こんにちは、Ayumi(@aaayumi)です。今週から、ドイツ・ベルリンの会社で働き始めました。
私は、日系企業で1年、外資系企業で3年働いた経験があります。今までの経験と比べてみても、働き方が全然違います。特に、ここでの働き方には柔軟性が感じられます。
柔軟な働き方って一体どんなものなのか?私が、働き始めて数日で受けたカルチャーショックに基づいてご紹介します。
①何時に出社しても良い
今の会社では、出社時間が9時から9時半となっています。でも、あくまでもそれは目安。個人の都合に合わせて出社時間を調節することができます。10時に来る人もいれば、9時前に来て仕事を始めている人もいます。
私が、日本で働いていたとき、始業時間が9時でした。そして、9時から1分でも遅れる場合は、会社に遅刻の電話連絡を入れないといけませんでした。たった1分でも、ですよ?
そのため、電車を一旦降りて、わざわざ会社に電話したこともありました。このせいで、余計出社時間が遅くなることになったんですが・・。全くもって無駄だなあ、と思いながらも、渋々ルールに従っていました。
多くの日本企業が未だにこんなルールを持っているため、会社の始業時間である9時前の電車は人が溢れることになってしまっているんです。
ある程度始業時間に余裕を持たせれば、人で溢れかえっている電車に人混みを押しのけて乗る必要はありません。少しくらいの遅れなら、会社に連絡しなくても、業務時間内に効率よく働けば取り返せます。
今思い返しても、日本の「始業時間に遅れてはいけない」というルールは、意味不明だなあと思います。
②朝食が提供される
私の会社では、9時から11時までの間に、朝食が提供されます。これは、日本でも伊藤忠商事が取り入れていますね。伊藤忠商事の場合は、残業を減らし、早朝出勤を促すために導入していました。8時前に出社すると、朝食が玄関で配られるそうです。
でも、今の会社の場合は、目的がちょっと違うんです。朝食の時間には、会社のキッチンにパンやシリアルといったものが用意されます。そして、様々な部門の人が、朝食を食べにやってきます。
ここで、自然と会話が生まれてきます。私も、まだ入社して数日ですが、この朝食の時間を使って他の部門の人と話すことができました。通常の業務時間中に、他の部門の人となかなか交流を持つのは難しいものです。このように朝食は、社員の交流の場、として活用されているのです。
日本の会社で働いているときは、他の部門の人と話すことなんてほとんどなかったので、このシステムはすごく気に入っています。
③仕事中、気分を変えるために移動する
今の会社で働いて驚いたこと、それは、自分のデスク以外に移動して仕事する人が多い、ということです。会社内には、多くのミーティングルームやオープンスペースがあるのですが、自分のノートパソコンを持ってきて、そこで作業している人を多く見かけます。
自分のデスクでの作業が息詰まったら、ちょっと気分を変えて、違う場所に移動して仕事する、というイメージ。
日本で働いていた時は、外出時以外、席を離れていいのは、ミーティング時とトイレに行くとき、くらいでした。長時間席を離れると、「どこに行っていたの?」と聞かれることもしばしば。私は、その窮屈感がとっても嫌でした。監視されている気分で。
今の職場のように、上手く気分転換しながら働くことが許されれば、仕事の生産性を上げられそうです。
④音楽聞きまくり!
もう一点驚いたことがあります。それは、業務中に、皆イヤホンでおのおの好きな音楽を聞いていることです。今の会社が、平均年齢は30代前半と、比較的若い人が多いので、全てのドイツ企業に当てはまるわけではないと思いますが。
私が日本で働いていたときには、業務中に音楽を聞くなんて考えられませんでした・・。
音楽聞いているからって、仕事をダラけているわけではありません。むしろ、集中するために音楽を聞いている、という印象です。
「やることをやっていれば、(ある程度)何をやってもいい」ということなんだろうなあと思います。
最後に
日本では、仕事に取り組む姿勢、を重視していて、ドイツでは、仕事から生み出す結果を重視している、ということがわかります。だから、仕事の結果を出すため、それに必要な柔軟な働き方が認めらているのでしょう。
もっと、日本でも、このような柔軟な働き方が認められれば、無駄なルールに対するストレスも減り、仕事の生産性を上げることができるのでないでしょうか。