思われるスキルを得たからです。
そのスキル、なんだと思いますか?
よく言われるのは、語学力や専門能力ですよね。
もちろん、どちらも必要なスキルです。これらなしに、海外という大海原にでるのは、泳げないのに太平洋に飛び込むようなものです。
でも、もっと大事なスキルがあると私は思います。
それは、「柔軟性」です。
なぜ「柔軟性」が必要なのか
なぜなら、海外に住む・働くことって、予想がつかないことばかり起こるからです。海外で純日本人が働くには労働許可・滞在許可問題がつきまといます。このビザ問題は、人間性いかんせんではなく、各国の政府の意向や法律によって全てが規定されており、個々人がとやかくやってもどうにもならないものです。
折角海外で働いていても、ちょっと世界事情が変わったり、政府の意向が変わったりすれば、一瞬で滞在許可が取り下げられることだって考えられます。そんなとき、たとえ高い語学力を持っていたって、専門能力を持っていたって、国を相手にはなかなか変えられるものも変えられません。
国や規則は簡単に変えられない。そんなときこそ、自分自身が変わるべきなのです。
ひとつの国の状況が変わって、もしくは自分に合わなくなって、引き続き滞在ができなくなった。そんなとき、ぴょんと次の国や、A案からB案に移れるような人こそ、世界のどこでも通用できる人です。
例えば、ドイツで出会った友人は、ドイツ企業で正社員のポジションで働いていましたが、急にシンガポール行きを決めました。その背景には、彼女なりの理由があるのですが、その柔軟性には私もたまげました。
「この子は、きっと世界のどこでも生きていけるんだろうなあ・・。」と思いました。
ある国が好きでずっとそこに居続けたいっていうのもよくわかります。それは、母国日本なら特に。でも、今や世界がものすごいスピードで変化している中、ひとつの国のシステムに頼るのは少し怖いことのような気がします。母国日本は、ずっと母国ですが、母国日本に何かあったときに柔軟に動ける人こそ、強い。
柔軟性があれば、他の国に移ったとしても、違う仕事や生き方に変更しても、何とかやっていけるのです。柔軟性がある人こそ、世界のどこでもやっていけるのです。
海外に出たことで得た「柔軟性」という強み
私自身、今はドイツで働いていますが、ずっとここにいるつもりはありません。既に次のプランを考えていますし、ビザの状況によっては、柔軟に場所を変えていくつもり。
そして、その柔軟性こそ、日本からドイツに移住してきて得た大きな強みになっています。もし、今後どこでも生きていけるようになりたいのであれば、ひとつの国や会社にこだわり過ぎず、その都度良い選択肢を取得していけるようにするのが一番なのではないかと思います。
柔軟性を身につける上で、ドイツに移住し、困難を極めた部屋探しから辛かった仕事探しまで、もみに揉まれた経験が、今の柔軟性を培う土壌になりました。きっと、日本で守られた立場にいたら、今の自分はいなかった。
世界のどこでも通用するようになりたいのであれば、どんな場所でもやっていくという柔軟性が、一番の強みになると思います。もし、今後もっと挑戦したいと思うなら。ステージを海外に広げたいと思うなら。柔軟に動いてみても良いのではないでしょうか?
その都度自分にとって一番良い選択肢を選んでいきたいですね!