どうして欧州人には英語が堪能な人が多いのでしょう?でも、ドイツに住んでみて、ドイツ人は英語が上手いと言われていますが、本当に英語が堪能な人もいれば、そうではない人もいることがわかりました。様々な人と話す中で、英語の堪能な人には2つの共通項が当てはまることが見えてきました。
1)高校時代に、英語圏へ留学をしたことがある
同年代のドイツ人には英語が堪能な人が多いのですが、その中でも豊富な語彙力があったり、発音が綺麗な人は、総じて「高校時代に半年から1年」 交換留学した経験を持つ人ばかりでした。
現在はスペイン語を勉強するドイツ人Katjaちゃんは、高校時代に一年間カナダに留学していたそうです。そのおかげで、英語は不自由なく話せるようになったそう。
つい最近までシンガポールにインターンしていて中国語を勉強し始めたというドイツ人Jonasは、高校時代に半年間ニュージーランドに留学していたと言っていました。「高校時代の留学が、今の英語力に繋がっているんだね!」と私が言うと、「うん。でも、語学だけじゃなく、異文化を知ることができたのが一番大きかったかも。自然豊かなニュージーランドで過ごした時間は、今も自分の中で大きな財産だよ。そのおかげで、今も自然大好きで週末にはロープクライミングに行くんだ!」と言っていました。
高校時代の語学学習が、高い英語力に結びついているようです。私も、高校時代に3週間だけとはいえ、オーストラリアの高校に留学をしたことがあります。これは、とても良い経験でした。英語力という面では、短期だったこともあり今の英語力に直接繋がっているかは定かでないところですが、何より早い段階で異文化を知り交流を持てたことが、今の生き方や考え方に繋がっていることは確かです。
共通項2)テレビや映画を英語音声・字幕で見る
スペイン・ポルトガルを旅行して驚いたのが、ポルトガル人の英語力の高さでした。(スペイン人と比べると、特に・・笑)スペイン人は、英語を話せても、日本人の英語のようになまりが強い場合が多いのですが、ポルトガル人の英語は、流暢で、発音もクリアな場合が多く感じられました。
なぜ?と思い、出会ったポルトガル人に聞いてみました。すると、「ポルトガルは、英語圏のテレビ番組や映画が、吹き替えされることなく、そのまま放映されるんだ。だから、テレビを楽しみたいなら、英語がわかる必要があるんだ。小さい頃からその環境にあったから、自然と英語は話せるようになったよ。」と言っていました。
なるほど、確かに英語が堪能なオランダ人たちも同じようなことを言っていました。一方、スペインでは、日本と同じくテレビ番組や映画が吹き替えされて放映されているようです。どれだけ日常生活で英語に触れているかが、高い英語力に繋がっているようです。
【まとめ】英語が堪能な人の共通項2点から学べること
これらの2点から大切なのは、早い時期に英語にどっぷり浸かること、日常で英語に触れる機会を増やすこと、といえそうです。
高校をすでに卒業した人たちにとって、高校時代に戻って1年間の英語圏留学に変更することは不可能ですが、英語に触れる場面をもっと増やすことは誰にでも出来ます。確かに、「読み・書き・聞く・話す」すべてが堪能な人って、常に英語を使い、「読み・書き・聞く・話す」を行っています。英語力を上げたければ、意識的に英語に触れる環境を作っていきましょう!